エースコンバットシリーズに登場する機体について、主に性能や、各作品またはシリーズ全体での扱われ方をこの記事で紹介する。
初代や2などで型が明記されていなかった機体は、その機体シリーズで一般的と思われるもの(例えば、F-4ならF-4E、F-14ならF-14A)として扱う。<>内は3で架空機として登場した時の名称を表す。
※以下、一部ネタバレが含まれているので、未プレイ作品がある方は閲覧注意。
プレイヤーが使用できる機体
登場機体は主に、第2世代(MiG-21やJ-35など)から第5世代(F-22やF-35など)のジェット戦闘機で構成されている。実戦配備された機体は勿論、戦闘能力の分からない実験機も採用されており、実在機だけでも登場機は60機以上に及ぶ。2からは架空機が登場し、それらは各作品で強力な機体として扱われることが多い。一部の作品ではジェット戦闘機ではないものも使用できる。
本記事では、パッケージやムービーなどで大々的に取り上げられている機体を主役機と呼称する。これに抜擢されたことがあるのは、F-22、Su-35/37、F-14、F-15である。中でもF-22はその回数が最も多い。外伝的作品のXiを除くと、主翼と水平尾翼で構成され、2枚の垂直尾翼と双発エンジンを持つ、高性能な大型戦闘機が主役機とされる傾向にある。また、いずれも有名で、戦闘機ファンに人気がある。2と3では、戦闘機を扱った作品では珍しく、ロシア機を主役にしている。なお、どの作品でも主役機が常に優遇されているとは限らない。例えば、3では大抵のムービーで架空機が中心になっていたり、F-22が主役のX2ではEDムービーをSu-37に取られたりしている。
登場機体表
- ◎:主役機
- ○:使用可能
- □:追加配信機体
- △:特定ミッションでのみ使用可能
- ▽:特典及び期間限定機体
- ×:敵機及び味方機としてのみ登場
実在機
ジェット戦闘機・攻撃機・多目的戦闘機
- A-4 スカイホーク
2で最初から使用できる小型攻撃機。低性能だが安定性だけが妙に高い。
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A-6系
- A-6E イントルーダー
2初出。序盤の純粋な攻撃機として登場する。A-10を一回り抑えたような性能をしている。
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EA-6B プラウラー
5初出。A-6の電子戦機型。ECMPを装備する。性能のバランスは取れているが、特殊兵装の搭載量が少なく、戦闘機としても攻撃機としても中途半端。
- AV-8B ハリアーⅡ+
3以外の全ての作品に登場しているVTOL機。小規模の基地などを防衛する敵の迎撃機として扱われるのがほとんど。初代から実に16年間敵専用機だったが、AHでついにプレイヤー機に昇格した。ただしVTOL機能の再現はなく、超低速でも失速しにくい程度。
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A-10系
- A-10A サンダーボルトII
ほぼ全ての作品に登場する。攻撃機の中でも最も対地攻撃に特化した性能を持つ機体。外見・性能共に生粋の攻撃機であるが故に、コアな人気を博している。
被弾を前提にした頑丈なボディ、低速での優れた旋回性能、兵器搭載量の高さ、30mm機関砲アヴェンジャーなどの実際の特徴はゲームにも反映されている。安定性と耐久力がとても高く、特に耐久力に関しては全機体中最高。安定性の高さ故ヨーは利きやすく、100mile未満の超低速飛行が可能。特殊兵装の搭載量にも優れており、XAGMやFAEBによる圧倒的な火力で地上部隊を短時間で撃滅できる。作品によっては機銃の威力と連射性能が他の機体より強化されていることも。比較的早めに使用できる機体であるにも拘わらず、総合的な対地攻撃力は最高であることが多い。
その一方で欠点も多い機体であり、速度はシリーズを通して最も遅い。そのため迅速な行動と対空戦闘が苦手であり、せっかくの対地攻撃力が活かせないこともある。また、難易度ACEではミサイル1発で撃墜されるほどプレイヤー機の耐久力が激減してしまうので、A-10の利点が潰されてしまっている。
X2でエース機として出現する時は、機体性能を無視した高いスピードを発揮する。
基本カラーは灰色か、サメ(一部作品では牙が出ているためイボイノシシ)のノーズアートを施した緑の迷彩色のどちらかである。
- 主な搭乗者
- スティングレイ隊
- ダニエル・オルマ
- ウォーウルフ隊
- YA-10B
5にのみ登場。速度の遅さは相変わらずだが、機動性がかなり強化されている。5で唯一FAEBを装備している。
- ATD-0
∞初出。自衛隊が開発した先進技術実証機「ATD-X」を基に実戦用の改修を施した機体。ベースとなったATD-Xは計画初期の仮称から「心神」と呼ばれることもある。本来架空機ではあるが、実在機をベースとしている為ここで扱う。
デザインについては、2014年に一般メディアで公開されたATD-Xのものが基となっている。エンジンに取り付けられた3枚の推力偏向パドルが特徴。ウェポンベイはなく、武装は外付け式。全長14mと、JAS-39やMiG-21並に小型。
基本カラーはF-22のものと同様。特殊カラーとして、実在する実証機のカラーリングも登場している。
ベースとなったATD-Xは国産ステルス機として、ファンのみならずプロジェクトACESにとっても参戦が悲願だった機体。ATD-Xそのものではないものの、防衛省技術研究本部の協力で参戦が実現することとなった。前述の名称は技本の担当者が付けたもの。
性能はF-22と並ぶ最強機体。小型機ならではの高い機動性を持つ反面、速度は抑え気味。ステルス機でありながらウェポンベイを持たないため、ミサイル発射時のタイムラグがない。
この機体のデータは将来戦闘機の開発に生かされると言う設定が有る事から、実戦仕様とは言え試験機の側面は大きいと思われる。
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EF-2000 タイフーン <EF-2000E タイフーンII>
シリーズでも数少ない皆勤機体の1つ。後半に登場するデルタ翼戦闘機。
04まではEF-2000と表記されていたが、5以降はTyphoonとなっている。
基本的に高性能機体であり、対空攻撃力はF-15などを上回る欧州最強機。特殊兵装はXLAAが主力。初代と2ではどういう訳か「耐久力が低い」という特徴があった。3では最初から使用できる機体であるが、それだけに性能は低い。
基本カラーは白。ロト隊カラーは人気が高い。XとX2では初代のフェニックスカラーが使用できる。
- 主な搭乗者
- SARF
- フィオナ・クリス・フィッツジェラルド/フィー/SARF2
- エーリッヒ・イェーガー/エリック/SARF3
- メビウス中隊
- ロト隊
- ボーンアロー隊
- F-1
ZERO、X、X2に登場する攻撃機。アフターバーナーが使えるので、ある程度は素早い行動ができる。
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F-4系
- F-4E ファントムII
最も多くの作品で初期機体として登場している。シリーズを通してプレイしている人には何かとお世話になる機体。特に初期機体であることが強調されているのは04で、「張り子の基地」でこの機体を使うとメビウス1の発艦ムービーを見ることができる。またXの序盤ではグリフィス隊の全てのパイロットがこの機体を使用している。
