品田拓海とは、『デリシャスパーティ♡プリキュア』の登場人物である。CV:内田雄馬
和実ゆいの幼なじみの少年で、しんせん中学校の3年生。誕生日は11月3日(調味料の日)。家業はゆいの家であるなごみ亭の隣でゲストハウスの「福あん」を経営。父の門平(CV:池田鉄洋)はゆいの父ひかるとともに漁に出ており、母のあん(CV:大西沙織)は福あんの管理人をしつつ、なごみ亭の店員もしている。しかしこんなお母さんがいる拓海がうらやましいぞ。ママンから「たっくん」って呼ばれてるしさあ。
しかも両親が結ばれたきっかけは20年前、当時19歳の門平が行き倒れているところを23歳のあんに助けられ、そのお礼でそのままゲストハウスで住み込みで働くようになり、さらにそのまま別れることができずにゴールインしたという。なので39歳の門平も43歳の姉さん女房のあんも未だに息子が当惑するレベルでラブラブなご夫婦であった。色んな意味でごちそうさまです。
普段はぶっきらぼうな態度を取りがちだが、その実ゆいのことをほのかに思っていたりする。しかし当のゆいが色気よりも食い気であるためか、その想いもなかなか通じない。割引券を持ってハンバーガーダイナーに一緒に行こうと誘おうとするも、華麗にスルーされたり。頑張れ拓海、めげるな拓海。
その反面、面倒見は良く、例えば買い物に出かけたはいいが迷子になってしまったコメコメを保護し届けた、という一面もあったりする。またゆいも認めるほどに料理の腕前はかなりのものがある。
だが、福あんに厄介になっているローズマリーについて何らかの疑問を抱く。ローズマリーは「どこかで会ったかしら?」と疑問に思うも、拓海も「さぁ?」と返すだけ。ゆいたちがローズマリーと行動を共にしていることが多いことに拓海は疑問を抱くだけでなく、ローズマリーがデリシャスフィールドを展開する場面も目撃してしまう。
そして、「ゆいがローズマリーに巻き込まれているのでは」と、遂にはデリシャスフィールドの中に入り、プリキュアたちがジェントルーを救うための戦いの一部始終を目撃することに。拓海は何らかの決意をしたようなのだが、その時彼の手にはクッキングダムの紋章が入った小箱が。一体これが意味することとは?
拓海はゆいが自らの意志でプリキュアとして戦っていることを知る。そんな彼がある一つの決断をする。
ある時の戦いでプリキュアたちが劣勢に立たされる中、颯爽と現れた一つの影。白いコスチュームとマントに身を包み、被る帽子にはデリシャストーン。彼こそ早々にキービジュアルやOPで登場していたクックファイター・ブラックペッパーであった(正確にはクックファイターは相当な訓練を積んだ上でなることができる職業なのでブラックペッパーは正式なファイターではないのだが)。はいそこ白いのにブラックペッパーってとか思わない。黒胡椒はまた完熟する前の実を乾燥させた物なのである意味名前にあっているのですよ。拓海が胡椒かけるの好きだってのもあるけど。とは言っても微妙に長いからか、らんらん提唱の「ブラペ」という呼び方がプリキュアたちの中で定着してしまっている。
当初の段階では劇中では正体はバレてないとは言え、それでも前話からの状況証拠で正体が拓海なのは確定的に明らかである。声も一緒だしエンドカードも察しろと言わん状況だし、そもそも公式サイトでバラしちゃってるし。それどころかバレないようにするために口調をあえて変えているけれども、時々素の拓海が出たりするもんだからやや心配にはなる。
拓海がどうしてこのような姿をとることができるのかは理由がある。それは1年前、門平が漁に出るときのこと。彼が落とした例の小箱に拓海が触れた途端、中のデリシャストーンが反応する。この時門平は拓海がデリシャストーンに選ばれたこと、クッキングダムの存在やデリシャストーンの真実を教え、さらに母もこのことを知っていることを告げ、小箱ごと託したのだった。
「その力はおいそれと使ってはいけない」と言われた拓海だったが、「ゆいを守るため」と自らクローゼットに衣装を用意して備えていた(もしかすると親父さんのお下がりをお母さんが仕立て直したのかもしれないけど)。本人は「これを着るのもなあ」とは言っていたが。名乗るときも咄嗟に思いついたようなのもあってか恥ずかしがってたし。
どうやら設定上プリキュアのように変身するのではなく、デリシャストーンに収納した衣装を取り出して着替えてイメージのようで(なので変身バンクもない)、デリシャスフィールドのどこかに隠れていそいそと着替えていると思うとなかなか滑稽な光景なのかもしれない。もっとも正体がゆいたちにばれた時に変身した際は蒸着という感じだったが。
