たつきとは、日本のアニメーション監督・アニメーターである。アニメ制作チームirodori代表であり、ヤオヨロズと長く作品契約を続けている。京都府出身、ケニア育ち。
ヤオヨロズで3DCGアニメを制作している。ただし、正社員ではなく作品契約という形で携わっていることが明かされている。
アニメ制作キャリアの初期の頃はサンライズに「尾本達紀」として所属しつつ[1]、同人活動としてirodoriにて自主制作アニメを制作していた。この頃の活動内容については「irodori」の記事を参照。
福原慶匡からスカウトされる形でヤオヨロズ設立メンバーの一人となると、石舘光太郎(のちに石ダテコー太郎に改名)が監督を務める『てさぐれ!部活もの』のアニメ監督を務めた。同作の3Dモデルは吉崎観音の目に留まり、『けものフレンズ』のアニメ制作会社としてヤオヨロズが選ばれることとなった。
2017年冬アニメの『けものフレンズ』で監督を務めており、コンセプトデザインの吉崎観音が決めたベーシスとなる世界観に解釈を加えるかたちで物語の根幹や脚本などにも関与し、主導的な役割を果たしていると言われる[2][3][4] 。また、プロジェクトチームへのインタビュー[5]では、以下のような監督のエピソードが語られている。
福原:それにあの人、忙しいときもそうじゃないときも週に5日は仕事のCGを作ってるんです。さらに残りの2日は趣味のCGに没頭してます。たつき君を見ていると、動いている時間のほどんどがCGみたいなもんなんですよ。
――たつき監督の作業は、どこからどこまでですか? とても多そうに感じます。
梶井:声優以外は全部だよね?
一同:(爆笑)
福原:まぁ、わかりやすく言えばそうですね。全12話をひとりで演出してますから。お話も99%が吉崎先生とたつき君が考えてます。
東京アニメアワードフェスティバル2018の監督・演出賞受賞。また、同グランプリのグランプリ テレビ部門を「けものフレンズ」が受賞した。
また、第四十九回星雲賞のメディア部門を「けものフレンズ」にて受賞した。
けものフレンズの7話以降のOPにおいて、キャラクターの一人であるヘラジカの隣に「監督 たつき」のテロップが表示されており、なおかつヘラジカのポーズが腕組みをしていてそれらしいという理由で、一部のファンからは、たつき監督を表すキャラクターとしてヘラジカが用いられることがある。(なお、けものフレンズ放送時の、監督のTwitterアイコンはかばんちゃんである)
なお、たつき監督本人は全12話一挙放送でコメント参加した際に「エゴサでやたら出てくる顔」とコメントした。
2017年9月25日、カドカワからのお達しにより『けものフレンズ』のアニメから外れるという通知が本人のtwitterからなされた。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/irodori7/status/912270635610472448
このツイートをきっかけとして、起こった一連の騒動の詳細は、9.25けもフレ事件(たつき監督降板事件)の記事を参照してほしい。
ちなみにこのツイートは伝聞調であるために、監督自身が詳しい事情を知らなかった可能性があるため注意が必要である。また、「カドカワさん方面」とあるが、けものフレンズプロジェクトに出資している企業はKADOKAWAであるため、その親会社であるカドカワはこの件には無関係とみられる。
近頃、授賞等で公の場に姿を現す際にはペンギンのマスクを着用している事が多く、これはirodoriのホームページ等で使われているたつき監督のプロフィール画像がペンギンである事に由来していると思われる。
尚、高杉薫が声を当てた。
2018年には、Eテレの番組「よろしく!ファンファン」のメインキャラクター"ファンファン"のキャラクターデザインを担当した。
JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール」2018年7月号では、信濃奇勝録に登場する妖のキャラクター化に挑戦する等、活動の幅が広がっている。ちなみに、トランヴェールのバックナンバーは1年間閲覧可能となっている。
現在はテレビアニメ化した「ケムリクサ」を制作中。
以下は「たつき」名義で関わった作品のみ記載。
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最終更新:2025/12/06(土) 21:00
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