大型機のため機動性が低く、ドッグファイトではやや苦戦することがある。その代わり速度と耐久力がやや高め。ベトナム戦争でナパーム爆弾を使用したのが有名で、NPBが主力武器である。
シリーズ常連だが、旧式機体で世界観にそぐわないためか3では未登場。AHでは初回限定版の特典としてのみ使用可能。
ちなみに、実際のF-4Eは空軍仕様の戦闘機なので、本来は艦載機ではない(空母に降りられない)。
- 主な搭乗者
- メビウス1
- ディトリッヒ・ケラーマン/ラントヴィルト/ズィルバー1
- グリフィス隊
- ペナント隊
- リーパー/ボーンアロー4
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F-4G ファントムIIワイルド・ウィーゼル
F-4のSEAD(敵防空網制圧)機。5では唯一LAGMを装備する。本来機銃は取り外されている機体だが、ゲーム中ではハードポイントに機銃ポッドを外付けしている。
OPムービーと最初の2ミッションでバートレットがこの機体を使用する。「開戦」のミッション終了後には、敵艦船から発射されたミサイルからナガセ機を庇って撃墜されるが、バートレットは脱出。
- F-4X
5のみ。F-4の偵察機型で、速度に優れており、対空攻撃力は中盤の戦闘機に匹敵する。
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F-5系
- F-5E タイガーII
序盤の戦闘機であり、5とZEROでは初期機体として登場する。04にて初出。
当然ながら性能は低いがバランスはよく、安定性が高いため扱いやすい。
5では最初の4ミッションでブレイズ達がこの機体を使用することになる。
∞のエリア88イベントにおける風間真仕様のF-5Eは中盤機に匹敵する性能を持つ。バートレット予備機仕様の特別機に至ってはF-5系列機最強クラスの性能で、F-35B並み。
- 主な搭乗者
- ウォードッグ隊
- ブレイズ
- ケイ・ナガセ/エッジ(5)
- アルヴィン・H・ダヴェンポート/チョッパー
- ハンス・グリム/アーチャー
- F-20A タイガーシャーク
日本ではエリア88で知名度が高い機体。5から使用できるようになった。
F-5Eから一回り性能が向上しており、総合的にはF-16Cと同等。
∞ではエリア88のイベントが行われ、エースコンバットとのコラボレーションが実現した。登場したのはF-20A,F-5E,F-14A,A-10A,AV-8Bの5機。本機のみがランキング機体でそれ以外はドロップ機体。性能は中盤機どころか後半機にも匹敵し、EF-2000とほぼ同等。
- X-29A
前進翼が最大の特徴の機体。厳密にはF-5の派生機ではないが、実機はF-5Aの前半部分を流用しており、5ではF-5系統の機体として扱われている。
見た目の通り機動性が高く、安定性は低い。QAAMが主力武器。
基本カラーは目立たない灰色。スペシャルカラーは実際の実験機と同じ塗装の白基調のトリコロールカラーである。これは∞で特別機として登場。その性能は、サイドワインダーVのX-29Zを彷彿とさせるほど高い。反面、強化するたびに機動性と安定性の差が広がっていくため、扱いには慣れが必要。
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YF-12A <RF-12A2 ブラックバード>
3の「Stratosphere」で、R-531迎撃任務のためにプレイヤーがこの機体を使用する。
高高度制空用の迎撃機なので、速度は他の機体を凌駕する。その代わり機動性は低く、高高度での運用も相俟って扱いが難しい。
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F-14系
ご存知の通り、「トップガン」や「アフターバーナー」などで既に高い人気と知名度を確立している可変翼戦闘機。
3機の派生機が登場しているが、性能や扱われ方は大体同じ。中盤に使用可能になり、対空攻撃力が高い。実際に、特徴的な長距離対空ミサイルAIM-54を装備するのでXLAAが主力武器である。速度は後半の機体にも引けを取らないほど高く、XLAAの他にSAAMも使用できるので長距離攻撃が得意。反面、本来はドッグファイトを主目的とする機体ではないので、機動性はあまり高くない。シリーズでは対地攻撃が苦手であるのも特徴になっている。6ではとにかく特殊兵装に恵まれておらず、XLAAは誘導性能の低下で存在価値が薄れ、SAAMは誘導範囲が狭まり、GPBは敵の数が多い6では有効な武器ではないため、使い勝手の悪い機体になっている。
人気機体故にシリーズには欠かせない存在で、活躍する場面は多い。しかし、旧式戦闘機のためか3では登場できなかった。
基本カラーは、VF-84(103)ジョリーロジャース(2/5(A):VF-84ハイビジ、5(B):VF-103CAG機)かVF-154ブラックナイツ(04:90年代後半~2002年頃の一般塗装機、6:2003年のCAG機)で、敵機カラーはアグレッサー模様が多い。また、ジョリーロジャースが基本カラーとは別に設定されている作品も存在する。「ジパング」こと桜吹雪カラーは5で初めて登場し、Xから恒例になった。一部作品では性能に調整が加えられ、実質別機体として使用できる。
- F-14A トムキャット
このF-14のみ、加速を続けると主翼付け根にあるグローブベーンが開く演出がある。ただし、∞に登場するA型はモデルがD型のため、この演出はない。
5では主役機である。ウォードッグ(ラーズグリーズ)隊以外にも、後に僚機となるスノーや「ACES」でブレイズ達とは別行動を取るバートレットもこの機体を愛用している。
ラーズグリーズカラーは機体全体を黒に塗装したもので、5ではF-14A以外にも全ての機体がこのカラーリングを使用でき、6のDLCでも可能。
∞の特別機として、4機のウォードッグ仕様機とラーズグリーズ仕様機が登場。いずれも性能はD型をも上回る終盤機レベル。
- 主な搭乗者
- Z.O.E(2)
- ウォードッグ隊→ラーズグリーズ隊
- ブレイズ
- ケイ・ナガセ/エッジ(5)
- アルヴィン・H・ダヴェンポート/チョッパー
- ハンス・グリム/アーチャー
- マーカス・スノー/ソーズマン
- ジャック・バートレット/ハートブレイク・ワン
- F-14B ボムキャット
5にのみ登場。特殊兵装はGPBで攻撃機としての性格が強められているが、対空戦闘もこなせる。
B型はよく「ボムキャット」と呼ばれ、5で実際にそのように表記されたが、本来ならこれは誤り。対地爆撃用にカスタマイズされたF-14が特に「ボムキャット」と呼ばれる。
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F-14D スーパートムキャット
ZERO以降のほとんどの作品ではA型からこの機体へ置き換わっている。基本カラーが灰色ではなくアグレッサー塗装であることもしばしば。ZEROではこの機体のみラーズグリーズカラーが使用できる。
- 主な搭乗者
- シュネー隊
- エリッヒ・ヒレンベランド/フェニックス/シュネー1
- ジャック・バートレット/ハートブレイク・ワン
- ウォーウルフ隊
- ランサー隊
- Z.O.E(3D)
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F-15系
フライトゲームでの登場頻度が高い機体群であるだけに、ほぼ全ての作品でいずれかの機体が使用できる。
F-15系統の機体は大きく分けて、通常の量産型のものとカナード翼付きの実験機型のものが存在する。一部作品では普通のF-15がプレイヤー機として使えず、これはフライトシューティングゲームとしては珍しい。カナード翼付きのF-15は2以降の作品で登場しており、シリーズでは常連となっている。
