ポンカン

ポンカン（椪柑、凸柑）とは、ミカン科の柑橘類の一種である。

概要

さわやかな甘みと果汁を含んだフルーツ。あまり皮は固くないので剥きやすく、みかんと同じように外の皮さえ剥けば小袋のままで食べられるので食べやすい。ただし、種があるので注意しよう（別に梅やびわのように毒性はない）。

原産地はインド、日本には明治中期の鹿児島に伝わってきたと言われている。日本の生産地は九州・四国地方だが、台湾からの輸入も多い。

特に鹿児島県の屋久島が一大産地として知られてきたが、害虫対策で出荷制限がかかることも少なくない。それゆえ、近年は販売網とブランド力を強みに愛媛県宇和島市が市場を制圧している（そのため、鹿児島は愛媛県が作れないタンカン生産を強化している）。ほかに高知県、熊本県の天草諸島や宮崎県南部、大分県、和歌山県の南紀地方、伊豆半島も特産地である。

ちなみにポンカンの｢ポン｣はインド西部の地名「Poona」が由来であり、ポン酢の｢ポン｣とは関係が無い。

関連動画

関連項目

• 柑橘類
• みかん
• 食材の一覧
• 植物の一覧