堀川くんとは、テレビアニメ「サザエさん」に登場する人物である。2023年3月現在の声優は小林さやか(波野タイコと兼役)。
※他の「堀川くん」については記事「堀川」を参照。
現在小学3年生、磯野ワカメと同じクラスの生徒である。ワカメの友達?として登場するキャラとしては唯一の男子である。(女子ではすずこちゃん、みゆきちゃんがいる)。教室の席はワカメの隣である。下の名前は不明。
そしてサザエさん公式ホームページのキャラクター紹介では、彼をこう紹介している。
2010年代半ば頃からおかしな行動が顕著に現れ始め、彼の発想や勘違いを中心に話が進行する事が珍しくなくなり、2023年現在では、彼の登場=騒動フラグとなる事が当たり前となっている。
以下、近年堀川くんが起こした出来事をまとめる。
花沢さんの父ちゃんが酔った勢いで買った中古ラーメン屋台が一時的に磯野家の庭に。堀川は面白がってスケッチにくる。ワカメに挨拶せず庭へ直行。
ラーメン屋台の買い手(店主の息子)が見つかり、屋台は磯野家からなくなる。でも堀川は「屋台が帰るのを待つ」と言い庭に来る。
フネ「屋台はもう帰ってこないわよ」
堀川「えー、まだ描きかけなのに」
「簡単なところから描こうと思って」
サザエの苗字がフグ田である事を今更知って驚き、親戚のおじさんにもらった手帳に書く。堀川曰く「書く事がなくて」。更にお姉さんを「お柿さん」と書き間違え、カツオに指摘される。
堀川「そんな事をしたら手帳が泣きます」
ミシン目入りのページを破きたいためにわざわざ手間のかかるやり方をしたようだ。
手帳に「宿題がある」と書いたのに、手帳に書いた事を忘れて、宿題を忘れる。
手帳をなくし、本気で落ち込む。
カツオ「手帳がなくても生きていけるよ」
堀川「でも、手帳は僕がいないと生きていけないかもしれません」
手帳に自分の住所と名前を書いていなかったものの、ワカメの電話番号が書かれていた為に、磯野家経由で手元に戻ってきた。
堀川「他に書く事もないし」他人の電話番号よりも自宅の電話番号を書け。
テストで7点取ったカツオが家出する話。中島と花沢さんと早川さんがカツオを捜索し、その過程で堀川の自宅が登場。
堀川「疲れて眠くなっちゃったから」
中島「それで何時まで寝るの」
堀川「起こされるまでです」
堀川は家に上がらず帰った3人をみて不思議に思い、磯野家に電話した。
ワカメ「えーーーっ!」
心配はしてくれてたようだ。
サザエがバーゲンで大量に買い物するが、両手で持ちきれず商品を口でくわえながら店を出る。その帰りに堀川くんと偶然会い、口で持っていた分を家まで持ってもらう。サザエが美味しいパンをたくさん買ったため、堀川くんは磯野宅に上がって一緒にパンを食べることになる。
何のパンを食べたいかを聞かれると、
「僕はメロンパン以外なら何でもいいです。」
「メロンパンは嘘つきだから嫌いです。」
「あんパンはあんこが入っているし、クリームパンはクリームが入っています。でも、メロンパンにはメロンが入っていません。反省してほしいです。」
と話す。
堀川くんが帰宅後の夕食時、波平とマスオ、フネは堀川くんの主張は鋭いと感心し、波平はサザエも幼少時に「パン屋のおじさんがメロンパンにメロンを入れ忘れている」と言っていたことを家族に明かす。カツオとタラオは「堀川くんと同じ!」と喜ぶが、ワカメは「鋭くなんかないわ。喜ばないで!」と否定する。
翌日、堀川くんは「サザエがメロンパン仲間」だとタラオから聞いたことで、磯野家の軒先で待ち伏せし、「僕、感激しました! お姉さんが僕と同じ事を考えていたなんて夢みたいです!」と言って買い物をするサザエに付き添う (タラオ付きで)。「どんどん買ってください! お持ちしますから。」「もう一箱持てますけど! せっかく来たんですから!」とサザエを催促して、洗剤を1箱余分に買わせる。買い物帰りにワカメと会ったときには、サザエのことを「メロンパン仲間ですから!」と言った。