- F-15C イーグル
一般的な知名度が最も高い部類に入る、戦闘機の代名詞とも言える機体。
中盤の高い対空攻撃力を持つ機体として扱われている。速度に優れていて、その他の性能もバランスが取れている。対地攻撃力は高くないが、UGBを装備すればそれほど問題にはならない。
ZEROで主役機の座を獲得し、サイファーとピクシーの愛機として活躍する。ゲーム中ではムービー中にサイファーが乗るF-15Cの写真が写っていたり、ピクシー機はF-15Cから変更不可能であるなど、主役機として強調されている。サイファー機は主翼と水平尾翼の先を青色で塗装したカラーリングで、ピクシー機は右側の主翼を赤色で塗装している。ピクシー機のカラーリングは、(ファンにはもはや説明不要だが)片方の主翼を失いつつも任務を成功させ、無事に基地へ帰還したという話が由来である。
04での基本カラーもサイファーカラーのような塗装であったが、こちらの元ネタはかつて航空自衛隊の飛行教導隊にて使われていた「そとあお」と呼ばれる塗装である。
AHではZERO以来の登場を果たし、スキンデザインコンテストのモデルに使用された。発表されたのは上位10作品と特別賞の3作品。優勝作品は、被弾して内部がむき出しになった状態を表現した「Death Rider」。
∞ではZEROの特別機体2機が登場。両機とも終盤機レベルの対空攻撃力を持つ。
- 主な搭乗者
- ガルム隊
- サイファー/ガルム1
- ラリー・フォルク/ピクシー/ガルム2
- ウォーウルフ隊
- F-15J イーグル
自衛隊向けにライセンス生産されたF-15C。
フライトシミュレーションでは定番機だが、フライトシューティングでは逆に珍しい存在。
∞で初登場。わずかではあるが性能はC型のほぼ上位互換。日の丸エンブレムを付けることでアイデンティティを示すことができる機体。
∞における猛虎カラー機や自衛隊60周年記念カラー機は、ZERO特別機体をも上回る高性能機。
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F-15E ストライクイーグル
戦闘爆撃機型のF-15。2で敵機として初登場し、04以降はシリーズ常連となった。
後半に使用できるようになる機体で、全体的に性能はC型より上。対地攻撃力と搭載量に優れており、大規模ミッションに十分対応できる。対空特殊兵装を装備すれば戦闘機としても強力な機体になる。強いて欠点を挙げれば、同時期に購入できる機体と比べると機動性は高くないことぐらい。
6では主役機に抜擢された。大規模ミッションの多い6でこの機体はかなり優秀な機体であると言える。
- 主な搭乗者
- ガルーダ隊
- タリズマン/ガルーダ1
- マーカス・ランパート/シャムロック/ガルーダ2
- ウォーウルフ隊
- リーパー/ボーンアロー4→ボーンアロー1
- F-15SE サイレントイーグル
F-15Eをベースに、ステルス性を付加した機体。ウェポンベイ化された胴体下部分と、F-22などのように斜めに傾いた垂直尾翼が特徴。
F-15S/MTDとほぼ同等の性能を持つ。3Dでは珍しくC型もE型も未登場のため、本機はそれらの代役的な機体と言える。
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F-15S/MTD アジャイルイーグル <F-15S/MT イーグルプラス>
推力偏向ノズルとカナード翼を持つ実験機のF-15。マニアックな機体のはずだが、シリーズでは人気機体であり、登場回数が多い。
追加された機構はそれぞれ機動性、安定性に関わっているようで、この2つの性能のどちらも高くて扱いやすい機体である。終盤に登場するだけにF-22に次ぐ対空攻撃力を持つが、前述の性能がF-22のものを上回ることもあり、作品によっては体感的にこちらの方が強かったりもする。
敵のエース部隊がこの機体を使用することが多く、Su-47と同じように悪役として扱われやすい。2に登場する「F-15S」は、実機のF-15S/MTDと主翼及びノズルの形状が若干異なっている。3ではゼネラルリソースの機体として登場しているが、推力偏向ノズルはない(一応公式ガイドではあることになっているが)。
基本カラーは藍色か白のどちらか。スペシャルカラーで実在するNASAの実験カラー機を使用できる。これは∞で特別機体として登場。通称「歯磨き粉」。
基本的に戦闘機として扱われるが、一部作品では多目的戦闘機として扱われている。
- F-15ACTIVE
04にのみ登場。
F-15S/MTDの2次元推力偏向ノズルを3次元にしたもの。それ以外はほとんど同じ。
ただしゲーム中に出て来るのは実機では存在しない単座型である。また、排気口は従来の二次元ノズルである。
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F-16系
全ての作品に必ず登場している。有名機体であるF-14,F-15,F/A-18ですら未登場のXiに派生機のF-2Aがいるため、系列機としては皆勤。
- F-16C ファイティングファルコン
実際にベストセラー戦闘機であるだけに、シリーズに欠かせない機体の1つ。ほぼ全ての作品に登場し、比較的序盤に使用できる。6以降の作品では、F-4Eに代わって初期機体となることが多くなった。
性能バランスがよく、対地攻撃も得意でありこれといった欠点はない。限りなく多目的戦闘機に近い戦闘機であり、機体分類が変更された作品もある。
シリーズを通して僚機ではない味方機がこの機体を使用することが多い。PJの愛機として有名であり、劇中では最後までこの機体を使い続けた。PJ機の胴体部分をよく見ると白のハートマーク(クロウ隊エンブレム)が描かれている。∞ではガルム仕様機と同格の高性能特別機として登場した。
- 主な搭乗者
- クロウ隊
- パトリック・ジェームズ・ベケット/PJ/クロウ3→ガルム2
- ズィルバー隊
- ウィンドホバー隊
- ウォーウルフ隊
- リーパー/ボーンアロー4
- F-16E デザートファルコン
F-16Cの発展型新造機。コンフォーマルタンクが追加されていて、胴体の上部分が角張っている。対空攻撃力が高い。シリーズでは5にのみ登場するが、発売当時はまだ形式番号が割り当てられていなかったため、ゲーム中では「F-16C Block60」という名前になっている。
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F-16F デザートファルコン
E型の複座型。ドーサルスパインを追加し電子機器を収容、マルチロール能力を高めた。
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F-16XL <F-16XA セイカーファルコン>
ダブルデルタ翼のF-16で戦闘爆撃機。3ではゼネラルリソースの機体。
対地攻撃力に優れており、特殊兵装はXAGMが主力。他にはBDSPやSAAMを装備する。
- AFTI/F-16 CCV <F-16XF、F-16XFU>
3にのみ架空機として登場。カナード翼を持つ。ゼネラルリソースの機体であり、プレイヤーはUPEOに支給されたものを使用する。
- F-2A
F-16を基に開発された支援戦闘機。ゲーム内では攻撃機として扱われることがほとんど。非公式だが、「バイパーゼロ」という愛称がある。
04以降の作品では必ず登場するシリーズ常連。5ではF-16系統の機体として扱われている。
