ウマピョイ(競走馬) 単語


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ウマピョイ

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ウマピョイ(競走馬)Uma Pyoi)とは、2020年生まれの競走馬である。鹿毛の牝馬。

概要

父ゴールドアクター、母サニツ、母父ロードカナロアという血統。

父ゴールドアクターは2015年の有馬記念馬で2020年産が初年度産駒。父系の祖父(ウマピョイから見ると曾祖父)はグラスワンダー。

母サニツは4戦未勝利。こちらも初仔となる。

母父ロードカナロアは香港スプリント連覇など短距離・マイルのG1を6勝し、サクラバクシンオーと並んで短距離歴代最強馬の筆頭に挙げられる名馬。種牡馬としてもアーモンドアイやサートゥルナーリアを輩出するなど大成功を収めている。

生産は新冠町・メイタイファーム。もとは(有)名鯛興業で、「タイ」の冠名でオーナーブリーダーとして生産馬を走らせており、著名な所有馬にタイテエムがいる。

3歳時(2023年)

栗東・角田晃一厩舎に入厩。デビューは少し遅めで、3歳となった2023年1月22日の新馬戦(小倉競馬場・芝1800m)となった。鞍上は角田師の息子で、デビュー3年目の角田大和。デビュー前から名前が先行していたこの馬がどのような走りをするのか注目されていて、16頭立ての16番と大外枠になったが、13.3倍の6番人気に支持された。グリーンチャンネルのパドックでも推奨馬(3番手)に挙げられるなど高評価だった。
レースではややスタートダッシュが付かなかったが、そのまま先頭に立ち逃げを打った。最後の直線でベレザニーニャに抜かれたが、その後は逃げ粘り2着を確保した。
なお、負けた相手であるベレザニーニャはスペイン語で美少女の意、競走馬を美少女擬人化した作品の関連用語が由来である名の馬が美少女に負けたことになる。

2戦目は2月11日、同じ小倉・芝1800mの未勝利戦。鞍上は引き続き角田大和。前走の好走もあり、5.7倍の2番人気と支持を集めた。
今回も7枠10番と外目の枠になったが、スタートからすっと前につけて2番手で先行。ゆったりしたペースの展開となり、4コーナーで逃げ馬をかわして先頭に立ったものの、直線で4番人気サンライズタイソンの末脚に屈して今回も2着。
負けた相手であるサンライズタイソンはモーリス産駒で、ウマピョイはゴールドアクター産駒なので、スクリーンヒーローの孫且つグラスワンダーの曾孫同士のワンツーフィニッシュとなった。

3戦目は4月23日、グランドオープン2日目の京都・芝1600mの未勝利戦。鞍上は角田大和の弟の角田大河に乗り替わりとなった。オッズは7.0倍の3番人気。
6枠12番と、またもや外目枠となった。前2走とは打って変わって11番手に付ける。上がり3F2位タイの末脚を発揮するも、4コーナーで先頭に立って同じ上がりタイムで駆けて大きくリードを取った1番人気のラケマーダに敵うはずもなく、ほぼ同じ戦法を使ったヴィヴィッシモに1/2馬身差かわされての3着となった。

4戦目は中1週で5月7日、前回と同じく京都・芝1600mの未勝利戦。鞍上は引き続き角田大河。オッズは3.6倍の2番人気。
2枠2番と、初めて内目枠となる。道中は5~6番手に付け、不良馬場をものともしない走りをするも、1~2番手に付けてほぼ同じ上がり3Fタイムを記録した断然1番人気のサンライズプルートに2馬身差及ばず、またもや2着。
なお、負けた相手であるサンライズプルートはリオンディーズ産駒なので曾祖父(父母父)はスペシャルウィークであり、スペとグラスの因縁が曾孫の代になっても続いているとネタにされた。

5戦目は6月10日、函館の本年度開催初日の芝1800m・未勝利戦。鞍上は、角田大河がいわゆる「スマホ6」の1人として騎乗停止処分中のため角田大和に戻る。ここで初めて1番人気(2.5倍)に支持される。
レースでは積極的にハナを奪うも、最終直線で撃沈されて12着。初めての着外も経験する。

