学園艦とは、アニメ「ガールズ&パンツァー」に登場する架空の超巨大艦船である。
現実に存在する各国の艦船(主に空母)と近似した形状を持つ超巨大艦船。「艦」を名乗っているが防衛省に所属するいわゆる艦艇ではなく、文科省が管理する「船舶」である。大きなモノになると10000mを優に超える全長を持ち、飛行甲板に相当する部分には学園艦の名の通り学校を中心とした都市が広がる。艦内には操艦施設のほか、畑や生簀などもある模様。
都市が艦内ではなく甲板上に作られている理由としては、『艦内では空が見えず圧迫感がありストレスが溜まる』『300m四方のブロックを用いたブロック工法によって船体が作られるため、通り抜けできない箇所があり艦内での移動が面倒』といった点が挙げられる。
本土へ寄港する際港に入れなくなることを防ぐ目的で、喫水が非常に浅くなっている。
正確な時代は不明だが、ずっと昔、まだどの学校も陸の上にあったころに、来るべき国際化社会のために広い視野を持った人材を育成し、学生の自主独立精神を養い高度な学生自治を行うために、これからの教育は海上で行うべし、と唱えた人物がいたらしく、その人物が私費を投げ打って最初の学園艦を作ったらしい。
こうして作られた最初の学園艦は良好な結果を挙げたほか、様々な災害にも強いことが分かり、次々と学園艦が作られることになった。
その歴史は非常に古く「大航海時代から続く学園艦」や「400年の伝統を誇る学園艦」なんてものもあり、欧州では少なくともローマ時代には学園艦があったとシーザーが書き残しているとか。
他にも、海洋国家たるヴェネツィアは古くから学園艦があったらしく、同じく古くから学園艦があったイギリスが、今のような学園艦を完成させたといわれている。
また、近年においては産業育成の名目もあり、巨大な学園艦を建造することによって重厚長大産業を活性化させ、国を豊かにするという目的もあった。
本作の主人公である「西住みほ」が現在在籍している学園艦で、戦後間もなくして作られた。形状は大日本帝国海軍の瑞鶴(艦橋は赤城)に近似。全長約7600m(うち甲板部分約7100m)、幅約1700m(空中線支柱込み、甲板下構造物込みでは約1100m、甲板部分最大幅は約900m)。母港は茨城県大洗港。
生徒を含めた人口は約3万人で、甲板上には学園施設及び学園保有の山林を中心とした居住地が広がり、コンビニや公園が存在し川も流れているなど、地上となんら変わらない風景が広がる。艦内には操艦施設のほか、農業科の畑や水産科の生簀、浄水施設などが存在する。また、慢性的な電力不足なようで、推進力を利用した海流発電や甲板を利用した太陽光発電、冷却用空気取り入れ口を利用した風力発電、海洋温度差発電、ほかにもごみ焼却発電や道路を利用した振動発電なども行っているらしい。
作中で登場した場所としては、高さ約150mの露天艦橋上部に設置され、甲板と海とを360度一望することができる展望台。ジャグジー風呂やジェットバス、ミストサウナを始めとする多彩な施設と広々とした空間を有する大浴場。学園のすぐ近く、左舷側に張り出し、水平線やそこに沈む夕日を見渡せる公園。74種類のフレーバーが楽しめるアイスクリームショップ、74アイスクリームなどがある。
艦内の構造描写などは、制作陣が取材した海上自衛隊護衛艦「ひゅうが」がベースになっている。
形状はイギリス海軍のアーク・ロイヤル級航空母艦に近似。大洗女子学園の学園艦と比べて約2倍の全長と約8倍の体積を持つ超々巨大艦船。母港は神奈川県横浜港。
OVAにおける多数の学園艦が並んでいる様子からすると、他の学園艦に比べて甲板に占める建物の割合が多いため、その大きさ以上に人口は多いものと思われる。
作中では、中世ヨーロッパにおける宮殿のような内装の部屋が登場している。
形状はアメリカ合衆国海軍のニミッツ級航空母艦に近似。聖グロリアーナ女学院と同じく、大洗女子学園の学園艦と比べて非常に巨大。母港は長崎県佐世保港。
巨大な舷側エレベーターを備える他、校舎から何からアメリカンサイズの巨大なものばかりな学園艦。各校舎には「アイアンブリッジ」、「コマンドス」、「ハイランダーズ」、「アイアンイーグル」などと、どこかで聞いたような名前が付いている(「ローンスター」は他の校舎から離れている)。トイレなどですら巨大だが、広すぎて普段の整備が追いついていない節もある模様。
その他、校内には甲板を三段ぶち抜いた専用のプライベートプールがあり、流れるプールから戦車の防水確認用プールまで取り揃える。
形状はイタリア海軍のアクィラ級航空母艦に近似。そしてやっぱり大洗女子学園よりデカイ。母港は静岡県清水港。
19世紀末、マルコ・ポーロの末裔を自称するマリオ・ポーロなるイタリア人商人が、故国の文化を日本に紹介するために作ったのが起源。そのため、学園艦上にはポーロの意思を偲ばせるイタリア風の建造物などが多数存在する。また、この時に旧式帆船を校舎として使用したため、日本初の”外国人による”学園艦とされている。帆船を使用したのは黎明期の学園艦がかつてのヴェネツィアにおける船上学校であったことに因む、とされているが、実際の所は土地を確保できなかったために旧式帆船を借り上げたというのが真相である。
前述の初代校長の意思のせいか、艦上には遺跡っぽい建造物が多数乱立し、スペイン階段風階段、三神変形合体教会、トレヴィーノの泉と、よくわからないセンスの名所が無節操に揃っており、さながらテーマパークとして観光客も多い(ただし地味なので生徒からの受けは悪い)。生徒による露天も活発で、それらが集まる屋台街は生徒住民のみならず観光客にも開放されており、学校や諸活動の運営費をまかなっている。
ほかにも、本物のポンペイの巨大宮殿の石柱(日伊間の友好を記念して寄贈)、パンテオン(イライラした時おもいっきり叫ぶ、オペラ上演などに使用)、コロッセオ(戦車道競技場兼運動場兼舞台兼お祭り広場)などもある。町並みもローマ同様に作られており、学園長曰く「ローマよりローマ」。
形状はソビエト連邦海軍のキエフ級重航空巡洋艦に近似。当然のように大洗女子学園よりデカイ。母港は青森県大湊港だが、利便性の観点から主に青森港に停泊地としている。
学園艦上には補習教室のある北向き木造校舎があり、この校舎で床板の枚数を数える、あるいは25日間の補習を受けさせられる「シベリア送り25ルーブル」は生徒に地獄として恐れられている。
ほかにもロシア料理のために艦内でビーツを栽培していたり、交通手段としてトロリーバスが存在していたりする。
形状はドイツ海軍のグラーフ・ツェッペリン級航空母艦に近似。言うまでも無く大洗女子学園よりデカイ。母港は熊本県熊本港。
上記以外にも、赤城に近似した学園艦(恐らく知波単学園)や、インヴィンシブル級空母に近似した学園艦(コアラの森学園)、潜水艦スルクフに近似した学園艦(マジノ女学院)、ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)に近似した学園艦なども存在する。
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最終更新:2025/03/21(金) 15:00
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