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この記事は誤解を生むようです。 |
2012/6/9、記事の大幅な改定を行いました。
今までコメントを下さった方へ、再読を強くお薦め致します。
あざとイエローとは、黄色を基調とするキャラクターに付与された愛情への賛辞である。
「あざとい」という言葉は本来、
- やり方があくどい。抜け目がなく、貪欲である
- 小利口である。思慮が浅い。あさはかだ (提供元:デジタル大辞泉)
というよくない言葉である。詳しくは「あざとい」の単語記事も参照していただきたい。
しかし2chの実況板・アニキャラ個別板に端を発し、現在ではニコニコ動画界隈やツイッターなどでも、そうした「あざとさ」を創作者の意識に適用することで「意識的に狙いすましたような可愛さを特定のキャラクターに強く付与した」と思われる対象に「あざとい!」というコメントがつけられるようになった。
誤解されがちであるが、この言葉は
という意味合いが強いネットスラング・または日本語の誤用の一種である。
意味の順逆としては逆であるが、この言葉の類型としては『紳士』が挙げられるであろう。こちらも単語記事を参照していただければ幸いである。
とはいえ、上述のごとく言葉本来の意味合いとしては決して褒め言葉ではない上、ネット発生の意味の認知度の低さから「好きなキャラクターがこんな言われ方をしているのは許せない」と感じる方もたくさんいるため、この言葉は「あくまで意味を理解している者同士がいる場」での使用を強く勧めるものである。
「本当に阿部さんを愛してる奴は出張しない」という至言と同じことが、この単語にも言える。
話を戻すと、そうした一部界隈である種の賛辞として使われている「あざとい」が黄色を基調としたキャラクターにかかっている場合、そのキャラクターは「あざとイエロー」と呼ばれるのである。前フリ長くてごめんね!
『黄色=あざとい』という図式が生まれた流れとして、Yes!プリキュア5でプリキュアがカラフル化し、それぞれのキャラクターが色毎に個性を発揮し始める風潮が生まれ→黄色を担当した春日野うらら=キュアレモネードが「かわいらしさ」を担当していたことが大元の元凶であるようだ。しかしこの頃はまだそこまであざとくはなかったという証言も存在する。
そしてその『黄色=あざとい』の図式が次回作である「フレッシュプリキュア!」の山吹祈里=キュアパイン、更に次回作の「ハートキャッチプリキュア!」の明堂院いつき=キュアサンシャインで確固たるものとなると同時に、2ちゃんねるの実況板やPixivなどのイラストサイトにて、視聴者からの「あざとい」という感想も少しずつではあるが浸透していった。
もちろん、黄色を基調とするキャラクターはプリキュアシリーズ以前の魔法少女モノにも、そして魔法少女モノというジャンルに限らずその他のジャンルにも数多く存在するが、そうした黄色いキャラクターに前項で説明した「あざとさ」を感じた場合、「あざといなさすが黄色あざとい」の声と共にそのキャラはあざとイエローと見做されるのである。
何がどうあざといのかは、彼女(もしくは彼)らの顔立ち、仕草、セリフなど多岐に渡るので、是非実際に動いている様子を見て判断していただきたい。
この判断はあくまで受け手(視聴者や読者)の側で勝手になされるため、同じキャラクターに対して「こいつは全然あざとくないよ!」と感じる人もいることに留意されたい。そうした場合は最終的に「お互いの感性の否定」という不毛な争いにしかならないため、お互いが無闇に相手を攻撃しないことが望ましい。→スルースキル
ちなみに、本来の意味で「あざとい」性格(自分の可愛さをわかっていてそれを利用する、または欲深で抜け目がない)な黄色のキャラクターは、あざとイエローとはまた別の何かである。
動画やイラストなどの媒体を用いた二次創作文化が存在するニコニコ動画界隈では、原作でもあざとかったキャラクターへ更に愛情を注いだ作品を投稿するのみならず、一次創作内ではほとんどあざとい描写が見られなかったキャラクターに投稿者が猛烈な愛情を注いだ結果、それを目にした人間がそのキャラクターに強烈なときめきや感動を覚えるほどの変貌を遂げるケースがままある。
そうした、原作のキャラクター像に反する「あざとイエロー」な作品も存在するが、それは投稿者が「このキャラクターをどう捉えているか」「『このキャラクターにもっと日の目を見てほしい』という意思の発露」であることを心に留め、安易に「原作では~」「キャラ崩壊が~」などといったコメントをされないことを切に望む。