全体的に高性能であり、対空ミッションでも対地ミッションでも活躍できる。LASMが主力武器であり、実際に対艦攻撃が得意であることを再現している。通称「対艦番長」。
-
F/A-18系
Xiを除く全ての作品に登場している、多目的戦闘機の代表格。各作品ごとの機体の登場タイミングはまちまちで、大抵は序盤か中盤だが、終盤に登場することもある。
性能バランスはよく、かつ平均的。LASMを装備することが多い。EA-18Gが登場しない場合はその作品に登場している機体がECMPを装備する。
F-16Cと同様、味方機の使用頻度が高い。プレイヤー機ではC型かE/F型が主に登場する。D型は2で敵機としてのみ登場。
- F/A-18C ホーネット
C型は序盤に登場することが多い。性能はあまり高くはない。
- 主な搭乗者
- グリューン隊
- ベルンハルト・シュミッド/ラオディー/グリューン1
- ジョシュア・ブリストー/ルーカン/ウィザード1
-
F/A-18E スーパーホーネット <F/A-18I、F/A-18U ホーネットADV>
略称「スパホ」。2では終盤に登場する高性能機体だった。3ではゼネラルリソースの機体であり、F-16XFUと同様にプレイヤーはUPEO機のものを使用する。
- 主な搭乗者
- Z.O.E(2,3D)
- SARF
- フィオナ・クリス・フィッツジェラルド/フィー/SARF2
- エーリッヒ・イェーガー/エリック/SARF3
- ミロシュ・スレイマニ
- ビースト隊
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F/A-18F スーパーホーネット
E型の複座型。EA-18Gが登場しない作品ではECMを搭載。
∞の協同戦役でプレイヤー枠に空きがあると、本機が代わりに入る。
- EA-18G グラウラー
F/A-18の電子戦機型。終盤に登場する機体であり基本性能は高いが、特殊兵装の搭載量が少ないのが欠点。
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F-22系
- F-22 ラプター <F-22C ラプターII>
エースコンバットシリーズを象徴する機体と言っても過言ではない、最強のステルス戦闘機。
全ての作品に登場しており、これまでに複数回主役機にされてきた。中でも04のメビウス1が最も有名であり、ファンの間において、F-22と言えばメビウス1という印象が大変強く残されている。この機体を主役とする他の作品でも、OPムービーなどで主人公の愛機であることが強調されている。実際に最強の戦闘機として有名であり、シリーズでの扱われ方も相俟って絶大な人気を誇る。
基本的に実在機最強機体であり、全ての性能が高い。同等の性能を持つSu-37やSu-47と比べると機動性は若干引けを取る代わりに安定性が高いので操作性はかなりよい。主力となる特殊兵装はXMAA。その搭載量は実在機中最多で、XMAA搭載機の代表格となっている。対エース戦よりも複数の敵機を相手にするミッションを得意としている。特に6では出現する敵の数が多く、XMAAが大幅に強化されているため、その強さを実感しやすい。対地用にはGPBかSODを装備する。終盤機はその万能性故に機体分類が戦闘機から多目的戦闘機へ変更されることがあるが、F-22は一貫して戦闘機から分類がぶれていない。
シリーズにおける立ち位置や性能などを考えれば当然であるが、オンラインで使用するプレイヤーが特に多い。弱点はほぼ皆無で、QAAMは対人戦で頼りになり、他プレイヤーの後方に回り込めばステルス性に助けられ、対地攻撃もそつなくこなせるため、機体選択に困った場合は基本的にこの機体で問題はない。
基本カラーは実際のものと同じ。作品によってはYF-22のものも使用できる。04では、F-22の1号機と同じ塗装にエンブレムを追加したメビウスカラーが基本になっており、5以降ではスペシャルカラーとしてほぼ必ず登場する。また、6のDLCでは速度、機動性、対空攻撃力を極限まで高めた凶悪な性能となる。その代わり耐久力は最低レベルであるので、上級者向けのカラーリングである。
∞の特別機は、元々実在機で最強ということもあって架空機並みの性能を持つ。原作では通常カラーだった主役機には独自のアレンジが施されている。グリフィス仕様機とアンタレス仕様機はパッケージをイメージしたもので、順に、暗い灰色に青いキャノピー、夕暮れのような橙色に赤いキャノピーとなっている。
ちなみに、初代と2に登場する機体は、正確にはYF-22がモデルである。また、5とZEROでは実際にそうなったように名称がF/A-22Aに一時的に変更された。F-22Aと表記されることが多いが、現在ではAを省略するのが正しい。
- 主な搭乗者
- フェニックス(初代)
- Z.O.E(2)
- アビサル・ディジョン/アビス
- メビウス中隊
- グリフィス1
- アンタレス
- ウォーウルフ隊
- ウィリアム・ビショップ/ウォーウルフ1
- ホセ・グティエレス/ガッツ/ウォーウルフ2
- スカーフェイス隊
- リーパー/ボーンアロー1
- FB-22 CONCEPT
F-22の攻撃機型。最高レベルの対地攻撃力を持つ、最強の攻撃機。特殊兵装は全て対地用だが、基本性能が高いので並みの戦闘機より対空戦闘は強い。SODが主力武器。基本性能に何らかの欠陥を抱えていることが多い攻撃機の中では珍しく弱点がない。
∞では実在機最高コストの攻撃機として追加配信された。どの特殊兵装も癖の強いものばかりのため、基本性能の割に上級者向け。
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YF-23A ブラックウィドウ
F-22クラスの機体に次ぐ対空攻撃力を持つステルス戦闘機。非常に奇抜な形状をしており、人によって好みが分かれやすいが、それに惹かれるファンは多い。速度に優れる機体として描かれやすい。
2では、派手で特徴的なカラーリングを持つ4機のコマンド機Fox Force Fourとしても登場している。
一部作品ではF-22と互角の性能になることもある。
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F-35系
後半に登場するステルス多目的戦闘機。ステルス以外に、垂直離着陸機能を備えていることで知られている。LASM、SODを装備するので、対艦攻撃ミッションで特に有効な機体。基本性能もかなりのものである。
知名度の高い高性能機体ではあるが、(ステルスの有無を問わず)他の高性能機と比べると扱いが良いとは言えない。
- F-35B ライトニングⅡ
F-35の短距離離陸・垂直着陸型。AHが初出。VTOL機能の再現はない。
- F-35C ライトニングⅡ
F-35の艦載型。主翼が折り畳み式になっていて、B型と比べると大型化している。
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F-117A ナイトホーク <A/F-117X NAVホーク>
ステルス機として有名な機体。全ての作品に登場する皆勤機体でもある。
性能はA-10とほとんど同じで、対地攻撃に特化している。実際には精密誘導爆弾による精密爆撃を数多く行った機体であり、そのため主力となる特殊兵装はGPBである。作品によってはQAAMを装備することも。
この機体に限ったことではないが、シリーズではステルス性の恩恵を感じにくく、あまりステルス機としての活躍は見込めない。さらに、搭載量の低い機体であることを再現しているのか、通常ミサイルの数はかなり少なく、大規模ミッションでは弾切れを起こしやすい。また、A-10と同じく速度が遅い、難易度ACEでは耐久力の高さが無意味になるという欠点もある。最も扱いがひどいのは初代で、ほぼ全ての性能が最低という超低性能機体にされている。使い勝手が悪く、シリーズを通して上級者向けである。
