ウルトラ怪獣モンスターファーム 単語


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ウルトラカイジュウモンスターファーム

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ウルトラ怪獣モンスターファームとは、2022年10月20日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフトである。

概要

ウルトラ怪獣モンスターファーム
ジャンル シミュレーション
開発元 コーエーテクモゲームス
販売元 バンダイナムコエンターテインメント
機種 Nintendo Switch
発売日 2022年10月20日
価格 通常版:6,100円(税別)
特装版:11,100円(税別)
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
その他 Amazon・GEO・アソビストアにて予約特典あり
ゲームソフトテンプレート

2022年6月28日に公開されたNintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップにて初公開されたゲーム作品。
モンスターを誕生・育成・バトルさせる『モンスターファーム』シリーズが円谷プロダクションの『ウルトラシリーズ』とコラボし、ウルトラ怪獣たちが登場する怪獣愛育シミュレーションゲーム。ウルトラ怪獣を育成・バトルさせるゲームである「大怪獣バトル」「大怪獣ラッシュ」などの流れを汲んでいるといえる。

ウルトラ怪獣の誕生については、独自の楽曲データベースから選んだ楽曲から誕生させるほか、発売時の現行作である『ウルトラマンデッカー』のウルトラディメンションカードに書かれたコードを入力したり、SwitchのNFCリーダライタを使い、交通系ICカードや『ウルトラマンZ』のウルトラメダルを始めとしたNFC搭載デバイスを使ったりなどで誕生させることも可能。
さらに怪獣同士を融合させて新たな怪獣を生み出すこともできる。

設定としては本家のモンスターファームと同じ世界観で、「怪獣たちが住んでいた島で災いが起き、光の巨人が怪獣たちを円盤石に封印した」というストーリーが語られている。この世界観のため、育成中になんとウルトラマンたちが登場するイベントが発生することがある。

登場怪獣

合体派生種を含む総勢200体以上のウルトラ怪獣が登場する。

タイトル名 怪獣名 原作での初登場回
ウルトラQ ガラモン 第13話  「ガラダマ」
カネゴン 第15話  「カネゴンの繭」
ウルトラマン バルタン星人 第2話   「侵略者を撃て」
ネロンガ 第3話   「科特隊出撃せよ」
レッドキング 第8話   「怪獣無法地帯」
テレスドン 第22話 「地上破壊工作」
ゴモラ 第26話 「怪獣殿下 (前篇)」
ダダ 第28話 「人間標本5・6」
ゼットン 第39話 「さらばウルトラマン」
ウルトラセブン ミクラス 第1話   「姿なき挑戦者」
エレキング 第3話   「湖のひみつ」
ウインダム
メトロン星人 第8話   「狙われた街」
キングジョー 第14話  「ウルトラ警備隊西へ(前編)」
ガンダー 第25話  「零下140度の対決」
帰ってきたウルトラマン ベムスター 第18話  「ウルトラセブン参上!」
ウルトラマンA エースキラー 第14話  「銀河に散った5つの星」
ウルトラマンタロウ バードン 第17話  「2大怪獣タロウに迫る!」
タイラント 第40話  「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」
ウルトラマンレオ ノーバ 第49話  「恐怖の円盤生物シリーズ! 死を呼ぶ赤い暗殺者!」
ウルトラマンティガ ゴルザ 第1話   「光を継ぐもの」
メルバ
ウルトラマンダイナ レイキュバス 第25話 「移動要塞(クラーコフ)浮上せず!(前編)」
ウルトラマンガイア ガンQ 第6話   「あざ笑う眼」
超コッヴ 第44話 「宇宙怪獣大進撃」
ウルトラマンZ 特空機1号セブンガー 第1話  「ご唱和ください、我の名を!」
モンスターファーム モッチー モンスターファーム2

ウルトラ怪獣、育ててみませんか?