6戦目は7月25日、盛岡競馬場での指定交流競走・アンバー賞(芝1700m)に出走。鞍上は再び角田大河。芝とはいえ初の地方競馬場、かつ初の左回りだったにも関わらず単勝1.3倍の圧倒的1番人気に支持される。
道中2番手に付けたが、3番人気のジットマツが名前に反して積極的にハナを奪って上がり3F3位の末脚を発揮して最終的に4馬身差の逃げ切りに屈し、またもや2着。

7戦目は8月19日、札幌の芝2000m・未勝利戦。鞍上は本馬初騎乗の小沢大仁。騎手がテン乗りなことと、函館での大敗、距離延長が懸念されたのか、もう1頭のアイドル的人気の未勝利馬であるアオラキ(5番人気、21.0倍)よりも低い8番人気(35.1倍)となった。
道中5~6番手に付ける過去走と同じ戦法を使うも、ずっと1~2番手に付けていたマテンロウカノンとブラックヴァールには及ばず、またもや3着。

3歳未勝利戦終了まであと2週に迫ったことや、3着により優先権を確保したことから、陣営は8戦目として連闘で同条件の未勝利戦を選択。鞍上は引き続き小沢大仁、オッズは5番人気。
発表上の天候・馬場状態は曇・良だったが、発走直前に突然の大雨が札幌競馬場を襲う。前走先着された連闘のブラックヴァールが最終直線の内で粘る中、ウマピョイは大外を周り、悪天候も何のそのの凄まじい追い込みを見せる。しかし惜しくもクビ差及ばず、またもや2着。

未勝利戦が残り1週となり、進退が問われる中、馬主はラストチャンスに賭けることを選択。同馬場・同条件・同騎手での3連闘となる。オッズは締切前まで2番人気だったが、グリーンチャンネルでのパドック解説で推奨1番手評価を受けたのか、最終的に1番人気に。
道中は中団に付けて4コーナー付近から徐々に順位を上げるも、先頭集団に付けて逃げ切ったドラゴンヘッドとアイヲヨブテーラーに及ばず、最後も3着。

結局勝ち上がることが出来ずに終わってしまったウマピョイ。今後は暫く休養を挟んだのち、地方競馬(園田)に移籍してレース復帰を目指すとのこと。
後に兵庫・飯田良弘厩舎に入厩したことが発表された。

名前の由来

馬名の由来は「馬が飛び跳ねる」で、楽曲とは一切関係がない…ということになっている。

メイタイファームのTwitterアカウントが自己紹介で「(たまにウマ娘)しています」と書いていようが、(有)名鯛興業時代の所有馬・タイテエムのウマ娘採用希望ツイートをトップに固定していようが、一切の関係はない…はずである。

現在のメイタイファームは生産牧場であり、基本的に生産馬は別のオーナーに売られていく。本馬も売却先のオーナーが命名したものであり、メイタイファームが命名したわけではない

ちなみに、第一希望は「プリティーダービー」であり、これは却下されたという。

なお馬主の大田恭充氏は「ウマ娘はプレイしていない」という[1]。牝馬なのでかわいらしい名前を知人に相談したところ「ウマピョイ」を勧められ、その響きが気に入り申請したところ無事に通ったのこと。

他のウマ娘っぽい競走名

ちなみに同じ2020年産の競走馬では「ユメヲカケル」(血統表にウマ娘化された馬はいない)や「ガールズレジェンド」(こちらは母父アグネスデジタル)が既に登録されている。

また、本馬名決定から3日後、同じくメイタイファーム生産のソヴールトウショウの2020が「アゲマセン」(父父サクラバクシンオー、スペシャルウィークの血は入っていない)と決定したというツイートがなされている。

