ロングスロー戦術とは、サッカーにおける戦術の一種である。
サッカーの試合中、ボールがタッチラインを越えたときにスローインをするのがルールであるが、
そのスローインを相手ペナルティエリア周辺にいる味方に向かって強く遠くに投げる戦術である。
本来スローインは近くにいる味方に向かって投げるモノであるが、遠くにいる味方に向かって正確に投げるのは決して容易ではない。しかもボールが山なりでスピードも遅くなるため、フリーキックやコーナーキックよりは相手守備陣も処理しやすく、得点には繋がりにくい。
しかし、中にはロングスローを得意としている選手もおり、戦術として積極的に実施しているチームも存在する。
イングランド・プレミアリーグに所属するチーム。そこに「ロリー・デラップ」(2007~2013)というロングスローが上手いことで有名な選手がいた。「デラップ砲」と呼ばれるそのロングスローは低弾道でスピードもあり、相手チームにとって非常に脅威であった。そのデラップ砲を多用し、格上のチームであるリヴァプールと引き分け、アーセナルには勝ち星をあげるなどの快挙を達成した。
Jリーグに所属するチーム。2024年シーズンからJ1に昇格したが、ロングスローを多用する戦術で賛否が分かれた。特に、ロングスローをする前にタオルを使ってボールを拭くのだが、その際に時間がかかったりタオルをピッチの近くに置くことによる危険性が問題視された。
高校サッカー界の超強豪校。冬の選手権では何度も優勝するなど非常に有名なチームであるが、その青森山田高校もロングスローを多用することで有名である。それが発端かは不明だが、高校サッカー界でも近年はロングスローを戦術に組み込むチームが増えた印象である。
ロングスローはルール上もちろん問題ないが、否定的な意見が挙がることも多い。
①時間がかかる。
②ボールをユニフォームやタオルで拭く姿がみっともない。
③足を使うスポーツのサッカーで手を使って勝敗に影響するのは解せない。
これらの意見が大半を占める。
今後も問題視されればスローインのルールが変わっていくかもしれない。
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最終更新:2025/01/09(木) 12:00
最終更新:2025/01/09(木) 11:00
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