エクサランス

エクサランスとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場する機動兵器である。パイロットはラウル・グレーデン及びフィオナ・グレーデン。

概要

初登場はスーパーロボット大戦Ｒ。主人公機として登場した。動力は永久機関でもある「時流エンジン」。これと各種フレーム換装を行うことで、場所を選ばず活動することができる。元は災害救助マシンとして開発される予定だったが、研究資金援助を軍から得る為に、よりアピールしやすい機動兵器として開発された。その為一部を除いて各フレームは元々災害対策用であったであろう武装やパーツが散見する。

コアブロックシステムとフレーム換装システムへの作中評価は「R」と「OG」ではかなり差があり、「R」の場合だと特に珍しくも無い、昔から利用されているシステムである為評価が芳しくないが、「OG」の場合だとこのシステムを採用しているのは精々「ヒュッケバインシリーズ」のみであり、そのシリーズの製作がストップした世界観であったために物珍しくトライアルの評価も高い。

また機体のパーツ等をMSやエステバリスから簡単に流用出来る程に、性能の割に機体そのものは特殊な構造をしている訳では無くまた特殊な部品を使用してる訳でも無い。フレーム設計者であるミズホの天才性が垣間見れる。

スペック

形式番号	EXF-01（フィオナ機） EXF-02（ラウル機）
全長	フレームによって異なる
重量	フレームによって異なる
登場人員	1人（レスキュー除く）
移動タイプ	フレームによって異なる
装甲材質	不明
動力	時流エンジン（レスキュー除く）
開発元	ミズホ・サイキ ラージ・モントーヤ
パイロット	ラウル･グレーデン（R・OGシリーズ） フィオナ･グレーデン（R・OGシリーズ） ラウル･グレーデン/フィオナ・グレーデン/デスピニス・グレーデン（第2次OG） デスピニス・グレーデン/ミズホ・サイキ/ラージ・モントーヤ（OGMD）

登場フレーム等

アージェントファイター（AF）／アージェントヘッド（AH）

コクピットブロックは戦闘機であり、変形して頭部を構成する。変形した頭部で戦闘もできなくは無いが、やはり緊急脱出用の意味合いが強い。Rでは、ヘッド形態はイベント専用で使用できない。モブ連邦兵士には「まるで、空飛ぶモアイだな…」と酷評された。ちなみにアージェント（緊急）の綴りは「urgent」。

ストライカーフレーム（G）

地上用格闘戦フレーム。斬撃にも使える大きな角と開閉式の爪「クラッシャーアーム」が特徴の赤いフレーム。岩の破砕などを行う地上用耐熱レスキューフレームを戦闘用に改造した物である。
ミズホ曰くエクサランスのフレーム全てにおいて一番基本となるフレームであり、安定感が高いとの事。「R」の表紙を飾る形態がこのフレームである。作中で一番長く使用が可能。初期フレームの中でも装甲が厚く、唯一最強技が格闘属性である。格闘値の方が高いラウルはこの形態にお世話になる事が多いだろう。

武装

• プラズマビーム……クラッシャーアーム内に仕込まれているビーム兵器
• チェストスマッシャー……胸部装甲内に仕込まれている高エネルギービーム砲
• スマッシングキック……足の甲に装備したブレードを使った蹴り技
• クラッシャーアーム……右手に装備したアームで打突を加える。「OG」のみこの時に頭のブレードで敵を切り裂く演出が組み込まれる。
• ギガントクラッシャーアーム……クラッシャーアームを展開し突撃。回転したアームで敵を貫き破砕する。気力が110と低い割に安定したダメージが見込め、射程もあるので援護に使いやすい。「OG」ではクラッシャーアーム・プラズマビーム・頭ブレード・スマッシングキックの乱舞攻撃からの一撃となる。

コスモドライバーフレーム（C）

宇宙用で背部の大型ブースターが目立つ薄紫のフレーム。宇宙での活動を視野にしたレスキューフレームが元となっている。無人遠隔操作兵器「フェアリ―」のオールレンジ攻撃が最大の特徴で、集団戦に特化している。トライアルに利用したフレームの１つで物語当初活動する事が多いのだが、過去に飛んだ際に大破ししばらく使えなくなる。「R」「OG」問わず後半は宇宙のステージが多い為、世話になる事が多い。
各種フレームの中でも特に「ガンダムシリーズ」のロボットを意識しているフレーム。

