常山紀談とは、江戸時代中期に湯浅常山によって書かれた軍談書である。
儒学者の湯浅常山によって書かれた、戦国時代(天文・永禄年間)から江戸時代初期までの武将たちの逸話を集めた随筆的な軍談書である。一世紀後の名将言行録と異なり武将ごとに伝記的にまとまって書かれたものではなく、様々なエピソードが散文的に書かれている。
正編25巻、拾遺4巻、付録『雨夜灯(あまよのともしび)』1巻の全30冊。元文4年(1739年)の自序があり、原型はそのころにできたものと思われるものの、実際に出版されたのは、著者没後30年ほどのち、文化・文政年間(1804年~1830年)のことである。
著者が儒学者であるため教訓めいたエピソードが多いが、文章が平明で痛快な読み物として流通し、あの戦国武将と言えば、なエピソードの出どころは直接のきっかけはこの本であることが多い。しかし、当たり前と言えば当たり前なのだが、史料的価値は極めて低い。
名将言行録といった同種の本に比べると、維新後、さらには戦後の今に至るまで度々出版されている。
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最終更新:2024/04/25(木) 12:00
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