松井雅人とは (マツイマサトとは) [単語記事]

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松井雅人（まつい　まさと、1987年 11月19日-）とは、群馬県出身の元プロ野球選手（捕手）である。現在はオリックス・バファローズのコーチを務める。

概要

オリックス・バファローズ #97 二軍バッテリーコーチ
松井雅人
基本情報
国籍	日本
出身地	群馬県前橋市
生年月日	1987年 11月19日
身長体重	179cm 78kg
選手情報
投球･打撃	右投左打
守備位置	捕手
プロ入り	2009年ドラフト7位
引退	2022年
経歴
選手歴桐生第一高等学校上武大学中日ドラゴンズ(2010年-2019年 6月) オリックス・バファローズ(2019年 6月-2022年) コーチ歴オリックス・バファローズ(2025年-)
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中学時代までは投手。桐生第一高校に進んでから捕手に転向、2年夏の甲子園では初戦敗退したものの5打数3安打をマークした。上武大学では加賀繁や井納翔一らとバッテリーを組み、3季連続ベストナイン、チーム初の明治神宮大会準優勝に貢献など活躍する。

2009年のドラフト会議で、中日ドラゴンズに7位で指名され入団。背番号47。ドラフト時はなかなか指名されなかったため途中で指名漏れだろうと諦め、社会人に進む相談を監督としていたところに指名の連絡が入ったそうである。

中日時代

2010年（1年目）から、谷繁元信・小山桂司に次ぐ3番手捕手として開幕一軍入り。4月29日の読売ジャイアンツ戦で初スタメンマスクも被ったが、6月に二軍落ちしてシーズンを終えた。一軍では13試合で打率.071。

2012年は二軍でチーム最多の52試合でマスクを被り、終盤に一軍でも10試合に出場。しかし二軍でも打率.114という深刻な打撃不振に陥り、一軍でも4試合の出場に留まった。

2013年、4月半ばに一軍昇格すると、谷繁元信の守備面の衰えもあり、5月末からスタメンマスクを被る機会が増えた。

2014年 7月10日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ入り初本塁打を放った。この年は67試合に出場した。

2015年は前年まで21年連続開幕スタメンだった谷繁元信に代わって開幕捕手に抜擢されるもとにかくバットから快音が聞こえず、4月11日以降は打率が2割どころか1割5分にすら乗らなかった。
それでも監督の谷繁元信は我慢強く起用を続けていたが、桂依央利や杉山翔大といった松井よりも打撃が優れた捕手が台頭すると彼らに出場機会を譲るようになり、この年は7月1日の試合を最後に一軍での出場機会を失った。

2016年も桂と杉山の正捕手争いに割って入ることができず、一軍では4試合の出場に終わった。

2017年は桂が故障で姿を消し、杉山も深刻な打撃不振に陥ったため、4月下旬から正捕手争いに再浮上。5月下旬まで打率が3割を超えるなど例年になく打撃好調だったこともあり、正捕手の奪還に成功した。2年目の木下拓哉と併用されつつ、打率は最終的に.221に終わったものの、自己最多の87試合に出場した。

2018年はFAで大野奨太が加入したが、大野が打撃でも守備でも生彩を欠いたこともあり正捕手の座を守り、自己最多を更新する92試合に出場した。一方で売りのはずだった肩では盗塁阻止率.170（リーグ最下位）と生彩を欠いた。

2019年は加藤匠馬の台頭で出場機会が減少。6月までに20試合の出場に留まる。

オリックス時代

2019年 6月30日に松葉貴大・武田健吾との交換トレードで、松井佑介と共にオリックス・バファローズにトレードで移籍した。背番号33。オリックスは控え捕手の伏見寅威が怪我で長期離脱しており、その穴埋めのための獲得だったと思われる。移籍後はすぐ一軍登録されると、正捕手の若月健矢に次ぐ2番手捕手の地位を確保して24試合に出場した。

2020年は若月・伏見とも1年間一軍にいたため、3番手捕手に留まり一軍と二軍を往復。23試合の出場に留まった。

2021年は10試合の出場に留まった。

2022年は6試合の出場に留まり、戦力外通告を受けて現役を引退した。

引退後

2023年はオリックスのスコアラーを務める。

2025年からはオリックスの二軍バッテリーコーチを務める。

プレースタイル・人物

強肩が武器だが、1割打てるかどうかという打撃難が最大の課題。ドラフト同期入団に外野手の松井佑介がいるため、中日ファンからは「松捕」と呼ばれた（松井佑介は「松外」）。何の因果か2019年には松外と一緒にトレードされることに。
2015年に打撃でも守備でも生彩を欠いたため、なんJでは名前も見たくないという意味で「MM」なる蔑称をつけられたが、その後蔑称の意味合いが薄れ、現在は愛称的に使われている。
捕手というポジションを鑑みても致命的に打てないことは上記のとおりだが、2015年 5月3日の横浜DeNAベイスターズ戦では無死一塁の場面で次打者が投手の武藤祐太であったにも関わらずバントを命じられている。（バント自体は成功。ちなみに武藤は投ゴロに終わっている）
なお、GoogleやYahoo!などで彼の名前を検索するとサジェスト機能に、桶川ストーカー殺人事件に関するキーワードが出てくる。
この原因は2012年 9月26日に日本テレビ系列で放送された「ザ!世界仰天ニュース」の『桶川女子大生ストーカー殺人事件の真相!警察の大失態』にて、犯人（本名は「松井雅人」ですらなく、「小松和人」）の仮名として、不幸にも彼の名前が使われてしまったためである（ちなみにここでは差し控えるが、なぜか被害者のAさんについては実名で扱われていた）。
松井自身の名誉のためにも記載するが、松井はこの事件については全く関係ないために絶対に誤解することのないように。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
中日	応援歌のピコカキコ一覧#1217	13254

成績

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2010年	中日	13	15	14	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1	0	8	0	.071	.133
2011年		10	13	11	2	3	0	0	0	0	0	2	0	0	0	4	0	.273	.273
2012年		4	3	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	2	0	.000	.333
2013年		45	72	63	4	9	2	0	0	3	1	3	0	6	0	15	0	.143	.217
2014年		67	162	142	10	25	3	1	1	4	3	4	0	16	0	47	3	.176	.259
2015年		51	146	133	4	18	4	0	0	7	2	6	0	5	2	43	3	.135	.179
2016年		4	7	7	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	4	0	.143	.143
2017年		87	244	208	22	46	7	1	2	17	0	10	1	22	3	63	3	.221	.303
2018年		92	260	218	18	50	7	1	2	22	0	7	3	30	2	51	5	.229	.324
2019年		20	39	33	3	7	2	0	0	2	0	2	0	4	0	12	1	.212	.297
2019年	ｵﾘｯｸｽ	24	42	36	5	7	0	0	0	2	0	3	0	3	0	7	0	.194	.256
19年計		44	81	69	8	14	2	0	0	4	0	5	0	7	0	19	1	.203	.276
2020年		23	40	36	5	8	2	0	1	4	0	0	0	3	1	7	2	.222	.300
2021年		10	7	7	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	2	0	.000	.000
2022年		6	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
NPB：12年		456	1051	911	74	175	27	3	6	61	6	37	4	90	9	265	17	.192	.270

通算守備成績

機構	守備位置	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	捕逸
NPB	捕手	415	2008	175	11	23	.995	15
NPB	一塁手	1	2	1	0	0	1.000	-

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