武装

• マシンキャノン……ガンダムシリーズでお馴染み胸部機関砲。牽制用に使う
• ハイコートマグナム……腰にマウントしている二挺拳銃。他武装が使いにくくメインウェポンとなる
• 高周波ソード……肘に内蔵した高周波を起こし敵を切断する剣。前作「A」で見覚えがある武装である
• フェアリ―……無人遠隔操作兵器。全８機装備しており、敵にオールレンジ攻撃を仕掛ける。「OG」ではさらにビーム反射用のシールドまで付いており、跳ね返したビームを拡散しダメージ効率を上げていく。性能は中々だが使用可能となる気力が高い

フライヤーフレーム（F）

空中戦用で大きな白い翼が目立つ青色のフレーム。高所で行う空中用レスキューフレームを元に設計されている。大気圏内の機動性が高く、素早い射撃で一撃離脱の戦法を取る。
過去に飛んでから作り始めたフレームの１つ。気力が上昇するまで武器射程が短く、射程の長い必殺技は燃費が悪いのでなかなか使い辛い。OGsでは射程が伸びかなり扱いやすく調整されている。

武装

• マシンキャノン……腕に装備されている牽制用の機関銃
• プラズマソード……近接戦闘に使うエネルギーサーベル。唯一の格闘武器なのだが射程が短い
• ディストラクションライフル……携帯しているビーム射撃武器。参戦している作品のライフルに比べると射程がやはり短く使いにくい
• ディストラクションライフルMAXモード……ディストラクションライフルを上下に開閉、時流エンジンと直結させ出力をMAXにまで引き上げ長距離射撃を行う形態。これが開放されると射程の問題が解決するのだが今度はENを物凄い食うのが悩み所。「DライフルMAXモード」表記。「OG」では全体攻撃となり利用価値が上がったため、かなり扱いやすい形態へとなった。

ガンナーフレーム（G）

地上用射撃戦フレーム。大きな２つのロングキャノンが分かりやすい薄緑色のフレーム。重武装重装甲のエクサランスの理念から逸れる完全戦闘用フレームであり、ミズホはこのフレームが使用される事を少し嘆いていた。
移動は地上のみ、高火力長射程だが動きが鈍重となれば接近戦に弱かったりするものだが、強化パーツ等で補えばあらゆる状況に対応出来る攻撃性能を持っており、初期フレーム５つの中でも最強と呼び声が高い。
「R」で猛威を振るったがそのせいか「OG」には登場する事が出来なかった悲劇のフレーム。一応ミズホによって設計だけはしていた事が後に語られる。

武装

• ガイダンスマイン……地上でのみ使用可能となる地中潜行弾。３～７で移動後使用可能というとんでもない性能だが地上でしか使えない。と思いきや強化パーツで補えばどの状況でも利用可能。最強と呼ばれる所以の１つ
• ヒートナイフ……近接用に一応レベルに付けてあるナイフ。切り払い等に利用する事も
• ３連ミサイルランチャー……両肩に３基づつ装備しているミサイル
• ６連ガトリングビームガン……携行しているビーム・弾薬両方とも利用するガトリングガン。射程面でも優秀な武器で重武装機体の穴が空きがちな接近戦にも対応している。
• ロングレンジプラズマカノン……バックパックに２門装備しているプラズマ砲。使用気力は高いものの、初期フレームで最高クラスの火力を所持する。

ダイバーフレーム（D）

水中戦用フレーム。背部の水中用大型ブースターが目立つ水色のフレーム。海・水害などに対応した耐圧レスキューフレームの設計を元に作成した。その為装甲が厚い。
「R」には一帯が海のステージが存在しておりこの機体で強制出撃する機会がある。水中以外の適正が低いものの、強化パーツで補えばガンナー程ではないが優秀なパラメーターを持っており愛好家は多いとか少ないとか。
ガンナー同様「OG」では作成されなかった。「OG」という作品群は他スパロボに比べ海ステージが格段に多く、登場してしまえば大活躍は約束されているようなものなのに、と嘆かれる事が多い。むしろ、だからかもしれない。