『モンスターファーム』シリーズと同様で、主人公は円盤石や追憶板から再生した怪獣をファームへと連れて行き、大陸出身ブリーダーのホリィや怪獣ファームのオーナー・カネゾーと三人四脚の体勢で怪獣を育成していく。

『ウルトラ怪獣』の要素をミックスした本作では『モンスターファーム』とは変わった独自要素がいくつか存在するので、簡素ながら紹介する。

暴走とゲキリンゲージ

本作で怪獣が持つ要素の一つ。全ての怪獣にはゲキリンゲージが用意されており、これが満タンになってしまうと暴走してしまい怪獣はブリーダーのいう事を聞かなくなってしまう。
具体的には暴走した週や、そこから数週間何も行動できなくなってしまう以外にも、暴れまわってファームやショップなどを壊し修理代を払うことになったり、勝手にエサを食べまくって体重が増加したり、ノラ怪獣とケンカを始めたり、家出したまましばらく帰ってこなかったり、暴走する怪獣を止めに光の巨人がどこかから駆けつけてくる、などといったもの。
ゲキリン値はトレーニングや修行、または怪獣が嫌いなものやゲキリンが上昇するアイテムを与えると増加してしまうが、ゲキリンが減少するアイテムや食事を与えたり声をかけてあげたり後述のナワバリバトルや大会に出場する事で減少もする。アイテムを買える資金が無い時は大会やナワバリバトルでゲキリンゲージを下げたり、ゲキリンが下がりやすい特徴を持つクッキーを与えるのも良いだろう。
基本的には決まった数値しか変動しないが、同じトレーニングを繰り返したりゲージが半分を超えオレンジ色になるとある時突然満タンまで振り切れてしまう事例もあり、戦々恐々とさせられる。

とはいえ、暴走は怖いものというわけでもなく、暴走した怪獣が稀にステータスの上限値を開放して帰ってくる事があるメリットもあるほか、ある怪獣を開放するためのイベント発生条件にもなっている。
またゲキリンゲージが満タン近く(オレンジ色、赤色)まで溜まった状態でバトルを始めるとガッツ初期値が60~80でバトル開始できたりガッツ回復がいつもより早くなる等、強力なプラス効果も得られるので大会前にゲージを上手く調整していけば有利に戦う事もできる。大会の前にあえて、ゲキリンが上昇するアイテムを与えるのも一つの選択であるが、突然満タンになって暴走してしまい出場したかった大会に出られなくなるのもよくあること
大会やナワバリバトルで戦う怪獣も、ゲキリン値が高い(=ライフゲージの下に爆弾マークがついている)相手は注意して戦おう。

本作ではこの、怪獣のゲキリンゲージをコントロールするのも怪獣ブリーダーの腕の見せ所である。

トレーニングとナワバリバトル

本作で怪獣がトレーニングを行う場所はナワバリゲージが存在し、トレーニングを行うたびに上昇していき、ゲージが満タンになるとその場所が育成怪獣の縄張りとなってトレーニング時の能力上昇値にボーナスが付くようになる。

ただしトレーニング地には時々ノラ怪獣が出没し、その週にノラ怪獣を放置したりナワバリバトルに敗れると縄張りを荒らされゲージが減少してしまう。トレーニング地でノラ怪獣とナワバリバトルし勝利する事で縄張りを守れるほか、前述のゲキリンを下げる事もできるので積極的に守る事を推奨。
場合によっては同じ週に2カ所以上のトレーニング地に同時にノラ怪獣が出現する事もあるが、行けるのは一つのみなので、優先したいトレーニング地や能力上昇ボーナスによって選ぶと良いだろう。
ナワバリバトルでもトレーニングと同様でバトル後に能力が上昇するが、AやSランク等高位のノラ怪獣に勝利すると普通のトレーニング以上に能力が大上昇するので、手強いノラ怪獣にあえて戦いを挑むハイリスクハイリターンな選択もある。

修行とライバルブリーダー

本作でも怪獣が技を新しく習得するには怪獣を修行に出さなくてはならないが、本作ではライバルブリーダーに育成怪獣を一か月間預けて修行を依頼する、という形をとる。
なので最初にチュートリアルを兼ねて修行を開放されるメイを除き、彼女以外のブリーダーの元へ修行に出す場合はライバルが出場する大会でライバルに勝利し優勝する事で彼らの協力を得る下準備が必要になる。最初は修行の開放から始めると良い。
修行が開放されたライバルとは、修行手数料割引きの知らせ以外にも趣味や世間話などの手紙が届く事もある。

従来通り修行中は一カ月間を費やすので、大会などの予定が重ならないよう注意。また同じブリーダーでも修行地は毎月変化するので、効率よく能力を強化したければ修行を依頼するブリーダーが得意なトレーニング地にいるタイミングを待つ必要もある。

