エヌアイン完全世界

エヌアイン完全世界とは、「SUBTLE STYLE」「るつぼゲームワークス」によって開発された2D対戦格闘ゲームである。

概要

アカツキ電光戦記の続編として2010年6月25日より稼働開始。
前作同様「打撃・投げ・攻性防禦」の三竦みはそのままに「完全世界」や「完全煉鎖」などの新システムも搭載している。
前作では硬派な雰囲気であったが今作は一転してポップな雰囲気になっている。
開発である「るつぼゲームワークス」は公式サイトが無いため詳細不明だがアカツキ電光戦記AC版のクレジットに
松島徹の名があることから「ゲームのるつぼ」の関連会社であると考えられる。

ストーリー

西暦20XX年、チベットの秘境ツァンポ渓谷での崩落事故が小さく報じられた。

その数ヵ月後、”新聖堂騎士団”を名乗る組織による世界同時テロルが勃発し、世界は混沌と化した。

この混乱に乗じた各勢力による新世界の覇権を巡る暗闘が今始まる。

システム

基本操作系

前作よりボタンが1つ増えてABCDとなった。Dボタンには攻性防禦が割り当てられており、B+Cでも代用できるため基本的に
前作と操作感はさほど変わらない。
さらに二段ジャンプも追加され攻めがより多彩になった。

ニュートラルガード

レバーをニュートラルにすることで中段下段関係無くガードできる。ただし通常よりガードゲージが大幅に減ってしまう。

ダッシュ攻撃

ダッシュしながら攻撃をすると各キャラ固有のダッシュ攻撃を行う。ヒットすると相手を壁まで吹き飛ばし、一定時間壁張り付き状態に
してしまうため追撃次第では大ダメージも狙える。

完全連鎖

ロケテストでは名称が「電光連撃」であったが変更された。通常技をヒットかガードさせた後に同じボタンを続けて押すと異なる
通常技に派生する。(例:A→A→A→AやB→B→BやC→Cなど。派生はキャラごとに異なる)
途中で違うボタンのチェーンに派生させたり、特殊技や必殺技でキャンセルもできる。
餓狼伝説のコンビネーションアタック+緋想天のA連コンボといった感じのシステム。
主な用途は連続技や中段攻撃を織り交ぜることによるガード崩し、前進する技が多いので固めにも使える。

完全世界

A+B+D同時押しで自らのパワーゲージを犠牲にすることにより1ラウンドに1回発動できる切り返し+自己強化技。
発動すると数秒間体力の回復、タイム停止、攻撃力増加、完全神殺が使用できるようになる。
体力はヴァイタルソースが設定されており、発動した時点で半分回復し、喰らい状態でなければ完全世界中は回復し続ける。
喰らい状態通常状態問わず発動でき、(投げと特別攻撃中は不可)発動時に相手をダウンさせる雷を落とすのでサイクバーストの
ような使い方ができるが、喰らい発動だと完全世界の効果時間が短くなる。
数秒間経つか後述の完全神殺を使用すると終了する。

デメリットはゲージを犠牲にするので発動したラウンドはゲージが使用できなくなり、次のラウンドもゲージ0からスタートする。
また今作ではパワーゲージの量が多ければ多いほど火力が上昇するので、終了後はコンボダメージが必然的に下がってしまう。
さらに発動時に飛び上がるが着地まで無防備なので読まれると反撃を受けてしまう。

完全神殺

ロケテストでは「完全世界終了技」でキャラごとの技名も無かった。完全世界発動中にA+B+D同時押しで発動。
最終特別攻撃並の威力がある突進技(一部例外あり)を相手に叩き込む。発動すると完全世界は終了する。
コンボにも組み込めないことはないがほとんどのキャラが単発技なので威力が大幅に減少する。

キャラクター

現在は新登場キャラクターのみ記述します。引き続き登場するキャラについてはアカツキ電光戦記の記事を参照してください。

エヌアイン

今作の主人公。チベットでの崩落現場に立ち尽くしていた少年。超能力を操り新聖堂騎士団を追う。
突進技・飛び道具・対空技を兼ね備えさらに技のリーチも長いバランスファイターであるが、
テレポートや遠くから届くロック技などトリッキーな技も使用する。
また勝利台詞が「超人？　違うな…ボクらが人間でキミたちがそれ以下になったのさ」と結構イヤな奴。

カティ

見た目は前作のミュカレだがこちらが本来の人格である。かわりにミュカレはリストラされた。
ミュカレは犠牲になったのだ…　カティという新キャラ…。その犠牲にな。
なんかミュカレからメガネと眉毛を取ったら普通に萌えられるようになってどこぞのハートフル格ゲーにいても違和感が無いキャラになった。
姿はミュカレと似ているが性能からモーションは全くの別物である。(唯一投げモーションのみ前作の面影を残している)
モルゲンシュテルン(英語でいうモーニングスター)を利用した中距離からの牽制は引き寄せでからのコンボを得意とする。
投げボイスがやたらと漢らしい。

テンペルリッター

新聖堂騎士団の航空兵。生身で空を飛ぶことができる。”旧人狩り”と称して殺戮の限りを尽している。
空中戦を得意としており、使用できる特殊技や必殺技も空中のものが多く最終特別攻撃も空中専用である。
リーチの長い武器と性能の良い飛び道具で立ちまわるキャラ。

アノニム・ガード

宗教結社「神聖クラブ」の宮殿衛兵。見た目は前作のアノニムと同じだが別人のため新キャラとして紹介。
基本的な部分は前作のアノニムと同じであるが通常射撃に大きく制限がかかり、機動力が落ち、3ゲージ技
がリザレクションではなく通常の最終特別攻撃になっていたりと大幅な調整がされている。

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関連項目

• アカツキ電光戦記
• 格闘ゲーム
• 電光戦車