武装

• ファントムトーピードー……両肩に装備されている魚雷
• アクアハープン……常に携帯している長身のな銛。先端が開いて三叉のビームが発生し、射出を行う事が出来る。ビームなのに海適性は高い
• スワールファントム……両胸のタービンを回転させ敵に向けて竜巻を発生させ、その中をビーム射撃し攻撃する。

ライトニングフレーム（L）／エターナルフレーム（E）

地形を選ばず戦える最終フレーム。最終ボスであるデュミナスを倒し元の世界に帰るため、ミズホが初期から考案していた万能型フレームを元に開発された。本来救助を目的としたエクサランスの理念から完全に逸れたフレームであり、時流エンジンのスペックを最大まで引き上げる事を目的としている。
完成直前にデュミナス一味に襲撃され開発者は攫われるものの、ラウル・フィオナが周りの仲間と共に完成させる。レスキュー仕様を元に作成したこれまでのフレームとは戦闘力が一線を画している。Rでは主人公によって機体が変化し、ラウルがライトニング、フィオナがエターナルとなる。「OG」では両者の共演が可能となったため同時に使用が可能となった。
ライトイングは「一瞬」、エターナルは「永遠」の意味で、時の流れを大切にする事を胸にそれぞれの恋人に名付けられた。
ライトニングは黒を主とした所謂王道スーパーロボットな見た目をしており、エターナルは天使、あるいは神のような白い見た目をしている。

武装　（ライトニング/エターナル）

• ブラック・サン/テンプテイション・アイ……ビーム兵器。ライトニングは黒いビームを腹部から、エターナルは白いビームを瞳から発射する
• クラッシャー・スパイク/コズミック・ストライク……球体状のエネルギー兵器。ライトニングは肩から、エターナルは２つのコネクターからエネルギーを抽出し、エネルギーボールを相手にぶつける
• ディメンション・スラッシャー/スラッシュ・ディメンジョン……近接用のエネルギー兵器。ライトニングは胸部に装備した部品からマーベル色のエネルギーソードを生み出し切り裂く。エターナルは右手を突き出し敵を切り裂く。突撃する際に次元を切り裂いたかのようなエフェクトが出るのが特徴。「OG」でさらに演出が強化されて次元を吹き飛ばす勢い。エターナルは「OG」で右手から２つのコネクターに変更された。本来は近距離用ではないらしい。
• リアクター・スマッシャー/リアクター・フラッシュ……時流エンジンの出力を最大まで引き上げたエネルギー射撃武器。ライトニングは肩から、エターナルは２つのコネクターから直接ビームを射出する
  
  
• リアクター・クラッシュ……時流エンジンの出力を限界まで利用したライトニングの最強技。クラッシャー・スパイクのエネルギーを身に纏い敵に突撃、その後後ろからディメンション・スラッシャーの乱舞斬撃をお見舞いする。「OG」でさらに演出が強化され、最初が拳による肉弾戦、最後の乱舞がスーパーロボットらしい一刀両断に変更された。その際「R」の文字の軌跡を描いてるのが印象的
• ファイナルグランドクロス……時流エンジンの出力を限界まで利用したエターナルの最強技。機体を十字型のポーズにし、全身から十字のビームを発射し敵に浴びせる。「OG」では空高く舞い上がりまさに天使のようなモーションを取る

エクサランス・レスキュー

原作の「R」には存在せず「OG」にのみ登場する救助用エクサランス。「OG外伝」で時流エンジンの危うさ・狙われる可能性の高さを痛感したエクサランスチームは、時流エンジンを解体し全てのデータを消去、また全ての戦闘用フレームを破棄し、「L＆Eコーポレーション」という会社を設立。新たにエクサランスを製作しレスキューが生まれた。
フレーム換装機能を除去しており、他フレームと違い人型をしていない。「災害救助マシンとしての運用を想定」していたエクサランスの本懐とも呼べる機体である。また同社の移動社屋にもなり、中には居住スペースも設けられている。空も自由に駆け抜け、宇宙に飛び出す事だって可能である。
救助という性質から補助的な機能が多数搭載されており、ゲーム的な面で言えば修理・補給は勿論の事、他機体が無し得ない単機有射程修理・補給も可能。これを成し遂げているのがコスモドライバーフレームから発展させた遠隔操作半人型ユニット「エクスフェアリー」であり、シナリオ中でも多数の活躍を見せている。
また下手な特機顔負けのHPと装甲を誇り、障害物除去用の名目で施されている武装の攻撃力も決して低くない上に燃費も良く、射程も遠近共に穴が無い。しかもサブパイロットにフィオナとデスピニスが搭乗しているので三人分の精神コマンドが使え、特に支援系の精神コマンドが軒並み低燃費なので、機体性能と合わせて幅広い運用が可能。ツインで相方にするには非常に頼もしい存在だろう。ちなみに、ミズホとラージも搭乗しているが彼女等は非戦闘要員なので第二次OGでは精神コマンドが設定されていない。「OGMD」に於いてラウルとフィオナがパイロットから外れるため、デスピニスがメインパイロットとなりミズホ・ラージがサブに設定される。カットインが可愛い。