堀川くんは翌日もサザエ宅を訪れるが、その用件は「今日は都合が悪くて買い物に付き添えない」ことをサザエに伝えにきただけだった。その夕方、話を聞いた波平は律儀だと感心するが、ワカメは「ほんとに疲れるんだから」と否定的。
そうしているとマスオが、材料にメロンを使った「正直者のメロンパン」をお土産に買ってきて、堀川くんを連れて帰宅する。堀川くんはマスオと偶然ばったり会って連れられてきた。
堀川くんは「嘘つきじゃないメロンパンもあったんですねぇ~!」と言いながら突然メロンパンを1つ素手で手に取る (メロンパンは4つあり、その場には堀川くんを含めて8人いた) 。しかし「でも無理してるみたいです。いくら頑張っても本物のメロンにはなれないからです。」と悲しそうにする。堀川くんはメロンパンを持ち帰り、磯野家は夕食が近いため食後に食べることになった。
後日、サザエが堀川くんに電話して「正直者のメロンパン」がどうだったか聞かれると、
「よくわからなくて……僕、本物のメロンってあんまり食べたことがないんです。」
と話す。
さらに後日、サザエが近所のパン屋を通りかかると、堀川くんのお母さんが店から出るのが見えた。タラオがメロンパンが食べたいというので入店するが、今の客で売り切れたという。場面は変わって堀川くんの家では、堀川くんが「嘘つきだけど、おいしい~!」と言いながらおいしそうにメロンパンを頬張っていた。
放送50周年記念スペシャルで放送された、江戸時代の芝居小屋を舞台にした外伝長編。
盗みの常習犯 堀吉(ほりきち)として登場。
働くのが嫌になり、ただで3食食べる為にわざと牢屋に入る。
「やっと幸せを掴めます!」
堀川「ワカメちゃんが12時に星を見たって聞いたんで、僕昼間の星を見るの初めてなんです」
サザエ「堀川くん、12時というのは、夜中の12時の事なのよ」
カツオが、花沢さんがなくした小銭入れを探して川に入り風邪を引く。
どうしろというのか。
お礼には「おたまじゃくし」が欲しいらしい。
波平が、和菓子屋に「おじいちゃん」呼ばわりされて傷つき、ワカメも傷ついた。
「父親には2つタイプがあるんだ。お父さんとパパ。かおりちゃんや早川さんの父親はパパ。僕達や花沢さんの父親はお父さん。うちのお父さんをパパって呼ぶのは似合わないだろ。でもお父さんと呼べる貫禄はある。」
「ワカメがおじいちゃんと歩いている」と言っていた子の話を信じてやってきていた。(おじいちゃんではなく波平)彼の手には一冊のノートが。
堀川「ワカメちゃんのおじいちゃんのサインをもらおうと思って」
ワカメ「また変な事言ってる!」
〜この間、新型コロナウイルスの流行により、新作制作が一時中断される。〜
代替として上記の「ホリカワくんの手帳」「カツオのいない磯野家」等が再放送された。
風呂敷を干しているサザエに(空き巣注意のポスターに唐草模様の風呂敷が描かれているからという理由で)「早く取り込んだほうがいいですよ。うちは泥棒ですって宣伝しているようなもんです」と放つ。
翌日、磯野家に来ていたノリスケを「空き巣みたいな男」「怪しい男」呼ばわりする。本人を目の前に「空き巣のポスターの絵にそっくり」と言い、ワカメに呆れられる。
タラオ「しつれいです!」
更に翌日、田舎のおばあちゃんがくれたカルタに、おめでたい意味での唐草模様が使われている事を知り、磯野一家に見せに来る。ワカメは顔を合わせたくない為に居留守を使って逃げた。(サザエと結託して風呂敷包の荷物に変装)
頑固親父がいる食堂の偵察に行くカツオと花沢さんについてくる。
カレーライスを食べて一言「おいしい!さすが汚い店だけありますね!」
ワカメ「堀川くん変わってるから」
翌日、健ちゃんにばったり会う堀川。食堂の事を聞かれ「もうじき潰れそうだ」と答えた。