修行とライバルブリーダー一覧
  • メイ
    ラトゥール島一番の富豪出身の御令嬢で、お淑やかな性格。主人公とはブリーダー学校の同級生だった間柄。
    彼女のみ初期から修行が開放されている。育成怪獣はダダ(カスミ)。
    得意な能力は命中、習得できる技は命中重視技。今作でも、怪獣次第では命中重視技一つで上位まで勝ち抜く事も可能なので序盤からどの怪獣でもお世話になるだろう。
  • コルト
    シリーズおなじみの少女。『モンスターファーム2』ではブリーダー助手だった彼女も、今作では怪獣ブリーダーとして登場。おっちょこちょいな性格は変わっていない。
    彼女と戦う「IMa交流戦」は2月と8月で年2回開催されるが、どちらかで優勝すれば良い。ストーリー上Cグレードより上位へ進むために避けて通れない関門なので彼女との修行は必ず開放する事になるのだが、育成怪獣のモッチー(アンコロ)は回避が高く、命中が低い怪獣で挑むと苦戦は必至。ちなみに彼女とのバトル時のみ、試合前のファンファーレとバトルBGM及び勝利・敗北ジングルが『モンスターファーム2』当時のものに変わるという、昔からのファンには嬉しい演出も用意されている。
    得意な能力は回避、習得できる技はクリティカル技。
  • ビクトル
    元一流アスリートの青年。怪獣と共に自身も肉体を鍛錬し続ける熱血漢。
    彼とは「マッスルパワー杯(Dグレード)」で戦えるが、育成怪獣のレッドキング(パワフル)はちからと耐久力が高い脳筋仕様で、こちらも回避か丈夫さが足りないと一発の被弾で試合を引っ繰り返される。
    得意な能力は勿論ちから、習得できる技は大ダメージ技。
  • ニール
    怪獣の生態研究に生涯を捧げる天才科学者の少年。
    彼とは「ウィズダム杯(Dグレード)」で戦えるが、育成怪獣のバルタン星人(ウィット)はかしこさと回避が高い回避仕様。
    得意な能力はかしこさで、習得できる技はガッツダウン技。
  • ライラ&レイラ
    ラトゥール島で絶大な人気を持つ、双子のアイドルブリーダー。姉のライラがバトルを担当し、妹のレイラが育成を担当している。
    彼女たちとは「スーパーバイタリティ杯(Cグレード)」で戦えるが、育成怪獣のエレキング(ベガ)はライフが高い上に技や特徴で回復もする為、KOはかなり難しいのみならず数発のダメージで押し負ける危険もある。
    得意な能力はライフ、習得できる技は特殊技(ライフ回復、能力強化、ガッツ吸収など)。怪獣によっては覚えられる技が無い場合もある。
    エレキングを連れた双子、といい彼女達の被っている帽子といいウルトラシリーズファンには意味深な人物。
  • アルバロ
    ラトゥール島最強の怪獣ブリーダー。自身も最強の称号に誇りを持っている。着ている立派な服は特注品。
    Aグレードまで勝ち進んだ主人公の前に、育成怪獣のゼットン(カエサル)で立ち塞がる。公式戦に出場するたびに主人公以外の相手にほぼ全勝するので今作のAグレード公式戦の難易度は過去シリーズ以上に厳しい。最強怪獣と名高いゼットンだけにバトルでも攻守ともに隙が無く、中~遠距離から放たれる超必殺技はただでさえ高いダメージが特徴でさらに強化されているので被弾したら一撃KOのリスクもある。
    得意な能力は丈夫さ、習得できる技は超必殺技。今作ではアルバロとの修行を開放すればいつでも超必殺技の修行に出す事も可能になるが、実際に超必殺技を習得するには相応の条件をクリアする必要がある。

ちなみにライバルブリーダーたちには友好度が設定されており(顔の下にハートマークがある)、修行を20回依頼するたびに1つずつ上昇していくが、これが最高になると…

継承クッキー

怪獣の特徴(=スキル)を継承する事ができるクッキー。街の、継承クッキー屋さんでお金を支払う事で入手できる。
怪獣が歳を重ねるごとに1つずつ解放され、もともと備わっている特徴と合わせて最大4つまで継承させることが可能。今作で直接登場しないがクッキーとして登場している怪獣も沢山存在する。こいつらも島にいたのか?
ごく稀に虹色のクッキーが出る事もあり、こちらは通常のクッキーよりもステータスの上昇値が大きくなっている。お任せで焼く場合は追憶板で焼くよりも上昇値が低いので、基本的には追憶板を使った方がお得。