ウマ娘を連想させる馬名

  • 2019年産(2022年クラシック世代)
    • サニーウェザー (牡・芦毛) - モブウマ娘と同名。
    • パンパシフィック (牡・鹿毛) - モブウマ娘と同名。
  • 2020年産(2023年クラシック世代)
    • アゲマセン (牝・鹿毛) - アニメ「ウマ娘」中の台詞「あげません!」。父父サクラバクシンオー。
    • ウイニングライブ (牡・鹿毛) - ウマ娘のレース後に行う勝利のライブ。
    • ウマダッチ (牡・芦毛) - 楽曲「うまぴょい伝説」の歌詞。もう1つの候補は「プリプリホルモン」だった。母父サクラバクシンオー。
    • オレノアイバ (牡・黒鹿毛) - 楽曲「うまぴょい伝説」の歌詞「きみの愛馬が!」の替え詞「おれの愛馬が!」。
    • ガールズレジェンド (牝・黒鹿毛) - 楽曲 「GIRLS' LEGEND U」。母父アグネスデジタル。
    • キミトユメヲカケル (牝・芦毛) - 楽曲「ユメヲカケル!」の歌詞。
    • スキダッチ (牝・芦毛) - 楽曲「うまぴょい伝説」の歌詞。母母父アグネスタキオン。
    • ハッピーミーク (牝・芦毛) - シナリオに登場するNPCウマ娘と同名。母父ゼンノロブロイ。
    • パクパクデスワ (牝・黒鹿毛) - メジロマックイーン言いそうな台詞「パクパクですわ」。父父フジキセキ。
    • ビターグラッセ (牝・鹿毛) - シナリオに登場するNPCウマ娘と同名。父母エアグルーヴ、母父サクラバクシンオー。
    • ユメヲカケル (牡・黒鹿毛) - 楽曲「ユメヲカケル!」。
    • リトルココン (牡・栗毛) - シナリオに登場するNPCウマ娘と同名。父父サクラバクシンオー。
  • 2021年産(2024年クラシック世代)
    • オベイユアマスター (牡・栗毛) - 「ウマ娘 シンデレラグレイ」に登場するウマ娘と同名。母父父フジキセキ。
  • 2022年産(2025年クラシック世代)
    • ドドドドドースンノ (牡・鹿毛) - 楽曲「トレセン音頭」の歌詞。ウマピョイの半弟であり、馬主・調教師共に姉と同じ。

なお、ウマピョイ自身のデビュー戦着順(2着)はウマ娘関連馬名の2020年産馬の中では最高着順である。

血統表

ゴールドアクター
青鹿毛 2011
スクリーンヒーロー
栗毛 2004
グラスワンダー Silver Hawk
Ameriflora
ランニングヒロイン *サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
ヘイロンシン
黒鹿毛 1999
*キョウワアリシバ Alysheba
Sulemeif
ハッピーヒエン *マナード
ブゼンフブキ
サニツ
鹿毛 2015
FNo.1-l
ロードカナロア
鹿毛 2008
キングカメハメハ Kingmambo
*マンファス
レディブラッサム Storm Cat
*サラトガデュー
*ダンスザクラシックス
鹿毛 2004
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Head In The Clouds Rainbow Quest
Ballerina

クロスNorthern Dancer 4×5(9.38%)

  • 曾祖母Head In The Cloudsは英G3プリンセスロイヤルSの勝ち馬。
  • 牝系を遡ると4代母Ballerinaの半姉River Dancerの孫からコンデュイット(BCターフ連覇、キングジョージⅥ&QES勝ち馬)が出ている。
  • また5代母Dancing Shadowの半妹にSun Princess(英オークス、ヨークシャーオークス、英セントレジャー勝ち馬)がおり、その子であるバレークイーンは日本に輸入され、牝系からはフサイチコンコルド・リンカーン・ヴィクトリー・アリストテレス等様々な活躍馬が出ている。

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関連コミュニティ・チャンネル

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関連項目

  • 競馬
  • 競走馬の一覧
  • 2023年クラシック世代
  • うまぴょい伝説

脚注

  1. *オニャンコポン、スモモモモモモモモ、ウマピョイ…クセの強い馬名に隠された意味(2022/2/4)

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