花沢「堀川くんは店が潰れそうだって言っただけでしょ。」
事態を引っ掻き回したものの、結果はめでたしめでたし。
田舎のおばあちゃんがくれたりんごを磯野家へのお裾分けではなく、自らのりんごの皮むき練習用として送りつける。段ボール1箱分。
ワカメ「呼ばない」
タラオ「ぼくはよぶでーす」
自称コツコツやるタイプ・・なのに、昨日よりちょっと長く剥けるようになっただけで帰る。
りんごを減らす為に、波野家へおすそ分けに行くカツオ。途中で堀川に出会う。
カツオ「姉さんは教え方が上手くないから、新しい先生のところへ持っていこうと思って」
堀川「ぼくもそう思ってました!」
教えてもらっておいてなんと失礼な・・。
堀川「ぼくは怪しいものじゃないよ」
カツオ「かなり怪しいけどね」
タイコのリンゴ皮むきを見て「嬉しそうです。リンゴですよ、綺麗に剥かれて」と幸せそうな表情を見せた。
彼が皮剥きを身につけたい本心は「小川さんの誕生会に行きたかったから」と判明。
堀川「ええええ!」
堀川「キャサリンにします!キャサリン堀川ならいいよねワカメちゃん」
ワカメ「いい訳ないでしょ!」
すずこ、みゆきと男女の相性について話すワカメ。彼が横から口を入れてくる。
ワカメ「どうして?」
堀川「だって、ぼくはワカメちゃんと性格が違うけど、ワカメちゃんが好きだよ!」
堀川「すずこちゃんもみゆきちゃんも好きだよ!みーんなそれぞれいいところがあるもの!」
ワカメ「もーーう!堀川くんたら急に変な事言うんだから!」
2020年10月04日は、堀川くん登場エピソードが2本放送されたのであった。
ノリスケが編集を務める雑誌に伊佐坂先生の記事が載り、囲碁を指している最中の波平の後ろ姿の写真が掲載される。
堀川は、雑誌を手に波平のサインをもらいに来るがその際に「磯野の磯はひらがなでお願いします。まだ習ってないからです。」と注文する。
大工さんが磯野家の屋根修理にやってくる。サザエは家に立てかけてあるハシゴに登って景色を眺めるが、大工がサザエに気付かずハシゴを片付けた為に降りられなくなる。
タイコ「ちょっと事情があってね」
堀川「心配しないで下さい。ワカメちゃんのお姉さんが魔女だなんて誰にも言いませんから」
彼は魔女を信じているらしい。
カツオのホラ話を本気で信じて磯野家にやってくる。ワカメが止めるのも聞かず、磯野家のトイレ前に座り込み。
波平がノリスケのツテで入手した、透明人間を題材にした探偵小説を書いている先生のサインを渡して解決。
堀川「ばんざーい!」
透明人間になったように、飛んで帰っていった。
「わあーい!」
磯野一家で一番に起きるフネを心配するワカメ。「お母さん毎日何時間くらい寝てるのかなあ」
考え事をしながら登校していた為に、後ろから堀川が声をかけても気付かなかった。
ひどい・・。
カツオは、親戚の掃除法事で早退する堀川に、磯野家の主婦の行動を探るスパイを命じるが、あっさりサザエとタラオに見つかり失敗。
翌日、堀川はまたワカメに「スパイの仕事ない?」と聞くが、「あるわけないでしょ」と断られた。
堀川「怒ってるの?」
ワカメ「呆れてるの!」
雷が落ちる際、タラちゃんが「クワバラクワバラ」と唱えているのを聞いて、カツオは辞書で調べた。
「菅原道真のクワバラという土地には絶対に雷が落ちなかった事から」と知る。
後日、堀川がやってくる。
「やっぱりお兄さんの言う通りでした!雷が落ちない件です!」
「さっきのこの家のおばさんに聞いたんです!今まで一度も落ちた事がないそうです!」
磯野家に大勢が泊まりにくる。花沢さん、かおりちゃん、早川さん、中島、橋本、すずこちゃん、みゆきちゃん、堀川くん、他名前不明の3年生男子女子が1人ずつ。(カツオのクラスの西原はいなかった)
マスオが会社から家に電話をするが、橋本が電話に出てしまう。「はい!橋本です!」