「第２次OG」で登場したが、構想自体は「R」の頃から存在した。Rでは救助用として完全に生まれ変わった人型レスキューマシン「ネオ・エクサランス」が確認されており、そこから引き出した機体なのかもしれない。デザイン全身に初期型フレーム５つとアージェントファイターの要素が盛られており、デザイナーの拘りが感じられる。

武装　

• ウェイスト・スマッシャー……機体側面に装備しているビーム砲。廃棄物・障害物を破壊する時に使う武装だが、ロボットにも問題無くダメージが与えられ、性能も高い
• ギガント・クラッシャー……高機動モードに移行したレスキューの周りにエネルギーフィールドを張り、突撃。体当たりを行う。通常はコクピット等を包み救助を行ったり、エンジンや爆発物をフィールド内で安全に処理するのに利用するバリアフィールドである

ガンストライカーフレーム

原作の「R」には存在せず「OG」にのみ登場する対フューリー用戦闘フレーム。「OGMD」にてサプライズ登場を果たした新フレームである。
時流エンジンを解体した「L＆Eコーポレーション」だが、ある時仲間の元に駆け付けた時に、一定空間内の時流子を操作し時を止める兵器「ラースエイレム」を目撃する。「時流子の動きを止める」という行為がどれだけ危険な事か熟知していた「L＆E」の面々は、時流エンジンが唯一の対抗策になる可能性があると考え、封印していた時流エンジンの復活を決意。時止めによる虐殺の危機から仲間を救助する為新造エンジンと戦闘用フレームの製作依頼を受諾する。
過去に破棄した時流エンジンのデータはラージの記憶していた物を全て引き出し設計。時流エンジンの安定性と製作までの時間短縮が求められていた為、現状の最強戦力で時流エンジンをフルに使用するライトニング・エターナルの開発は諦め、基本に忠実で安定性のあるストライカーの設計をミズホが行いテスラ研究所で開発した。しかしエクサランスのフレーム換装が無い状態だとエクサランス本来が持つ汎用性・柔軟性に欠けており、敵勢力との時止め空間内の単機戦闘が想定されていた為、ミズホが以前設計だけは行っていたガンナーの要素をプラスし、テスラ・ドライブ搭載によりフライヤーのように飛行を可能、更にキャノンパーツをフェアリー化する等初期フレームの要素を余すことなく搭載した全部乗せフレームである。ダイバー以外。

設定上はストライカーにガンナーの要素を足した物になるが、その見た目や武装から考えるとガンナーにストライカーの要素を足した、と言った方が正しい。混ざり物ではあるが「OG」シリーズで無かった事にされたガンナー形態の復活となった。
時流エンジン共々２機製作しており、ラウルの機体がストライカーカラーの赤、フィオナの機体がガンナーカラーの薄緑となる。
「スパロボJ」との設定上のクロスオーバーによって誕生した機体であり、仲間がラースエイレムを喰らい虐殺される寸前に参戦。静止した時の中で敵幹部と戦い抜きその活躍はプレイヤーを沸かせた。
ラースエイレム対策用機体という経緯がゲーム面でも強く協調され、機体をフル改造すると「ラースエイレムによる特殊回避を無効」という性能が追加される。