作中で明確な色に関する設定がない場合、視聴者側の認識(多くの場合、『服装・装備の色>髪の色』で優先順位がつけられる傾向にある)を黄色かどうかを判断する要件として採用することを勧める。
厳密なRGB値、衣装における黄色味の割合などを言い出すとキリがない上に偏執的すぎて怖いため、あからさまに他色メインであると思われるケース以外ではそういった検証はしないことがお約束である。原作の設定で明確に「金色」「橙色」などの他色と明言されている場合でも、場の空気を読んでどうコメントするかを考えよう。
但し、それは視聴者側のマナーである。投稿者側から「あざとイエロー」タグをつけたい場合には、そのキャラクターが「黄色」であるかどうかの判断はくれぐれも慎重に行われたし。
これらの判断基準に明確な数値的指標は存在しないが、ニコニコ動画で言えば閲覧数・コメント数・マイリス数の他にも「そのキャラクターが『あざとい』シーンで弾幕が発生する」、「静画に付けられたコメントの殆どが求愛や賢者コメント」などが該当すると思われる。
外部サイトになるが、Pixivでは「キャラ名タグでの検索において登場する作品数、作品につけられたお気に入り数」、2ちゃんねるでは「実況板の番組スレッド・アニキャラ個別板のキャラスレッドの勢いやPart数」などが考慮対象になる模様。
但し「スーパーロボット大戦シリーズ」や「アラサーマミさんシリーズ」などの、版権元が(後出しであっても)認可した二次創作作品に加え、広い意味では二次創作にあたる各種メディアミックスもこの点からは除外する。
これは、基本的に発売元からは確固たる個性・キャラクターを付与されていないVOCALOIDの鏡音リン・レンや、作者によって解釈が異なり過ぎるためにひとまとめに出来ない、東方プロジェクトの二次創作作品発祥のキャラクター評価を一次創作の評価に持ち込まないための条項であり、その二次創作品の愛好者の内に限ってあざとイエローと見做すだけなら何ら問題はない。要するに「一次創作と二次創作を混同しないように」というだけの話である。
たとえば、「泣き虫でドジっ子だけど健気」という黄色キャラクターがいると仮定する。そのキャラクター自身の思考は、「自分の可愛さをアピールしよう」という本来の意味でのあざとさ、小悪魔的な方向性とは無縁であると考えられる。が、1)そのキャラクターの挙動は作者によって意図されており、2)受け手側がその作者の「この子を可愛く見せたい」というあざとい意図を認識しながらも、その子の可愛さにときめく――という状況が発生した場合、そのキャラクターはあざとイエローであると見做される可能性が発生する。
どのキャラも「あざとい」=「小悪魔的な可愛らしさ」という(ある意味「狭い」)意味合いを広く認知させた存在である。
こうしたキャラクターに見られる特徴として、「あるチーム」の中で、他構成員と対比される中で「かわいらしさ」を獲得している、または制作者が当該キャラクターに「かわいいキャラ」を担当させているケースが多い。
また、黄瀬やよいやハス太などは同チーム内の全員がある種の萌え要素を担当している中で、視聴者からの反応が抜きん出て良好であった例である。
人気を博した経緯については、各々の個別記事・関連動画などを参照して頂きたい。
また、「当初からある程度は制作者側も意図はしていたものの、まさかここまで来るとは…」というキャラクターの好例がピカチュウであろう。こうなってしまうと「あざとイエロー」という言葉ではなく、「大人の事情」と称するべきである。
ちなみに、こうしたキャラクターは後に制作者側から優遇されることが多い。
視聴した人間全員が「これは仕方ない」と頷かざるを得なかった、唯一のキャラクター。
果たしてこの項目に他のキャラクターが追加される日は訪れるのであろうか。
一部で「あざとイエロー」と見做されているキャラクター。
前項で述べた通り、判定基準に「視聴者の受け取り方次第」、「二次創作内での扱い次第」な部分があるため、これらのキャラ以外の黄色いキャラクターもあざとイエローに化ける可能性は大いにある。
一次創作上で、これらのキャラクターが視聴者側から「あざとイエロー」であると見做されることはほぼない。
というのも、この場合の「あざとい」はネットスラング側の意味合いであるためである。
…二次創作でワンチャンス、ありますよね!
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最終更新:2025/12/12(金) 18:00
最終更新:2025/12/12(金) 18:00
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