マスオは番号を間違えたと思い電話を切り、改めてかけ直す。「はい!堀川です!」
マスオ「穴子くん、僕のうちの電話番号は何番だったっけ?」 穴子「ええっ!?」
名前不明の男子のセリフ「堀川くんずるいんです!僕のカード見るの!」
彼は画面に映っていない時でも誰かに迷惑をかけているらしい。
カツオを尊敬する堀川がわざわざ校長室にゴミを捨てに来る。ワカメは「ワカメちゃんのお兄さん」という呼ばれ方に不満気味だった。
「縁の下の力持ちになるのを頑張る!」というワカメの目標を堀川流に勘違いして質問する。
ワカメ「暮らしてません!」
買い物の疲れで朝食に起きなかったサザエ。ワカメは心配になり、職員室の電話を借りて磯野家に電話した。
学校帰り、ワカメの行動に驚いた堀川がカツオに話しかけてきた。
堀川「職員室から電話をするなんて、本当凄いと思いませんか!?ワカメちゃん!」
カツオ「僕も職員室からよく電話がかかってくるよ。先生からだけど。テストでいい成績を取った時とか、お年寄りの重い荷物を持ってあげた時とか・・」
堀川「いいなあ。僕も職員室の電話使ってみたいです!田舎のおばあちゃんにです!それからお兄さんにも!」
職員室の電話を使って上級生にどうやって会話するつもりなのか・・。
翌日、タイコに一日眠り姫になってもらうべく、イクラが磯野家でお留守番。
午後、サザエとカツオが波野家に偵察に行くと・・、家の中は空っぽだった。そんな時に電話が鳴った。カツオが出ると、相手はまさかの堀川だった。
カツオ「まさか職員室じゃないよね?」
堀川「ブー!ワカメちゃんの家です!さっき道で重い荷物を持ってあげたんですけど、職員室の電話貸してもらえるでしょうか?」
カツオ「それだけじゃ無理だよ。一体誰の荷物を持ってあげたのさ?」
タイコは昼寝ができず、デパートへ買い物へ行っていた。堀川はそんなタイコの荷物を持ってあげたのだった。
親切なのは確かなんだが・・・。
大阪在住のマスオの友人が結婚祝いに送ってくれたフグ田家の表札を一時的に磯野家玄関に置く事になった。
サザエ「ぐう って読むのよ」
サザエ「名前じゃなくて、自分の家をへりくだって言う意味よ。」
堀川「へりくだるって?」
堀川「ええーー!そんな事ないのに!」
珍しく?まともな事を言ったと思ったら・・。
ワカメ「そういう問題じゃないの!」
やっぱり失礼な事を言った。もう。
散歩をする波平とフネが「久々にツーショットを撮ろう」と話していると、後ろから堀川が「僕が撮りましょうか?」と声をかけてくる。堀川曰く「シャッターを押すのが得意」との事。堀川は「ワカメちゃんのお父さんの為ならなんでもやります!」と自信満々に引き受け、今度の日曜日に公園で撮影する事になる。ツーショットを撮る事についての口止めは「口が裂けても言いません。」と約束したのに・・・・。
買い物中のサザエとタラちゃんに会った途端、口を押さえて逃げ出す。
登校中のカツオに声をかけられ「失礼します!」と言って逃げる。
等の失礼な行動をとって磯野家の面々に怪しまれてしまう。カツオは「堀川くんは重大な秘密を抱えているんだよ。姉さんと僕とワカメを見て逃げるという事は、この3人に関係ある秘密だよ。ズバリ言うとお父さんが絡んでるね。堀川くんはお父さんの名誉を守る為に頑張ってるんだよ。堀川くんはね何故かお父さんを尊敬してるから、恥をかかせたくないんだよ。」と名推理?を披露。本当にその通りであった。
その日の夜、磯野家に電話がかかってくる。マスオが出ると、相手は堀川だった。堀川はワカメではなく「ワカメちゃんのお父さん」に話をしたいらしい。
「僕秘密を喋っちゃいそうで、日曜日まで持ちそうにありません。」
結局成り行きで翌日の朝、波平の出勤前に早起きしてツーショットを撮影する事になった。サザエ・カツオ・ワカメには電話の内容は聞き取れなかったが、カツオは「秘密が分かるのは時間の問題だよ。」と嬉しそう。
