気乾比重とは、空気乾燥させた木材の重さと同じ体積の水の重さを比べた数値である。木材の含水率によって数値も変化する。
「全乾比重」というよく似た言葉もあり、そちらは乾燥機を使って完全に水分を飛ばした時(含水率0%)の比重である。だがそんな木材を実際に使用しても、周囲の水分を吸収してどんどんと比重が変化する。そのため全乾比重の方には実際的な意味はあまりなく、気乾比重の方がより実用的な数値である。
例えば、桐の気乾比重が0.19~0.30(含水率15%)というデータがあるが、この場合はその桐が同じ体積の水の19~30%の重量であることを表す。
気乾比重が1を超えれば水に沈むのかというと、実際は木材に空気が含まれているため沈むケースは稀である。
単純に重さを示す値と言うだけではなく、木材の性質を推し量ることもできる。気乾比重が大きい木材は即ち繊維密度が高いという事でもあるため、強度に優れることが期待できる。逆に気乾比重が軽い木材は空気を多く含むと考えられるため、断熱性に優れることが期待できる
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最終更新:2025/12/09(火) 07:00
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