たてかべ和也とは、日本の男性声優である。そして、ケンユウオフィスの取締役。
元・ジャイアン。ジャイアンの歌「おれはジャイアンさまだ!」では作詞も担当した。元は「ぼえー」など擬音で表現されていたものを、たてかべがアドリブで歌ったものが始まりである。タイムボカンシリーズの敵役3人組の1人としても常連。
小原乃梨子、八奈見乗児とともに「天才ドロンボー'08」をリリース、合計221歳ユニットと話題になった。
そして、この人も声優界に貢献した大御所の一人である事も忘れてはならない。かつて自身が社長を務めたオフィス央時代には、現在も深い繋がりのある堀内賢雄を発掘。ぷろだくしょんバオバブ時代には多くの才能を発掘してきた。代表例を挙げるなら矢島晶子、水谷優子、折笠愛、小林沙苗らが該当する。矢島晶子に『クレヨンしんちゃん』のオーディションを斡旋したのはこの人だったりする。今でも後身の育成には熱心である。
余談だが、新ドラえもんキャストが決定した際にはジャイアン役の人と飲みたいと、密かに連絡先を狙っていたが、受かったのは当時14歳だった木村昴だったため、新ジャイアン役との飲み会は遠い未来となってしまった。
……が木村昴が2010年に成人になった時に遂に念願が叶ったらしい。
たてかべは自分の人間性を「自分はドラえもんの登場人物でいうとのび太。勉強嫌いで一人っ子、くよくよするけど考え過ぎずに気分を変えていく」としている。
代表的なキャラクターであるジャイアンのようなガキ大将っぽい声が有名であるが、地声はかなりダンディ。かつては全然ゴツくない好青年やサラリーマン風の役を演じることも多かった。本人曰く悪役や仇役がやりやすいらしい。
2015年6月18日午後1時49分、急性呼吸器不全のために東京都内で死去した。
リメイク版ヤッターマンの放映末期頃、食欲がわかないことを不信に思って病院を受診すると、スキルス性胃がんが見つかった。しかもステージ4という末期状態だった。しかし、たてかべは「トンズラーをやり遂げたい」との考えてなおも仕事を続け、それ以外にもいろいろ言い訳して手術をだいぶ先送りにした。
両親はとっくに他界し、兄弟も妻子もいないたてかべは、「死への恐怖はないけど、葬式は事務所(ケンユウオフィス)に迷惑をかけることになるなぁ」と考え、堀内賢雄に「賢雄、俺死ぬかもしれない、葬式は内輪で静かにやってくれと」、話した。しかし堀内は「それ(小規模の葬式なんて)は出来ない」「いざという時は盛大にやる」と答え、二人でいつも通りの調子で楽天的に話をしていた。
しかし最後に「でもカベさんはその前に病気を治すことを考えて欲しい。事務所ぐるみでバックアップするから」と言われ、堀内の指示でたてかべの入院に際しては、事務所のチーフマネージャーを常にサポートにつけていた。
その後胃を全摘出という大手術を行ったが、こうした周囲の支えによってリハビリに耐え、病気を克服した。ちなみにたてかべは筋金入りの勉強嫌いだったため、医師の説明を聞くのはほとんど後輩に任せていた(ちなみに、これまで入院したことがなかったらしい)。
今は私生活で杖を使って移動するなどしているそうだが、仕事は散発的ながらも継続して行っている。
2015年5月21日放送のアニメ「旦那が何を言っているかわからない件 2スレ目」の#8「マヨタマ爆誕」に(ジャイアンみたいな)不良役で出演し、視聴者に衝撃を与えた。
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最終更新:2025/12/12(金) 19:00
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