ということで、一連の発言から門平はクッキングダム出身の人物である事が判明、つまり拓海は異世界人の父と現実世界の母との間に生まれたハーフということになる。よくよく名前を見れば「しなだもんぺい」略して「シナモン」でローズマリーなどと同様ハーブ由来の名前になる。ローズマリーとシナモン、そしてフェンネルはジンジャー門下の兄弟弟子の関係にあった。
だが「シナモンはかつてレシピボンを盗み出した」という疑惑がもたれていたようである。この為シナモンはクッキングダムから追われるようにおいしーなタウンにやってきたようなものであり、事情を聞かされたあんも拓海もシナモンを守るため彼の正体については秘匿していたのだった。
しかしジェントルーだったあまねによれば「その時に盗んだのもブンドル団だったと聞かされていた」という。冤罪疑惑が浮上しフェンネルも話を聞いて驚き、20年前のジンジャーもやはりシナモンは誰かにはめられたと考えていたが、果たして真相は……?
戦闘能力としてはプリキュアにやや劣るとは言え肉弾戦が可能なほか、手から光弾を発射することができ、またマントによって飛んだりバスターシールド攻撃をはねのけることが可能。22話では「ブラペにも技欲しいよね」という現場の意見を反映して、回転させたエネルギーを足先に纏わせて蹴り放つペッパーミルスピンキックも出している。ちなみに「プレシャスがパンチだからブラペはキックだな」となった模様。
これまでのシリーズにおいて男子キャラは基本サポート役で、変身して戦いに関わるときもスポット的な扱いだった。それが今回のブラックペッパーではこれまでの不文律が崩され、レギュラー的に扱われることになる。また、「少女戦士をサポートする仮面の人物」から、先輩作品である『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面こと地場衛を連想した人も多い。
※ちなみに2022年6月24日に行われた東映アニメーションの株主総会での質疑応答において、シリーズの産みの親、鷲尾天執行役員がブラックペッパーについて「新しい試み」と言及したとのこと。また同年9月18日放送の『声優パーク建設計画メタバース部』では、ゆい役の菱川花菜も「男の子版プリキュア」という認識を持っていることが分かっている。
で、最初の発表時点で拓海が発表されるとともにキービジュアルで見せた仮面の少年の姿がほぼ拓海であることからいろいろと感づく大きいお友達は多く、「お前品田だろ!」「一体何田誰海なんだ・・・」的なことを言われたり、先のタキシード仮面の事もあり正式名称発表前から仮称で「品田仮面」「拓海仮面」「タクミード仮面」などと呼ばれていた。
もっとも、キュアヤムヤムやこの後に控えているキュアフィナーレ同様、例の不正アクセス事件が無ければもう少し早く(5月中あたりとか)にその姿を見せていたのかも知れないが。しかしながら、ジェントルーに続いてまさかのぬいぐるみが登場前日の6月11日に発売。この辺はうまく時期があったのか、あるいは調整をかけたのかもしれない。
また、これにあわせたか、プリティストアでも梅雨時をイメージしたゆいたち&拓海のグッズも発売されたのだが、なんと肝心要のゆいたちプリキュア3人娘を差し置いて拓海のグッズが各店舗いずれも早々に完売するという事態に。さらにブルジュラのアクリルスタンド第2弾にもプリキュア3人・ローズマリー・ジェントルーと共にブラックペッパーがラインナップされると、こちらもAmazonで発売開始した途端直ちに在庫切れ、第3弾で拓海が入ればこちらも追加戦士のあまね/フィナーレがいるのにブルジュラ公式ストア・テレアサショップ東京駅店共に在庫切れになるなど、ファンが相当数いることが明らかとなった。
なお、プリキュアショーには未登場ではあるものの、ドリームステージや感謝祭のショーではブラックペッパーとして登場する。で、感謝祭の時には強制召喚される形で姿を見せるのだが、この時
「おいしい笑顔は私が守る!」と、名乗り口上を披露していたりする。
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最終更新:2025/04/15(火) 07:00
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