3ではゼネラルルートの「Target Acquisition」で、この機体を使って偵察を行う。また、UPEOルートの「Ghosts Of The Past」ではこの機体を追跡して敵基地を捜索する。
3Dの「衛星兵器破壊」では、まるで空戦に向いていない本機が敵基地の防衛を行う場面が注目された(《同盟軍を見つけた。迎撃を行う!》《お前達、攻撃機じゃないか!?戦闘機隊はどうした!》《今こちらに向かっている。時間稼ぎぐらいしてやるさ!》)。同じミッションには攻撃機のF-2Aもいるが、こちらは多目的戦闘機でもあるので、F-117Aほどネタにはされない。ちなみに、同じ場所のミッションである2の「試作爆撃機破壊」でも、F-117AとF-2Aが登場していた。
基本カラーは黒。他には俗にデイホークと呼ばれる昼間専用の灰色塗装、灰・茶・緑の迷彩色、牛柄があり、これらはよく登場する。
ちなみに、実際は機銃を装備していない。また、ゲーム中に機体下部を見ると、ウェポンベイが増えている。
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J-35J ドラケン
F-4Eぐらいの性能を持つダブルデルタ翼機。2初出。
ZEROのエスパーダ機として出現する時は、序盤の機体とは思えない機動性を発揮する。
- JA-37 ビゲン
2で敵機として初登場し、XとX2で使用可能に。小型機なので速度と機動性に優れる。X2では「AJS37」という名称で登場。
-
JAS-39系
- JAS-39C グリペン
高機動な小型の多目的戦闘機。シリーズに登場する機体の中では最小クラス。初代と2では特に機動性の高さが強調されている。
J-35JとJA-37もだが、初代と2では「SF-○○」と表記されている。
整備されていない道路にも着陸できるSTOL機であり、ゲーム中では小さな滑走路から出現することが多い。2の「敵制圧都市攻撃」では高速道路から出撃する本機を見ることができる。
∞では、愛称の由来であるグリフォンが胴体に描かれた特別機が登場。性能はかなり底上げされている。
- JAS-39NG グリペンNG
現在では「JAS-39E/F」とも呼ばれる、JAS-39に主脚の再設計などの改修を施した機体。
NGは「Next Generation」の略。3Dに登場するのは複座型である。
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MiG-21系
- MiG-21bis フィッシュベッド
序盤の戦闘機。若干高めの速度を持つが、総合的にはF-5Eぐらいの性能である。低性能な戦闘機の代表格とも言える機体で、専ら敵側のやられ役として扱われている。ZEROやAHでは頻繁に敵機として登場する。
ZEROの「B7R制空戦」のマーセナリー時では、おやじさんがこの機体でベルカから逃亡を計り、B7Rに逃げ込む。プレイヤーが、もしくは難易度ACE時にグラーバク1が撃墜するとピクシーから専用の台詞が入る。
∞のヴァイパー仕様機は初期性能こそただのMiG-21だが、改造レベルが一定に達すると大幅に強化され、最終的に5のMiG-21-93のような高性能機に化けるという特殊な機体。
- 主な搭乗者
- ウォルフガング・ブフナー/フッケバイン
- ヴァイパー/ボーンアロー1
- MiG-21-93 フィッシュベッド
MiG-21の近代改修型。5ではMiG-21とは思えないほど高性能。
5のスペシャルカラーは、ZEROではおやじさんが乗る機体のカラーとなった。ちなみに、この「フッケバインカラー」は、チェコ空軍で実際に使用されている塗装である。
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MiG-29 ファルクラム <MiG-33 ファルクラムSS>
F-16Cのライバル機とも言える、中型の局地戦闘機。F-16Cとほぼ同時に登場し、性能もほとんど同じ。こちらの方が少しだけ機動性が高く、安定性が低い。
シリーズ中では一貫して「MiG-29A」と呼ばれているが、MiG-29Aは元々新型レーダーの開発に失敗した際の保険として旧型レーダーを改良したものを搭載したモデルだったが、最終的に新型レーダーの開発に成功したため製造されなかった機体である。シリーズに登場する機体は正確には「MiG-29」というのが正しい。
ほぼ全作に登場する定番機。敵機として登場することが多く、特にAHでは序盤から終盤に至るまで数多くの敵機が出現する。3ではUPEOのオリジナルの戦闘機である。
AHにおいて、イリッチが基本的にこの機体を愛用している他、当り前ではあるが多くのロシア人パイロットが使用している。またレッドムーン仕様のカラーが存在する。
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MiG-31系
- MiG-31 フォックスハウンド
実用的な戦闘機の中では最高の速度を持つ大型迎撃戦闘機。中盤に登場する機体で、F-14やF-15などと同時に使用できるようになる。通称「直線番長」。
隠し機体を含む全機体中ぶっちぎりで高い速度を誇る。最高速と加速性能の高さは特別であり、他の機体では出せないような速度を出すことが可能。さらにはミサイルより速いことがある。耐久力も戦闘機の中ではトップクラス。反面、機動性が最低レベルで旋回が大変なため、ドッグファイトは苦手。また速度の高さが災いして減速しづらく、地上攻撃も苦手である。使いこなすにはある程度の慣れが必要。特殊兵装はSAAMかXLAAなので、高い速度と合わせた遠距離攻撃や一撃離脱戦法に向いている。
∞では長らく敵専用機で、1年近くかかってようやく使用可能になった。名称に関してはB型と明記。敵機として登場する場合、非常に高い速度故に撃墜しづらいためか、得点が高く設定されている。
- MiG-31M フォックスハウンドB
5にのみ登場する改良型のMiG-31。速度は変わらないが、機動性が向上している。
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MiG-1.44 フラットパック
最強クラスの性能を持つ多目的戦闘機。対空ミッションでも対地ミッションでも大きな戦果を上げることができる。
5とXでは、Su-37やSu-47をも上回る機動性の高さを誇っていた。また、これらの機体にも全く引けを取らない対空攻撃力を持っている。大抵の作品でUGBを搭載する。
5でハミルトン機やネームド機として登場した時は、ヘッドオン時でなければ撃墜がとても困難なほど凄まじい機動性を見せつける。また、後述のGAF-1ほどではないが、X2でスレイマニが乗ったMiG-1.44も超機動を行ってミサイルを回避する。
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Su-24系
可変翼の戦闘爆撃機。並列の複座機であるのが大きな特徴。大型機でしかも可変翼を持ちながら、価格が安いことで有名。
- Su-24M フェンサーD
後期量産型。∞での機体分類は攻撃機。
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Su-24MP フェンサーF
電子戦機型。機体分類は、AHでは戦闘機、∞では多目的戦闘機。
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Su-25 フロッグフット
