制作とは (セイサクとは) [単語記事]

制作（せいさく）とは、

美術・映画・演劇・テレビ番組などの“作品”を作ること，またそれによって作られた“作品そのもの”のこと。同音異義語に「製作」、似たような意味の言葉に「作成」がある。動画を作るという意味合いの場合は，「制作」という言葉が適当であると思われる。
アニメーション制作における職種「制作進行」のこと。

アニメーション・テレビ番組における制作

アニメーションでは、制作と製作の違いはとても判り易い。

制作とは“アニメーションを実際に作る”ことを意味する。アニメのオープニングやエンディングで、「アニメーション制作」としてクレジットされているスタジオがアニメーションを作っている。ちなみに、外注によって制作に協力した場合は「制作協力」としてクレジットされる。

また、テレビ番組においては「作る」側が「制作」、「作るためにお金を出す」側が製作といえるのである。テレビ番組はスタッフ自身が出資するわけではないので、テレビ局の方が「製作著作」、プロデューサーは「制作」と表現される（一部の放送局ではテレビ局側にも「制作著作」と表現する場合がある）。スタッフロールでは1990年代前半頃まではチーフプロデューサーのことを「制作」と表記されることが多かったが、近年では「制作」の表現が用いられることは少なくなり、「チーフプロデューサー」と表記されることの方が多い。NHKの場合は「制作統括」と表記され、肩書きとして「チーフプロデューサー」と呼ばれる。著作権侵害によって動画の削除を申請することは、この制作側、製作側の両方が可能のようだ。