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1 ななしのよっしん
2019/05/10(金) 20:09:24 ID: xw5y2j6MPU
確か文章が戦国時代に使われたものだから一次資料の可能性もあるんだっけ?
2 ななしのよっしん
2019/05/19(日) 13:24:55 ID: +nA2ayld3N
うむ。ただし戦国時代に作成された元の史料があって、文体と書状形式は当時を忠実に、しかし内容は改変された史料が江戸時代初期に作成された可能性もある
小幡が活躍した江戸時代最初期はまだ戦国時代の生き残りが大勢いたし、当時の書状も伝手を辿って入手できたからね
小幡の次の世代の軍学者たちは現代の調査で明らかに偽書と分かる書状を作っていたりして、1630年代には戦国当時の文体や書状形式を忠実に再現するのが難しくなったようだ
甲陽軍鑑については勿論小幡が作ったとは限らないし、高坂著作を小幡が忠実に複写・再現した可能性も考えられる
が、甲陽軍鑑はやたらと家康の不実を弁明したり称揚する記述が多く、北信担当の高坂がここまで家康のこと気にして庇うのか?という疑問がある
歴代古案などがそうだが、軍学者は一から十まで全て創作するということはなく、真実の中に嘘や誇張を一部混ぜる
甲陽軍鑑も、記された出来事の多くは当時の武田家臣たちが遺した書状から抽出したもので、残りの部分(徳川賛美の記述、跡部たちが佞臣という記述、第四次川中島合戦の詳細など)は小幡の創作だったんじゃないかなあ
3 ななしのよっしん
2019/07/08(月) 14:55:13 ID: g/j1rFxXJt
最近甲陽軍鑑も見直されはじめたそうですね。
自分も大方の見解としてはコメ2さんの内容通りだろうと思います。
出自が農民で、字を書けなかった高坂昌信の口述筆記ということですから彼の独断と偏見の部分もかなりあると念頭において見ると面白い史書だと思いますね。
4 ななしのよっしん
2020/02/29(土) 17:45:27 ID: 3SeDE1IErv
なんちゃって歴史学 第四次川中島の合戦
>>sm36435017
ふむ。
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