翌日、波平とフネは早起きし、マスオのカメラを借りて公園へ。しかし堀川の姿はなかった。堀川は寝坊したらしく、ツーショットは散歩をしていた裏のおじいちゃん・おばあちゃんに撮影してもらう事になった。
堀川は登校した直後から「もーだめだーー!」と泣いて反省していた。放課後、堀川は磯野家に現れ、カツオに「僕取り返しのできない失敗をしてしまったんです。」と、カツオのような格好いい坊主頭になって反省する決心表明をする。誰がそこまでやれと言った。カツオは電話で波平にその旨を報告するも「ワシのせいで堀川くんが坊主になるだと!?すぐ止めなさい!」と命令?され、床屋へ走る羽目に。
堀川が坊主頭にならなかった事についてワカメは「なってもよかったのに」と言っていた。その通りだ。
カツオは「失敗したから坊主になるなんて失礼な話だよ」と言っていた。ごもっともだ。
日曜日、堀川には磯野家の庭で集合写真を撮ってもらう事になる。磯野家7人だけの集合写真・・かと思いきや、堀川はセルフタイマーを使用し、ワカメの横に入り込んでくる。
ワカメ「なんで堀川くんが入るのよ。」
おかしな堀川に対するみんなの笑顔と堀川の恥ずかしそうな顔の集合写真が撮れて話は終わる。
堀川の性格に終始翻弄されまくりなお話であった。
ワカメが自分の服にワガママを言う話。ワカメはカオリちゃんのお古の服を沢山借りるが、いずれも「カオリちゃんには似合うが、ワカメにはいまひとつ似合わないもの」ばかりだった。
翌日、登校するカツオとワカメの後ろから走ってきた堀川はこう放った。
不満に思ったワカメが「おかしかったら笑っていいわよ」と返したところ、「本当にいいの!?」と本気で笑おうとした。カツオに止められたことで笑うのはやめたが、彼の性格が現れた場面であった。
彼自身「ワカメちゃんには似合わない」と正直に言おうとしたわけだから、悪意はない筈である。正直者なのだ。
その後ワカメは早川さんの助言で、ワガママな性格を改めることになる。
一方、スタイリストとしてカオリちゃんや早川さんを紹介したカツオは、花沢さんに怒られる事になるのだった。
いわゆる「カツオが騒動をやらかす話」。
カツオは、中島の「おじいちゃんを駅に迎えに行ったらお小遣いをもらった」という話を聞き、放課後、金運を開く為にあさひが丘駅へ。その日は買い物帰りのタイコに会い、荷物持ちを手伝ってお駄賃をゲットできた。
これに味を占めて次の日もあさひが丘駅へ。今度はハチを連れた伊佐坂先生に遭遇。「ハチを連れてうちへ帰ってくれないか?」と使いを頼まれるが・・中島・西原・橋本のサッカーに誘われ、ちょっと目を離したすきにハチがいなくなってしまう。当然波平の大目玉を喰らい、金運集めの話も全部バレる。
カツオは自分の失態で生きる心地を無くしてしまう。浮江さんは「心配ないわよ。ハチは利口な犬だから、自分の家を忘れたりしないわ」と励ますも・・「僕は自分の家を忘れたいです」とカツオは本気で落ち込んでしまう。
堀川「お兄さん!犬小屋ってどこに売ってますか!?僕捨て犬を拾ったんです!」
堀川が拾った捨て犬・・お察しの通りハチだった。堀川はハチを知らなかったらしい。その点はワカメに怒られた。
ハチは無事伊佐坂家へ帰ってこれた。一方堀川はスミレハチを飼えないことに本気で落ち込む。
ハチを見つけてくれた点は良いことだろう。しかし、ハチという本名が分かった上でも懲りずにスミレと呼ぶという非礼を働くのはやはり堀川らしい。
「ふたり」とはカツオと中島のこと。ふたりは夏休みにお寺のお掃除と町内会の配布で、子供夏祭りの300円券を2枚もらう。カツオは張り切って机に向かったあと情報収集し、600円分の使い道を入念に決定する。しかし、最初に買う計画を組んでいたわたあめ屋が夏カゼのためお休み。射的に向かう。
