ゆうづる (列車)

ゆうづるとは、国鉄→JR東日本で運行されていた列車名である。

概要

列車名としては一貫して常磐線経由で上野～青森間を運行されていた夜行列車として使われていた。

主に20系客車・24系客車や583系電車が使われていたが、一時期車両運用の都合上で特急列車であるのに全車座席車で運行されていたのもあった。最盛期は上野～青森間を常磐線経由で7往復運転されており、これは同一列車名・同一区間で夜行運行されていた最大往復数である。尚、7往復時代は東北本線経由のはくつる1往復と合わせて2列車ずつの続行運転をして青函連絡船に接続していた。ちなみにヘッドマークの朱色は列車名の由来にある通り夕焼け空から取られていた。

列車名の由来は、夕焼け空を飛ぶ鶴から。

沿革

1965年10月　常磐線経由で上野～青森間を運行していた夜行急行北斗を特急に格上げしてゆうづる1往復が設定される。
停車駅は上野 - 水戸 - 平 - 仙台 - 盛岡 - 尻内 - 青森

1968年10月　2往復に増発。

1970年10月　3往復に増発。

1972年3月　4往復に増発。

1972年10月　5往復に増発。

1975年3月　2往復増発して7往復に。

1982年11月　東北新幹線・上越新幹線開業のダイヤ改正で5往復に減便。

1985年3月　東北新幹線上野乗り入れのダイヤ改正で3往復に減便。

1988年3月　青函トンネル開業のダイヤ改正ではくつる1往復・ゆうづる2往復を北斗星3往復に置き換える事によりゆうづる1往復に減便。

1993年12月　臨時列車に格下げ。

1994年12月　臨時列車としても廃止。これによりゆうづる全廃。

関連動画

関連商品

関連項目

• 鉄道列車名一覧
• 東北本線・常磐線
• 20系客車・583系