山田修義とは (ヤマダノブヨシとは) [単語記事]

概要

敦賀気比高校で2年春と3年夏の甲子園に出場。3年夏の県大会では49奪三振の大会新記録をマークし、「内海哲也 2世」「北陸のドクターK」と呼ばれた。2学年下には後にプロでもチームメイトとなる吉田正尚がいた。

しかしその後は、二軍ではそこそこの成績を残すものの、たまに一軍に上がってきても結果が出ないというパターンが続き、2014年にはトミー・ジョン手術を受けて、同年オフに育成選手に降格となった。背番号121。

育成選手として迎えた2015年は無事に実戦復帰し、期限ギリギリの7月下旬に支配下登録に復帰。背番号も57に戻った。

2016年は故障で出遅れたものの、6月から先発ローテ入り。5試合目の登板となった7月27日の千葉ロッテマリーンズ戦で、7回途中1失点で7年目にしてようやくのプロ初勝利を挙げた。その後も数度の抹消を挟みつつ閉幕まで先発で投げたが、援護率2.32というムエンゴもあり、12試合で2勝7敗、防御率4.94という成績で終える。

2017年は12.1回で12四死球と制球難に苦しみ、4試合で0勝3敗、防御率8点台と散々な成績で終わる。福良淳一監督からも「もう使うことはない」と突き放され、危うく戦力外になるところだったが、辛うじて残留。

2018年、決め球がないという弱点を克服するために小松聖コーチとスライダーを磨き、6月からリリーフに配置転換。8月2日に一軍昇格すると、翌8月3日からいきなり6連投ととにかく投げまくり、8月だけで月間登板数タイ記録となる18試合に登板。最終的には30試合登板で1勝2敗10ホールド、防御率3.80と自己最高の成績を残した。

2019年は、前半戦は一軍と二軍を往復し登板機会もほとんど無かったが、7月からはリリーフ陣の一角として定着。前年を上回る40試合に登板、5ホールドを挙げた。

2020年は開幕から左のセットアッパーを務め、8月に一度短期の抹消があったが、プロ11年目にして初めてほぼフルシーズン一軍でプレー。48試合で4勝5敗18ホールド、防御率3.89と2年前を上回りキャリアハイを更新した。

2021年は43試合に1勝9ホールド、防御率2.27だった。

2022年は開幕前の3月25日に新型コロナウイルス感染者と濃厚接触の疑いで特例2022で登録抹消。3月30日に登録された。12試合の登板で1勝2ホールド、防御率4.35に留まった。

2023年は32試合の登板で6ホールド、防御率1.15と活躍し、リーグ3連覇に貢献した。

2024年は50試合に登板し、3勝2敗16ホールドを記録した。

最速149km/hのストレートとスライダーが投球の軸。他にチェンジアップ、稀にカーブを投げる。
2018年 8月の酷使ぶりはファンの間で心配されたのみならず、チームメイトの杉本裕太郎のInstagramにて、8月のカレンダーの登板日に山田の顔写真を貼って「ｗｗｗのぶガンバ」と書かれたなんJ並の雑コラ画像が投稿されていた。