A-10を意識して開発された攻撃機。そのため、ゲームでも性能はA-10とほぼ同じ。
今まで2にしか登場していなかったが、AHで14年振りの復帰を遂げた。
一部作品ではTM型と明記される。これは、Su-39とも呼ばれる全天候攻撃型で、ポッド式レーダーを搭載。2では単にSu-25だが、機体上部に膨らみがあることから、恐らくTM型。3Dのものには膨らみがないので、初期型だと思われる。
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Su-27系
所謂フランカーシリーズ。これまでに複数の派生機が登場しており、特にカナード翼付きのフランカーはシリーズには欠かせない機体であり、どの作品でも必ず使用できる。
ルーキーからエースまで、敵側のパイロットが使用することがとても多い。
- Su-27 フランカーB
実はこの機体が初めて使用できた作品は5と意外に遅い。初代でも名前は挙がっているが、カナード翼が付いているので本当はSu-27ではない。恐らくSu-27KやSu-27M(つまりSu-33やSu-35)などのつもりだったと思われる。また、シリーズとは関係ないが同様の現象はサイドワインダーFにも起こっている。
性能は使い勝手も含めてF-15Cとほとんど同じ。機動性の高さはまだこの機体では感じにくい。初代では唯一全ての性能が普通以上の機体。
- Su-32 フルバック
Su-34の海軍型。5やZEROでは「ストライクフランカー」と表記された。
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Su-33 フランカーD
艦上戦闘機型のフランカー。「シーフランカー」と呼ばれることもある。中盤の機体であり、性能はSu-27とほぼ同等。
6で初登場して以来、据置作品ではSu-37に優先して登場することが多い。6では全編通してシュトリゴン隊がこの機体を扱う。
∞では戦闘機なのにマルチロック兵装どころか、古参ファンにとって慣れ親しんだQAAM,SAAMすら装備できない。完全上位互換機とも言うべきSu-37が同時期に追加配信されたこともあり、趣味的要素が非常に強い玄人向けの機体となっている。一方で、特別機体のシュトリゴンとパイレーツはSu-37にも負けない高性能機で、なおかつ4AAMを使用可能。
- 主な搭乗者
- シュトリゴン隊
- ヴィクトル・ヴォイチェク/シュトリゴンリーダー
- イリヤ・パステルナーク/シュトリゴン2
- トーシャ・ミジャシク/シュトリゴン12
- Su-34 フルバック
戦闘爆撃機型のフランカー。内部にトイレとキッチンがあることで有名で、∞ではそれを意識したと思われる通り名がある。
搭載量が高く、対地攻撃力に優れる。LAGMにXAGMと、使いやすい特殊兵装を揃えており、初心者向けの攻撃機。
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Su-35 スーパーフランカー
パッケージやOP・EDムービーから分かる通り、2の主役として目立っていた機体。正式なコードネームは「フランカーE1」。
2では全機体中トップクラスの性能を持つ。04や5でもSu-37ほどではないが、かなりの高性能。
見た目も性能もほとんど同じなので、ZEROからはSu-37に置き換わり、それ以降は登場していない。
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Su-35BM フランカーE
Su-35の量産型。上記のSu-35と区別するため、本記事ではSu-35BMと呼称する。カナード翼が廃止されたのが最大の特徴。そのため、RCS値が減少していて、ステルス性が向上している。また、従来の機体よりもエンジン、アビオニクスの強化が計られている。現実的に考えれば、この機体が最強のフランカーと言えるだろう。
AHで初登場し、敵エースのアンドレイ・マルコフがこの機体を愛用している。
性能は準最強レベル。6AAMが主力のため、長距離攻撃力が高い。
∞では2のスカーフェイスカラーの特別機が登場した。主役機ということもあり、性能は架空機クラス。ただし、2ではカナード翼付きのSu-35であったのに対し、本機はカナード翼のないSu-35のため、再現度は低い。
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Su-37 ターミネーター <Su-37 スーパーフランカー>
エースコンバットシリーズで非常に高い人気と知名度を確立した、フランカーの高性能実験機。
2では敵機のみの登場という地味なものだったが、3では一気に主役機となった。そして、04ではメビウス1のライバル黄色の13の機体として有名になり、本来の主役機であるF-22とほとんど同じように優遇された。シリーズでも屈指の人気機体であるためか、新作でこの機体の登場が確認できないと物議を醸しやすい。
X2までの作品においては、実在機ではF-22と並ぶ最強スペックを持つ。特に速度と機動性は非常に高く、迅速かつ機敏な動きが得意である。特殊兵装にも恵まれており、04では反則的な性能を持つQAAMが使用可能で、ZERO以降の作品ではXLAAによる遠距離からの複数同時攻撃もこなす。さらに、対地用にはFAEBを装備するので性能以上の対地攻撃力を引き出すことも可能。しかし、PAK-FAが登場したAH以降では最強機体の座を追われつつある。それでも性能的には優遇されており、特に∞では特別機の黄色中隊仕様機(黄色の13を始めとする全4種類が存在)とレナ仕様機によって、最高コスト実在機以上の性能を与えられた。6以降の据置作品ではSu-33が代わりに登場することが多いが、携帯作品では必ず登場する。一部作品での分類は多目的戦闘機。
シリーズではこれまでに黄色中隊以外にも様々なキャラクターがこの機体を使用しており、人気機体であることの証明になっている。専用機である水色のSu-37を扱うレナ、レナを羨ましがり(《レナはフランカーに乗れていいよな。》)、乗れるようになってからは最後まで使い続けるエリック、ネタ(《ああ!ジャン・ルイがやられた!》)で有名なジャン・ルイが印象深い。ゲルプ1はベルカのパイロットの中で、この機体の空戦術の研究に人一倍熱心だったという。
基本カラーは、実在したものと同じ黄色と茶色の迷彩色か、白・茶・緑の迷彩色のどちらか。F-22のメビウスカラーと同様に、04以降で黄色中隊カラーが使用できるのはシリーズの恒例。
なお、「ターミネーター(もしくはテルミナートル)」という愛称がよく使用されるが、本来のコードネームは「フランカーE2」である。
- 主な搭乗者
- SARF
- 紘瀬玲名/レナ/SARF1
- エーリッヒ・イェーガー/エリック/SARF3
- NEMO/SARF4
- 黄色中隊
- エルジア軍残存部隊
- ゲルプ隊
- オルベルト・イェーガー/ゲルプ1
- ライナー・アルトマン/シュライベン/ゲルプ2
- トーリャ・キリアコフ
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Su-47系
- Su-47 ベルクート <Su-43 ベルクート>
三面翼と前進翼が特徴の大型戦闘機。シリーズ常連であり、3以来必ず登場している。04での名称はS-37A。
実在機最強戦闘機の内の1つで、対空攻撃力はF-22やSu-37と並ぶ。3と04ではこの2機よりも高性能(当時のSu-47は諸ゲーム作品においてF-22以上に強力な機体として扱われることが多かった)。PAK-FAが登場してからも弱体化はほとんどしていない。ただし、マルチロック兵装を装備できないことがよくあり、大量の敵機を素早く撃墜する能力では劣っている。UGBを搭載できる04や∞では、実在機中で最高レベルの対地攻撃能力を発揮できる。
