PD(Phase change Disk)とは、松下電器産業(現:パナソニック)が開発した相変化方式の書き換え可能な光ディスクメディア、およびその規格である。
1995年に松下電器が発表。
CD-Rとほぼ同じ650MBの記録容量を持つ。
相変化方式で、レーザーの照射によって記録面にあるアモルファス素材の結晶構造を変化させることで反射率を変化させ、記録を行う。
CD-RWと方式は同じであるが、CD-RWがライティングソフトによる処理が必要なのに対して、PDではファイル単位の消去、書き換えにも対応し、ライティングソフトを必要としていなかった。
ディスクはシャッター付きのカートリッジに収められており、専用のトレイを搭載したドライブが必要となった。反面、ほこりに強いためにCD-RWよりも信頼性があげられていた。
PDドライブはCD-ROMの読み込みにも対応していた。
実際には松下製のパソコン以外では採用されることは少なく、普及には至らなかった。
しかし、この技術を元にDVD-RAMへと発展し、カートリッジレスのメディアとなって一定の普及を見せた。また、その後継としてBD-REへ発展している。
カートリッジ付きのメディアに対応したDVD-RAMドライブでは、PDの読み書きにも対応した。
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最終更新:2025/12/19(金) 08:00
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