もう付き合っちゃえよとは
「傍から見て殆ど付き合っている様子にもかかわらず、当人たちはその自覚がなくあと1歩が足りない。」
そんな甘酸っぱいようなもどかしいような気持ちに対する叫びである。
恋愛ものに限らずよくある言い回しではあるが、近年で有名になった用例は葬送のフリーレンの原作「第35話 旅立ちのきっかけ」またはアニメ「第17話 じゃあ元気で」において、フェルンとシュタルクに対してザインが放った台詞である。
シュタルクが冬の外仕事で冷えてしまった手をフェルンのほっぺに当てるイタズラをしたらフェルンが怒ってしまったのを、ザインが僧侶として仲裁し仲直りさせるというくだりがあり、その後酒場でザインが飲みながら怒ったように言い放った。
ともに旅を続ける若い2人が恋を知らぬまま親密になる状況を目の当たりにしての大人の反応であり、多くの読者・視聴者を代弁したザイン先生には頭が下がる。
なお最年長のフリーレンはというと、エルフ特有の恋愛感情の乏しさ故に2人のちょっとしたやり取りから起きた感情の揺れ動きをくみ取れず、傍観者のように「なんだかフェルンの様子がおかしい」としか感じ取れなかった。おとなのおねえさん過ぎて逆に大人の対応が取れなかったのである。
当の本人たちは現状付き合っているという認識はなく、仲間や戦友と言った間柄である。もう付き合っちゃえよ。
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最終更新:2025/12/06(土) 21:00
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