武装　

• ガイダンス・マイン……ガンナーと同じ武装だが、P兵器では無くMAP兵器になっている。その為原作のような使い方とは全く異なる運用法が必要となる。地上でも宇宙でも利用可能
• ヒート・ナイフ……ガンナーと同一の物。武器としては存在せずクラッシャー・アームのコンボ中に披露する
• ５連ガトリング・ビーム・ガン……ガンナーの持っている物と同一の物かと思ったら射出口が一つ減っている。と思いきやグラフィックでは思いっきり６連である。またこちらは完全にビーム兵器となっている
• ミサイル・ランチャー……ガンナーと同一の装備だが装弾数が増えている。ALL攻撃で相方の討ち漏らしに
• クラッシャー・アーム……ストライカーの装備。元のストライカーと違いロケットパンチのように利用出来る
• ロングレンジ・プラズマ・カノン……ガンナーの最強武器。速射モードで牽制し、足場をロック、最大出力で敵を撃ち抜く。２つ目のALL武器でありかなりの長射程を誇る。弾数制でENの消費が気にならない
• ギガント・バスター・アーム……ストライカーの物とは少々異なり、こちらは回転しない代わりに敵に突き刺し、握り砕く。背中のプラズマ・カノンをガンフェアリ―として利用しながら、射撃と格闘の特性を組み合わせている。

時流エンジン

「時の流れでタービンを回してエネルギーを得る」事を可能にした夢の発明品。時間が流れている限り無限にエネルギーを生み出す。開発者であるフェル・グレーデン博士が発表した当初は、学会では誰にも相手にされなかったという。そりゃそうだ。

ストーリー中では、外部から強い力を受けてエンジンが暴走すると、タイムスリップor次元転移を起こしてしまう事が判明している。以下フィオナ（主人公）とラージ（科学者）による、スパロボＲ内でのタイムスリップのわかりやすい解説。

フィオナ「どう、タイムスリップの分析は」

ラージ「理論上はなんとかなりそうなんですが・・・理論だけでどうにかなるほど楽じゃないです。時間の流れというのは、過去から未来へ進む時粒子のスピードのことです。もっとも、正しくは未来から過去に流れる反時粒子の速度を引いた分ですけどね」

フィオナ「それくらい知ってるわ、私だって時粒子に関しては素人じゃないのよ。基本的に時間の流れは一定だけど、ある条件下においては時粒子・・・あるいは反時粒子の速度に変化が生じ、他とは異なる時間の流れが生まれる。ウラシマ効果なんかそうね」

ラージ「そうです。僕たちの場合、それがすごいパワーで、突発的に起こったんです」

フィオナ「反時粒子のパワーが瞬発的に上がって、私たちを過去に押し戻したってこと？」

ラージ「違います。タイムタービンの力で、時粒子の流れをさかのぼってしまったんです。タイムタービンを風車、時粒子の流れを風と仮定しましょう。風が流れると風車がまわり、エネルギーが生まれます。しかし、風そのものは常に一定で流れている」

フィオナ「だからこそ、時流エンジンは安定したエネルギーを供給できる。でも、風が一定である以上、ある数値以上のエネルギーは出せない」

ラージ「そうです。だから、発生エネルギーを高めるには、時流エンジンの変換効率を高めるしかない」「・・・でも、それを無理に高めたらどうなります？」

フィオナ「高めると言うことは、タービンの回転速度を無理矢理速めるってこと・・・あ！」

ラージ「そう、タイムタービンの暴走です。僕たちがタイムスリップしたとき、起こりましたね。風車の回転が、うける風を越えるものになったらどうなるか？風車ではなく、プロペラになるんです。プロペラと化したタイムタービンは、本体であるエクサランスを、風上、つまり過去に向かって飛ばす！・・・これが、今回のタイムスリップです。もちろん、ただの推論ですけどね」

なるほどわからん。

「OG」においても貴重でもない特殊エンジンとして活躍するが、他の次元を超える装置と違い、純地球人製である事が異質でもある。可能性レベルではあるものの次元転移装置としての機能を着目され、様々な勢力に付け狙われた。その危険性から２度と悪用されない為に「OG外伝」にて封印を行ったが、「OGMD」にて上記の通り仲間の危機から救うため復活させた

関連動画

スパロボＲ

OGシリーズ

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関連コミュニティ

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関連項目

• スーパーロボット大戦OGシリーズの登場機動兵器一覧
• スーパーロボット大戦の関連記事一覧
• スーパーロボット大戦R
• ラウル・グレーデン／フィオナ・グレーデン（パイロット）
• ラージ・モントーヤ（エンジン周りの科学者）
• ミズホ・サイキ（メカニック）
• デスピニス
• タイムマシン