射的でカツオは重たいプラモデル狙いで行くが、狙いを外したり、少ししか動かなかったりでうまくいかず、計画に反して券をどんどん浪費していく。あと少しで落ちるところで中島が止めに入り、射的から少し離れる。
すかさずその瞬間、「やったー!! やったー!!」と声が聞こえ、射的を見ると、堀川くんがカツオが狙っていたプラモデルを両手で抱えて歓喜していた。直後、カツオたちのほうへ向かってきて、わざわざ「お兄さん、これ何故だか簡単に落ちました!!!!」と見せびらかしに来て、カツオは深く落ち込んでしまう。
その後、射的をしても券を残して買う計画だったチョコバナナが目の前で売り切れたことで、
「磯野が射的で時間を使うから!!」「中島が止めなければプラモデルは僕のものだったんだ!!」
と楽しい夏祭りでギスギスしてしまい、ケンカ別れをしてしまう。
もちろんこの直後ふたりは仲直りするが、堀川くんはわずか3秒の登場でありながら「サイコだけでなくハイエナ、しかも友情破壊」という強烈な爪痕を残した。
ノリスケがカツオとワカメにクマのぬいぐるみを渡し、「このぬいぐるみを持って神社へお参りに行ってくれたらバイト代をあげる」と言う話。カツオは怪しみながらワカメと神社へ。その最中、カツオは「あっもっと怪しいのが来た」と、現れた堀川を「怪しいの」呼ばわりしていた。ちなみに堀川はクマのことをタヌキと勘違いしていた。
ノリスケは伊佐坂先生に頼まれて、先生の歩数計のカウントを水増しするためにぬいぐるみに入れ、ワカメに渡していたと判明。ノリスケは波平に叱られるが出入り禁止にはならず。
サザエのコートの後ろに、カツオによる「おてんば」と書かれた紙が書かれているところから物語が始まる。その紙を見た映画会社のプロデューサーが、カツオ(の文字)をスカウトするというもの。映画内で小学3年生が書く手紙をカツオに書いて欲しいと頼んでくるのだが、噂が独り歩きし「カツオが映画に出る」という話に発展してしまう。
堀川は校庭でカツオに「僕もおまけに出してくれませんか?」と頼んできた。その場にいた花沢さんには「お姉さんもついでに出してもらえばいいですよ」と放った。(堀川がカツオ以外の上級生を指して呼ぶ場面は割と貴重)
その後も、磯野家内で台詞を読むサザエとカツオの声を、カツオの部屋の外(磯野家の庭)で盗み聞きするという、ほぼ犯罪者同然な驚きの行動をとって視聴者を驚かせた。
結局カツオは、自分の汚い字が映画に出るのは恥ずかしいとして、自ら映画出演を断ることにした。
近所の小学生が遊びで使っていたボールが用水路に落ちてしまう。そのボールをサザエが物干し竿を使って取るものの、竿だけが用水路に刺さって残ってしまう・・というところから騒動が始まる。謎の竿はたちまち町の話題になり、「おばさんが遭難しかけた」というものになってしまう。堀川は「おばさんのサインをもらう」気でいた模様。
竿は、カツオ・花沢さん・中島の投げ縄作戦で無事に回収される。作戦の最中でカツオは用水路に落ちるものの風邪は引かずに無事復活。堀川は、竿の騒動の発起人である謎のおばさん(サザエ)のサインをもらうことはかなわなかったが、竿の写真を撮っていたことで、「姉さんの記念碑」は写真に残ることになった。
ワカメが、少女雑誌に載っていた可愛い子役のリボンを気に入り、サザエにおねだりして同じようなリボンを作ってもらう。そのリボンをつけて町を歩いていて堀川にあった時に放たれた台詞はこれだった。
わずかであったが、授業中の堀川が消しゴムを大量使用し、消すカスを勢いよく飛ばしてワカメに迷惑をかける場面が登場した。彼は出演場面がない時でもワカメに迷惑をかけているらしい。
1:電車に乗って、クワバラさんの家へお使いに出かけるカツオ。手にはクワバラさんに渡す風呂敷包みが。
2:電車の中は混んでいた。ロングシートに座っていたお姉さんが「ねえ僕、膝に(その風呂敷包みを)お乗せなさいな」と声をかけてくれる。