シリーズでは若干のステルス性を持つ機体とされているが、前進翼とカナード翼のため、実際はステルス性を持つどころか損なうような形状である。ゲーム中に機体下部を確認するとウェポンベイを確認できる。大型戦闘機の中でも特に大きい部類に入る上、三面翼に前進翼と、見た目からして強そうな印象を与えるため、高い人気を獲得している。
3ではUPEOルートでプレイヤーが最後に乗り込む機体。3勢力中唯一の実在機である。当時はSu-47の知名度がまだ低かったこともあり、架空機と勘違いするプレイヤーもいた模様。シリーズを通して味方機として登場することは滅多になく、鋭角的かつ攻撃的なデザインから悪役としての印象が強く残りやすい。
基本カラーは5以外では黒。S-32が登場しない作品では、5のベルカ機カラーがスペシャルカラーとなっている。
ちなみに、愛称の表記は他にも「ベールクト」「ビェールクト」「ベルクト」などがある。正しくは「ビェールクト」だが、日本では「ベルクート」と呼ばれることが多い。
- 主な搭乗者
- SARF
- ゴルト隊
- アシュレイ・ベルニッツ/グラーバク1
- アルビレオ隊
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S-32
Su-47のプロトタイプに当たる機体。外見上のSu-47との大きな違いは、内側寄りになっている垂直尾翼と2発のエンジンを覆う大きな四角の排気口であり、この排気口は推力偏向装置となっている。
実在機中最高の機動性を持つが、それはコーナー速度を維持して発揮できるものであり、そうでなければSu-37やSu-47の方が優れている。また、旋回時に独特の慣性が働いて姿勢制御が難しいので、初心者がすぐに使いこなせるような機体ではない。5では失速すると2の失速時並みの速さで下降してしまう。
5とXでは敵エースが終盤に使用する。5のベルカ機カラーは後の作品でも登場している。
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T-50 PAK-FA
F-22やF-35に対抗するために開発された新型ステルス戦闘機。MiG-29やSu-27の後継機に当たる。本シリーズではAHで初となるが、その前に「H.A.W.X.2」でも既に登場を果たしている。
全体の形状がF-22に酷似していて、かつてのMiG-29とSu-27がそうであったように、ライバル機を意識したものとなっている。機体後部、特にエンジン部はSu-27そのものとも言え、この機体がSu-27の後継であることが見て取れる。F-22と比べると一回り大きく、胴体部や主翼が広めで、上から押し潰したような形をしている。
性能は文句なしに最強クラス。F-22と同様に全ての性能が高い。これまでF-22のライバル機はSu-37やSu-47が務めていたが、形状やコンセプトが非常に似ていることもあり、本機が推されることが多くなった。
AHでは対地兵器としてトリニティ(EW1)を使用可能。広大な攻撃範囲と高い威力を持つのは言うまでもないが、爆風に巻き込まれると自分もダメージを受けるので、扱いには注意する必要あり。オンラインでも使用できるが、解禁条件はかなり厳しい。本編中では、終盤に2機のPAK-FAが登場する。そのうちのマルコフ機は架空の高威力弾頭「トリニティ」を搭載している。最終ミッションでは、エース機ならではの超機動を行ったり、プレイヤーにDFMで追われていても高誘導ミサイルをいくつも放ってくるなど、中々の強敵。機数や登場時間こそ少ないが、架空機のラスボスの如き存在感を見せ付けた。
∞ではマルコフ仕様機「アクーラ」が特別機として登場。カラーは本編仕様ではなく、DLCの追加カラー。実在機で唯一、架空機専用特殊兵装であるはずのMBPMをトリニティの代わりに搭載可能。このため、多目的戦闘機のような運用ができる。
- 主な搭乗者
- アンドレイ・マルコフ/アクーラ
- セルゲイ・イリッチ/レッドムーン1
- エドガー・グリント/バーズアイ/アルビレオ1
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トーネード系
F-14のような可変翼が特徴の機体群。シリーズ常連。04まではTornadoがTNDに略されている。
全てのトーネード機は、A-10ほどではないが安定性と耐久力に優れている。
攻撃機型の機体は、主力となる特殊兵装にBDSPを装備しており、トーネードを象徴する兵器となっている。また、戦闘機には及ばないものの、ある程度の速度と機動性は持っているので対空戦闘は苦手ではない。
5でトーネードECRが登場してからは、他の機体も軒並みECMPを装備できるようになった。
- トーネードGR.1
トーネードIDSと呼ばれる攻撃機。機銃を2門搭載している。
- トーネードGR.4
GR.1の強化型。6の実在機では唯一アイマスカラーが登場しなかった。
- トーネードF2
初代にのみ登場。戦闘機だが速度と機動性が低めなので、攻撃機のような性能をしている。
- トーネードF3
2、5、Xに登場。戦闘機型でも安定性と耐久力の高さは変わらない。
- トーネードECR
5にのみ登場する電子戦機型。性能のバランスは取れている。
-
ミラージュ系
2で派生機の1つであるクフィルが登場。04以降はミラージュ2000シリーズが使用できるようになった。
性能はF-16Cと似ており、対空ミッションも対地ミッションもこなせる。速度は高めだが、安定性を欠く傾向にある。
基本カラーは水色の迷彩色が多い。
- ミラージュ2000C
ミラージュ2000の量産型。
-
ミラージュ2000D
ミラージュ2000の戦闘爆撃機型。
5では「代償の街」で、混合神経ガスの中和弾NTRLを搭載した機体として使用する。NTRLでヘリの撃墜を行うことも可能。
- 主な搭乗者
- ウォードッグ隊
- ブレイズ
- ケイ・ナガセ/エッジ(5)
- アルヴィン・H・ダヴェンポート/チョッパー
- ハンス・グリム/アーチャー
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ミラージュ2000-5
ミラージュ2000の次世代型。
- クフィルC7
2の序盤の機体。ミラージュⅢの性能向上型。この当時では唯一使用可能なミラージュ系機体だった。性能はF-4Eとほぼ同じ。
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ラファール系
3以外の全ての作品で使用可能。EF-2000とほぼ同時に使用することができるデルタ翼戦闘機。04まではR-C01、R-M01(共に初期量産機の名称)と表記されていた。
EF-2000ほど対空攻撃力は高くないが、多目的戦闘機なのでどんなミッションにも対応できる。LASM、SODが主力武器なので、F-35Cと同様に対艦攻撃が得意。
基本カラーは黒であることが多い。
初代の僚機、ZEROのエスパーダ2、6のネームド機、3Dのコクーン1など、女性パイロットが乗ることが多い。
- ラファールB
5にのみ登場。M型より性能は若干上だが、空軍仕様なので発着艦はできない。
- ラファールC
初代にのみ登場。空軍型。
-
ラファールM
海軍型のラファール。この機体がメインで登場する。
自国製の戦闘機であることを意識しているのか、フランス版エースコンバットシリーズではこの機体が優遇されており、5以降の作品では主役機がこの機体に差し替えられている。作品によっては差し替え方がかなり強引なものもある。
