エルサレム(ヘブライ語יְרוּשָׁלַיִם 、アラビア語 القُدس 、Jerusalem)とは、パレスチナの中心都市でイスラエルの首都である。でも国際的には承認されていない。
日本語としてはエルサレムとかイェルサレムとか表記している。国よって発音が全然異なる。英語ではジェリュサラムのような雰囲気の発音。
現在、政治的、文化的、社会的、宗教的な問題で世界一複雑な都市となっている。ちょっと仲良くなってきたと思ったらその指導者が急死したり暗殺されたりしてしまうというジンクスがある。
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地である。
旧約聖書によれば神がユダヤの民に与えた地、約束の土地。
ソロモン・ダビデという二人の賢王によって栄えた後分裂、その後アレキサンダー大王による征服、また建国、今度はローマ帝国による征服、東ローマ帝国から今度はイスラム国家によって征服、今度は十字軍によって征服、サラディンが再び征服、また十字軍が征服、またまたイスラム国家が征服、その後しばらくイスラム国家による支配、20世紀になってやっと独立、かと思いきや問題山積み、という、世界でも稀に見る血に塗れた都市。
神様が与えた土地・・・にしてはずいぶんと人が住みにくい・・・ていうかこんなところにすむなんてどうかしてる、ってくらいすみにくい。
まず水が無い。あっても冬には枯れる泉だけ。森も無い。砂漠。
現在ではユダヤ人地区、イスラム地区、キリスト教地区、アルメニア人地区に分かれており、門もそれぞれ違う。
と、言うわけで実際に行ってきた僕が。
アホみたいに人が多いのだけれど、ニュースなんかで伝えられるような感じのとげとげしい雰囲気ではなく、むしろそれぞれがいかに共存するか、を考えている人が多い街。人は基本的に優しくて、こちらが相手の心であるとか文化を尊重し相手を愚弄しない限りとっても優しい。ご飯とか奢ってくれた。アルメニアのおじさんありがとう!!
みんなそれぞれが敬虔に神に祈っているし、それらの神が実際みんな同じ神だと言うことをほとんどの人が理解している。危険なのは原理主義の人たちだけなんだね。岩のドームも、嘆きの壁も、聖墳墓教会も、どれもみんな素晴らしい施設で、筆舌に難いほどの「何か」を感じさせてくれる都市。
一つだけいえることは、この都市には何の意味も無い。核とかで沈めちゃったほうが絶対平和のためには良い都市。でも、それで済まされるような場所じゃなく、何の意味も無いけれど、だからこそそこに全てが眠っている、そういう都市がエルサレムでした。
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最終更新:2025/12/15(月) 21:00
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