3:カツオは遠慮するものの、「いいから」と勧められて・・
・・というちゃっかりもののカツオの姿を描いた4コママンガのアバン。この行動から、カツオの悲惨なお使いが始まるのであった。
お姉さんが先に降り、ロングシートにやっと座れたカツオ。すると・・「お兄さーん、お兄さーん」と、元気なさげな聞き覚えのある声が。斜め向かいの席に、堀川が正座していた。親戚の家へ行く最中、靴を脱いで景色を見るのに夢中になっている間に、靴が“消えちゃった”らしい。
堀川「3年生がそんな座り方をしちゃいけないんですか?」
カツオ「いけなくはないけど・・」
そうこうしているうちに、電車はカツオが降りる駅に到着。仕方なくカツオは、堀川をおんぶして電車を降りることに。
堀川は、自分がカツオに迷惑をかけているのにもお構いなしに「お兄さんにおんぶされるなんて夢みたいです」と余裕発言。
カツオは堀川をおんぶしつつ、なんとかクワバラさんの家に到着、堀川は「これつまらないものですが!」とカツオの荷物を差し出す。お前がいうな。
堀川「うわあ、こんな美味しいお寿司が食べられるなんて、靴をなくしてよかったです」
帰りはカツオのおんぶではなくクワバラさんの子供のお下がりの靴を借りて帰ることになった。
そのお下がりの靴は女の子ものの赤色だった。「あの・・色違いはないんでしょうか」と不満コメント。
女の子ものの靴を履いていることに照れながらも無事に駅に着き、帰りの電車に乗ると・・。
空いているロングシートに一目散、さっき借りた靴を脱ぎ捨てて窓に張り付く堀川。
カツオ「君も懲りないね・・」
翌日、カツオが学校へ向かう最中、後ろから「お兄さーん!」とお決まりの言葉と共に堀川が現れる。
「昨日は楽しかったですね!」と、カツオに迷惑をかけたことに気づいていない様子だった。カツオは堀川の子供っぽさにうんざりしていることを伝える。すると・・。
なんと堀川は冒頭の「お姉さんの膝上に座るカツオ」を見ていたのだった。堀川はその件を誰かに話す気満々の様子だったが、カツオの口止めによって秘密の拡散は免れた。堀川は指切りをしようとしたが、カツオは近くにいる花沢さんに見られるのが嫌で、その場での指切りはしなかった。
カツオが学校から帰ると、家にはイチゴのショートケーキが。堀川くんのお母さんがお礼にくれたとのこと。靴も駅員さんによって無事に見つかったようだ。だが、カツオは、堀川が例の件について誰かに話すのではないかと不安で仕方がなく、その挙動をサザエやワカメ・タラちゃんに怪しまれてしまう。
カツオは改めて堀川の家へ行き、指切りをすることに。これで今度こそめでたし・・で終わらなかった。
会社から帰った波平が「クワバラさんから電話があった」と言ってきた。
波平「カツオが届けた風呂敷包みの中に小さなイヤリングが入っていたらしい。」
サザエ「カツオ、カツオの隠し事と関係があるんじゃないの!?」
フネ「正直におっしゃい」
こうしてカツオの「お姉さんの膝上に座る」というみっともない行動はバレるのであった。電車が揺れたときにお姉さんがつけていたイヤリングが風呂敷包みの中に落ちたらしい。
カツオ「もういいよ。」
終始傍若無人な行動をしつつもカツオの弱みは見逃さない。堀川の予測不能な性格が表れ続けたお話であった。
以上、近年の堀川くん登場エピソードを振り返った。
彼の性格が現れている台詞をもう一度見てみよう。
当然だが手帳やリンゴに感情はない。サザエは魔女ではないし、透明人間なんていやしない。
堀川くんはどんな人ですか?
花沢「磯野くんのおっかけみたいな子です。」(「えんげい家カツオ」より)
彼は放課後、明るいのに家でパジャマを着て寝てたそうです。どう思いました?
彼は、透明人間のサインを欲しいがために、磯野家のトイレ前に座り込んだそうです。そんな彼を説得しに行ったカツオくんについてどう思います?
