この力に一番戸惑っているのは俺なんだよね 単語


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この力に一番戸惑っているのは俺なんだよねとは、猿渡哲也の漫画『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』の主人公 長岡龍星のイキリ発言台詞である。

なんやそれ......ほとんど超人の概要やん

『TOUGH 龍を継ぐ男』[1] 第16巻収録の BATTLE.185「新生・龍星」で登場する。

宮沢鬼龍の差し金で戦うことになった龍星とガルシア28号。鬼龍に教えを乞うために粛々と指示に従う龍星と、脳に刷り込まれた声―鬼龍の激励を励みに立ち向かうガルシア。しかし、圧倒的なパワーを持つガルシアも、理論的に灘の技を習得した龍星に押されてしまう。だがガルシアは父 鬼龍への思いを胸に、“心臓打ち”を繰り出し、もろに食らった龍星は呼吸停止し倒れてしまう。

だが、勝利したガルシアに鬼龍から与えられたのは称賛や愛情ではなく「心臓を返して貰いたい」すなわち「鬼龍のために死んでくれ」という言葉であった。結局鬼龍が見ていたのはガルシア個人ではなくその心臓だったのだ。いくらガルシアが鬼龍に父性を求めても、鬼龍はガルシアを息子どころか人間としてすら見ていなかった。ガルシアは「人の役に立つ“人間”になりたかった」と悔やみながら自害した。

一方呼吸停止で緊急搬送された龍星だったが、持病の“バースト・ハート”が発病し心肺停止に陥る。鬼龍は元々娘の小倉優希に“ガルシアの心臓”を移植する予定だったが、突然の出来事ゆえやむを得ず龍星に移植することに――。

ガルシアを殺すために米軍から派遣され一度は病院送りになっていたジム・スヌーカは、スピリチュアル・サンクチュアリで傷を癒しながら、“人肉を喰らう悪魔”――“人喰い灰色熊(グリズリー)”討伐に動いていた。

ついにグリズリーと対面したスヌーカだったが、そこに巨大なバイソンを背負いながら現れたのはなんと龍星。素手でバイソンを仕留めたという語る龍星、その言葉が信じられないというスヌーカだったが、

「そうだよな 俺だってちょっと信じられないもん だけど現実に巨大バイソンを倒してるし」

スヌーカが無言で見つめるなか、龍星の背後にグリズリーが迫る――。

この力に一番戸惑っているのは俺なんだよね

グリズリーの爪攻撃をノールックで躱しつつ蹴りをお見舞いすると、1トンもあるグリズリーがラグビーボールのように吹っ飛んでいく。再び向かってきたグリズリーにパンチを放つと、グリズリーは内臓をブチまけながら破裂。せめて怒りをブチまけ闘って死ねっ。呆然とするスヌーカを前に得意げに振る舞う龍星。

「“人肉を喰らう悪魔”を一撃で倒すなんて...」
すごくない?
「“悪魔のチカラ”だ さっさと出ていけ この神聖なる地を邪悪なものに穢してほしくない」
「イヤだと言ったらどうする? 俺がここへ来た目的はあんたと闘うためなんだよ」

龍星を非難するスヌーカ。龍星は人間相手に力を試したいとスヌーカを挑発するが――。

いきなり闇墜ちしてパワーアップしたかと思えば、さらに“ガルシアの心臓”で人知を超えた力を獲得した龍星。これには宮沢熹一も「“ガルシアの心臓”を移植しただけで“超人”になれるんなら武術も格闘技もいらんやないかい」と激怒している。

龍星は当初から(鬼龍の息子なので)戦闘の才能があり頭も良いという設定があったが、あっさり闇墜ちして技を習得したり心臓移植でいきなりパワーアップしたりなどの都合のいい展開が多いため、マネモブ読者からはぐろう系主人公呼ばわりされるくらいあまり人気がない。その人気の低さの一端であるイキリっぷりが如実に現れたのがこの台詞である。

作中でも「結局"ガルシアの心臓"の力(≒龍星自身の実力ではない)」「また闇落ちするかもしれない」など強さやメンタルのブレは指摘されており、本人も「非情な獣になるのではなく、人として強くなりたい」と考えを改め「ガルシアに恥じない強さ」を目指すようになっていく。今後はいかに“龍星らしく”成長するのか、力や武術とどう向き合っていくのかが彼のテーマになると考えられる。

熊爆殺拳

このグリズリーを瞬殺した謎技はファンから熊爆殺拳と呼ばれている。だが、ガルシアハートのパワーに龍星自身の肉体が耐えられないことが判明する。静虎は龍星ならガルシアハートをすぐに使いこなすと危惧したものの、猿先生自身がもて余した挙げ句設定を忘れたせいでその後登場することはなかった。

と思っていたら356話にて、街中で暴れる象を見た熹一がクマを倒した龍星なら象を止められる旨の発現を行い、龍星は「フルパワーで使った反動で死線を彷徨った」と渋る場面が描かれ、猿先生が設定を忘れたわけではなかった龍星は意図的に技を封じていたことが判明した。

語録としての使い方

「○○に一番戸惑っているのは俺なんだよね」「○○は俺なんだよね」と改変して使われる。少し後の台詞「すごくない?」と組み合わせて「○○なんだよね ××くない?」として使うこともある。龍継最新話の猿展開やキャラ描写に驚いたときや困惑したときの感想を述べたり、自分語りする際などに使われる。

だけど現実に関連静画が投稿されてるし

俺も関連商品外して思いっきりぶちかましてみたい

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スヌーカ 邪魔しないでくれる その関連項目は俺の獲物だよ

  • TOUGH 龍を継ぐ男
  • 長岡龍星
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  • 宮沢鬼龍
  • 猿渡哲也
  • 悔しいだろうが仕方ないんだ
  • タフシリーズ関連項目の一覧
  • 熊の素人丸出しテレフォンパンチをダッキングでかわして前に出る
  • またオレ何かやっちゃいました?

脚注

  1. *「外伝」が付くのが連載時タイトルで付かないのが単行本の書名
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