ステータスを少し上昇させる効果に加えて、大きく育成(トレーニング、修行など)に効果を発揮する特徴と、バトル時に効果を発揮する特徴で大別される。育成方針や戦闘スタイルに合ったものを厳選しよう。
前者はトレーニングや修行の時に特定のステータスの上昇値を強化したり、疲労が回復しやすくなったり、甘え恐れやゲキリンが変化しやすくなる、アイテムを拾いやすくなる、などといったもので快適に育成できるようになるスキルが多い。中にはナワバリバトル中限定でステータスが強化されたり、暴走しやすくなるといった癖の強いものもある。
後者はバトル中にある特定の技(炎属性、氷属性、命中重視技、大ダメージ技、遠距離技、近距離技など)の威力を上昇させたり、属性攻撃を当てた相手を状態異常にしやすい、相手の攻撃に被弾した時に自身のステータスを強化したりガッツを回復する、ライフや試合の残り時間が一定以下になると強力な効果を発揮する、などバトル中に有利な効果が働くのでうまく使えばステータスの差を跳ね返し勝利を掴める。中には、

  • 吹き飛ばしで相手にダメージを与える
  • 相手に吹き飛ばされる距離が短くなる(=中距離で踏みとどまる)
  • ライフがゼロになった時に一度だけライフ1で復活する(モンスターファーム2でいう「根性」が確定で発動するに等しく、「ライフが一定値以下で発動」系のスキルとも相性抜群)
  • ライフが20%以下になると一度だけライフが回復する
  • ライフが30%以下になると技のガッツ消費が軽減される
  • 相手よりライフゲージが短い状態で試合時間が残り1秒になったら残り時間のカウントが数秒間停止する

などといった便利なものもあり、運良く手に入れば使い方一つで大会制覇が簡単に進められるぶっ壊れ性能なスキルもある。運をファリンさんに任せ焼き続けてもらう価値は十分あるだろう。

なお、一度継承した特徴は別のクッキーで上書きしたりできないが、冒険でのみ入手できるアイテム「リセットパウダー」を使えば消去する事もできる。怪獣が元々持っている特徴は消去できず、それ以外の特徴が最大3つ全て消去されるので、残しておきたい特徴があるなら同じクッキーを別にもう1つ用意する必要がある点に注意。
必要なクッキーが出るまで焼き続ける資金力と時間があるならば一例として、最初は育成スキルで固め、上位のグレードまで勝ち進んできたらバトル系の特徴に変更する、という使い方もある。

冒険

大会を勝ち抜きある程度の人気を獲得した怪獣がいると、特定の時季を迎えた時に冒険へ同行する依頼を受ける事ができる。

ライフに応じてスタミナが多くなる等、今作での冒険も基本的な部分は『モンスターファーム』シリーズと同様だが、怪獣が気まぐれに拾い食いしてスタミナが増減したり、ノラ怪獣にエンカウントしてバトルが始まったり(逃げる事も可能だが、勝利すればレアアイテムを入手できる事もある)、かしこさが高い怪獣を連れて行くと何もない場所に隠し通路を発見したり、行き止まりだと思ったらどこかへワープする場所があったり(このワープゾーンでしか辿り着けない場所もある)、など様々な要素が追加されている。
通行のたびにスタミナが15前後減少してしまう溶岩・毒沼・氷針などのダメージ床もあるが、火炎や冷気、電撃を使える怪獣を連れて行くとダメージ床を撤去させる事も可能。

探索の際にもスタミナを20消費するが、高値で売れる換金アイテムや冒険でしか入手できないアイテムも前述のリセットパウダー含め多数存在するので、便利なアイテムを大量に入手したければライフを鍛錬した怪獣を連れて行こう。また隠し怪獣を開放するためのキーアイテムを入手したり、イベントをこなすには何度も冒険へ赴く必要がある。
例によって、回収したアイテムを持ち帰るにはスタミナが切れる前にスタート地点へ帰還しなくてはならないが、運悪く怪獣が暴走しマップのどこかへランダムに移動してしまう、というトラブルもあるので探索は余裕をもって。

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