中島「磯野もくだらない事で苦労するなあ。」(「透明人間のサイン」より)
結局のところ、登場の度にインターネット上で叫ばれる「堀川くんはサイコパスである」という結論は否定できないようだ。
名誉のために記すが、堀川くんは最初からおかしな奴だったというわけでは決してない。
以下、彼がまともだった頃のエピソードと、公式のキャラ紹介を振り返る。
牧場から運ばれる途中で逃げ出したポニーが磯野家にやってくるお話。
ポニーを迎えにきた主人が、登校する子供たちを学校前まで送ってくれた。
堀川は、ポニーとの別れが悲しいワカメにハンカチを差し出してくれた。
ワカメ「泣いてないもん」
堀川「もうすぐ泣きそうだから」
ワカメ「嫌い!堀川くんなんか」
おわら風の盆の八尾を訪れる磯野一家。紙すき工房で、ワカメと同い年の娘ワカナに出会う。
堀川は新しい髪型で登場。サザエに「ホタルイカみたい」と評され恥ずかしがる。
でも荷物を持ってくれた。
上記の事から分かるように、微妙にしくじっているものの、善意の行動が現れているのは確かだ。
「ワカメのボーイフレンドです。ワカメとは同じクラスで、隣の席です。ワカメがひそかな恋心を抱いている相手」
「ワカメがひそかな恋心を抱いている相手」という設定は、現在では使われていないと見て良いだろう。
堀川くんはサブキャラであるが故に、話の最初から登場することは少なく、サブタイトルとスタッフの紹介が終わった後で登場してくる。話の都合の例外もあるが、以下のパターンのいずれかに該当する形での登場が多い。
カツオとワカメが登校する際、後ろから走ってくるパターン。大抵「ワカメちゃーん」のように名前を叫びながら現れる。ワカメは彼と話したくないらしく、仲良く学校へ向かう場面はあまりない。
堀川くんの机はワカメの隣であるため、ワカメの教室が場面に登場する場合、ほぼ必然的に登場する。モブの一員としてセリフ無しで登場することも。
カツオをはじめとする上級生が鉄棒あたりで遊んでいる時に登場するパターン。カツオのことは「お兄さん」、花沢さんのことは「お姉さん」と呼んでいる模様。
大抵放課後に磯野家にやってくる。キャラの立ち位置としては「ワカメの友達」なのだが、性格が変わってからは「お兄さん(カツオ)」目当てでの訪問も増えている。基本的に玄関から入ってくるが、挨拶をせずに庭へ向かう場合もあるため油断できない。
堀川くんは頻繁ではないにせよ、定期的に磯野家にやってきている。その割には磯野家及びその周辺に対する知識が薄く、無知故に騒動を起こすことが度々あった。
2018/05/06放送の「ホリカワくんの手帳」において、サザエの苗字が「フグ田」であることを今更知って驚いている描写があった。
2020/08/23放送の「かわいそうな風呂敷」において、磯野家にいたノリスケに対し「空き巣のポスターの絵にそっくり」と放つ場面があった。どうやら初対面だったらしい。
2022/04/17放送の「金運駅が呼んでいる」において、拾ったハチを捨て犬と思い、スミレという名前をつけて飼おうとする場面があった。
本編内において、堀川くんがサインをねだる描写が幾度か登場した。
彼の家には少なくとも以下のサインが飾られている(と思われる)。
花沢さんの父ちゃんが代筆したワカメのおじいちゃんのサイン(という体のサイン)。
波平の後ろ姿が映った雑誌に書いてもらった波平のサイン。「いそ」は習っていないのでひらがな。
子供向けの探偵小説を書いていた先生のサイン。カツオは「透明人間という小説を書いた先生のサイン」として堀川に渡したが、本人が理解しているかは不明。
堀川くんの会話の中に度々登場しているが、おばあちゃん本人が出演した事は(恐らく)ない。
カルタをくれたり、りんごを送ってくれたりと、孫思いなおばあちゃんである事が伺える。
ワカメ「買うわけないでしょ!」
掲示板
22 ななしのよっしん
2023/12/18(月) 00:26:07 ID: nT7XTQi8gc
23 ななしのよっしん
2023/12/18(月) 05:30:17 ID: edBNDLvhC4
いわゆる、小児サイコパスと言うべきかもしれないね
精神の発育過程で他者との距離感や倫理観に乖離が発生しているのかも
カエルに爆竹を仕込む残酷な遊びを大人になるとやらなくなるタイプのヤンキーや
好きな子にした過剰なイタズラなどを親になってから恥じるタイプなどが当てはまるかな
サイコパスやソシオパスは抑制でき、倫理観を養っていくことが可能なことは知られて欲しいね
個人差によって限界はあれど、精神医療も発達しているからいじめ加害者になってしまった際などは不安がらずに精神科や心療内科を受診しよう!
24 ななしのよっしん
2024/01/18(木) 15:50:27 ID: YoymwgMHi7
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最終更新:2025/04/06(日) 08:00
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