眼鏡とは、制作集団irodoriの自主制作アニメである。
概要
irodori作品の第一作目であり、各アイコンにも使用されている象徴的な作品。2008年9月から毎月更新され、2009年8月にフル版が投稿された。
「萌えアニメ作ろうぜ!」と言って企画が始まり、ハートフル・メガネ・コメディ・アクションに仕上がった。眼鏡を巡って少年少女が織り成すニコニコ的なパロディ多目のドタバタほっこりアニメ。
2010年開催の「第22回CGアニメコンテスト」入選作品。
登場人物
- 銀縁めぐむ (ぎんぶち-)
- 声 : 方広寺悠宇
さつきや文子の通う学校の転校生の男子。眼鏡を掛けた婦女子への情熱が尋常ではなく、さつきに何としても眼鏡を掛けさせようと挑んではボコボコにされている。
眼鏡マニアなのではなく眼鏡っ娘オタクであると称しており、常に眼鏡や眼鏡を掛けた人の妄想で頭がいっぱいの変態。そんなんでも一見真面目で賢そうでもある為、黙っていれば好青年っぽく見える。意外と表情は豊かで、眼鏡に事で悦に浸っている時に緩みに緩み切る。
自分の眼鏡中心的な思想の突発的な判断が周りにとっても正しいことと信じて疑わない、ある意味危険人物。
- 千里さつき (せんり-)
- 声 : ウシロ
眼鏡屋の一人娘でありながら、あるきっかけで眼鏡にトラウマを抱えてしまい、眼鏡を避けて生活している女の子。性格は天真爛漫でラーメンが好き。
嬉しかったり悲しかったり怒ったりの気持ちが自然と態度に出る。うっかりミスが多いのと、その度にヘコんだりするのが子供っぽいと周りからからかわれている。本人は子ども扱いされると怒る。
運動能力が高く、何かの全国大会の女子の部と男子の部の両方で優勝している。ぺったんこ。
怒るとサツ鬼へと進化して暴走し、商店街の人々から恐れられる。最終形態では飛行も可能に。
- 千里恋途 (せんりれんず)
- 声 : 方広寺悠宇
さつきの父。商店街「サクセスしもはて」で眼鏡屋「千里眼鏡」を経営している。
- 眼鏡に魂を込めている職人気質の人物だが、銀縁の眼鏡語りには引き気味だった。
おっとりした性格の持ち主で、眼鏡と距離を取るさつきに寂しさを覚えながら優しく見守っている。
- 森山文子 (もりやまふみこ)
- 声 : eoh
さつきと同じ高校に通っている親友。商店街「サクセスしもはて」の「森山薬局」の娘。
さつきに眼鏡を掛けさせようとする銀縁に興味を持ち時にサポート役に回る。
穏やかな性格と振る舞いでクラスから慕われているが、見た目によらず工作好きで教室で溶接を行う事も。
当たり前に回りに気を配れるので、なにかと世話焼きの立場に立たされるが、それすらも本人は楽しんでる風。
さつきを可愛いなあと思いながらもトラウマを抱え続けている事を心配しており、銀縁が決着を付けられるのではないかと期待している。
- ケロヨン
- 森山薬局のマスコット。カエルのようなキャラクターの看板。
実は文子に改造されており、さつきの暴走時には回避や飛行など様々な機能を発揮するが何度も破壊されている。
その他
- 千里みどり
- さつきの母親。作中には本人は登場しないが、千里眼鏡店内に掲示されているポスターは若かりし日の彼女の姿。千里家の生活を支える眼鏡美人の高給キャリアウーマン。
- 藻手杉スグル
- 銀縁の良い相談相手として登場する予定のキャラクターとしてイメージが作られたが、モデルを作る手間の割に登場回数が少ない事から没キャラクターとなってしまった。
制作スタッフ
敬称略
余談
初期のイメージではたつき監督とchi美術監督のイメージからさつきをロングヘアーにした案もあった。お嬢様風と清楚風の二種類が描かれたがおしとやかじゃない方が動かして楽しいだろうとの事でショートヘアの案が採用された。
本作に仕込まれた小ネタの一つに、高校への通学途中の川に何故かハシビロコウが佇んでいると言う物があり、後にirodoriが携わったテレビアニメ「けものフレンズ」にハシビロコウが登場した際には再注目を受けた事も。
ケムリクサがテレビアニメとしてリブートした際には双方のキャラクターの絡んだイラストが投稿された。
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関連項目
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