∞ではドロップ機体として「Vent d'Ange」、通称「天使」が登場。青の基本塗装と胴体に描かれた黒い天使が特徴。F-22クラスに次ぐ性能を持つ上に、搭載機が限られる6AAMをも装備できる。
- 主な搭乗者
- マルセラ・バスケス/マカレナ/エスパーダ2
- コクーン隊
- カミーラ・アルメイダ/キャットウォーク/コクーン1
練習機
-
ホーク
5にのみ登場する練習機。ゲーム上は戦闘機に分類されている。
「決路」でブレイズ達がサンド島から逃亡する時にこの機体に乗り込む。最終的にはオーシア国防海軍第3艦隊に助けられ、スノーによって機体は撃墜され、行方を暗ますことに成功する。
練習機なので性能は低い。しかし、アフターバーナーが使えない機体であるにも拘わらず、速度は高い。
おやじさんの機体にはジュネットの他に、チョッパーの愛犬カークも乗っていた。
- 主な搭乗者
- ウォードッグ隊
- ブレイズ
- ケイ・ナガセ/エッジ(5)
- ハンス・グリム/アーチャー
- ピーター・N・ビーグル(ウォルフガング・ブフナー、おやじさん)
- アルベール・ジュネット
- カーク
レシプロ機
X2で初めて使用可能になった。時代的に考えてネタの意味合いが強い。
全体的にジェット機より性能は下で、特に速度と耐久力は極めて低く、ミサイルの搭載は不可能。その代わり機動性が非常に高く小回りが利くので、対エース戦ではジェット機より強いことも。対戦でレシプロ機限定にすると、ジェット機とはまた違った楽しみを味わえる。
∞では大型機銃と小型機銃の撃ち分けが可能。威力・射程・連射力・装弾数が異なっている。
- A6M5 零式艦上戦闘機五二型
「ゼロ戦」の略称で呼ばれる、日本人なら誰もが知っている太平洋戦争時の名機。
基本カラーは一般的な認知度が高い海軍の緑色の塗装。それ以外のカラーのほとんども、実際に使用されたものと同じである(ただし、ゼロ戦の型は異なる)。老朽化してボロボロになったのをリアルに再現したカラーも存在する。
20mm機関砲と7.7mm機関砲を持つ。
- Bf109 G-10
ナチスドイツ空軍の主力戦闘機。世界で初めて一撃離脱戦法を前提に開発されたと言われている。G型の非公式愛称は「グスタフ」。
20mm機関砲と13mm機関銃を持つ。
- F6F-5 ヘルキャット
大戦中盤以降に、アメリカ海軍の主力として活躍した艦上戦闘機。
ゼロ戦と比べて機動性は劣っているが、速度はこちらの方が上。特殊兵装にFAEBを装備できるのが強みで、対地攻撃力を大きく向上させることができる。
6連装の12.7mm機関銃を持つ。
- P-38L ライトニング
大戦時にアメリカ陸軍で採用された双胴双発の高速戦闘機。通称「双胴の悪魔」。レシプロ機としては速度に優れていて、一撃離脱戦法で大きな戦果を挙げた。
20mm機関砲と12.7mm機関銃を持つ。
- スピットファイアMk.IXe
大戦時のイギリス空軍の主力戦闘機。イギリス軍以外の連合軍でも使用された。バトル・オブ・ブリテンで活躍し、救国戦闘機と呼ばれた。
20mm機関砲と12.7mm機関銃を持つ。
爆撃機
機体の特性上動きが鈍く、戦闘機には無力であるが、攻撃機以上に高い地上制圧力を持つ。爆撃機ならではの絨毯爆撃が可能。
∞では協同戦役で使用可能。購入・改造費用共に凄まじく高い。
-
B-1B ランサー <B-1C ランサー>
可変翼の超音速戦略爆撃機。爆撃機にしては速度と機動性が高い。
- B-2A スピリット
水平尾翼や垂直尾翼を持たない全翼機のステルス爆撃機。ほぼ全ての作品に登場している。04の「ソラノカケラ」でのミッション更新後のターゲットとして、編隊を組んで出現するのが印象的。現実ではとても高価で21機しか製造されていない機体だが、シリーズでは何かとよく目にしやすい。
∞ではドロップ枠として、アイドルマスターの765プロアイドル全員、音無小鳥、高木社長が描かれた、アイマス機の集大成とも言える特別機が登場した。その派手さは歴代特殊カラー機でもトップクラスで、ステルスという概念を微塵も感じさせないほど。完全なるネタ機体である上、性能が低く設定されているため、実用性は低い。その代わり、通常機体のB-2よりも格安で手に入るのが利点。
ガンシップ
低速で旋回しながら、地上物に制圧攻撃を持続的に行う局地制圧用攻撃機。AHで操作するのは機体ではなく、砲手である。
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AC-130U スプーキー
C-130を攻撃機に改造したもの。25mmガトリング砲、40mm機関砲、105mm榴弾砲を搭載しており、地上物に対して圧倒的な攻撃力を有する。
AHでは105mmを120mmに換装した仕様。実在する近代化改修案だがキャンセルされた。
ヘリコプター
低空飛行能力とホバリング性能を活かした、地上目標への奇襲攻撃を得意とする。主力武器は機銃で、特殊兵装はロケットや対地ミサイルなど。戦闘車両などは勿論、兵士に直接攻撃することが可能。ミサイルやロケットを回避するのは難しいが、機銃で撃ち落としてやり過ごすこともできる。なお、他の航空兵器とは違い、地上物に接触してもダメージを受けない。
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AH-64D アパッチロングボウ
有名な攻撃ヘリで、ほぼ全作に登場する。シリーズにおける「攻撃ヘリ」の代表格のような存在。
AV-8Bと同じく、地上物の攻撃よりも局地を防衛する敵ユニットとしての登場がほとんどである。
AHで、AV-8Bと共に初のプレイヤー機へと昇格した。
- Ka-50 ホーカム
Mi-24の後継機で、二重反転メインローターが特徴の大型攻撃ヘリ。
04の「解放」では、官庁街のISAF地上部隊を攻撃する敵ユニットとして登場。夜間に加え、ビルが密集している場所にいるので見つけるのが困難。
- Mi-24 ハインド
「メタルギアシリーズ」で知名度が高く、同シリーズの「メタルギアソリッド」でF-16Cを撃墜したことをよく話題にされる攻撃ヘリ。
エースコンバットではAHで、04以来の登場となる。AH-64Dのライバル的な立ち位置にいると言える。
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MH-60 ブラックホーク
双発エンジン搭載の中型多目的ヘリ。映画「ブラックホーク・ダウン」で有名。
AHで操作するのはドアガンナーであリ、7.62mm機銃(ミニガン)を使用して敵の掃討を担当する。
旅客機
-
ボーイング747-200B ジャンボジェット
海外旅行を一般的なものにしたロングセラーの大型旅客機。
X2の「Grand Flight」でオリビエリから直々に指名され、プレイヤーがこの機体を操縦することになる(マルチプレイ時は、ホスト以外のプレイヤーは護衛を行う)。旅客機を護衛するミッションはこれまでの作品にもあったが、旅客機そのものを操縦するのはシリーズ初。
旅客機なので当然ながら戦闘能力は皆無。鈍重で操作に大きな癖があり、機体を傾けると重さでそのまま旋回していく。その気になればループやバレルロール、背面飛行をすることもできる。ただし、さすがに急旋回して真後ろや真正面からのミサイルを回避するのはほぼ不可能なので、撃たれない飛行位置を考える必要がある。
ちなみに、オリビエリはこの機体を個人で所有しているらしい。ミッション中はオリビエリから文句を言われながら任務を遂行することになる。
架空機
戦闘機・攻撃機・多目的戦闘機
各作品に1機ずつ隠し機体として新規の架空機が登場するのはシリーズ恒例。その場合、通常機体とは比べ物にならないほど高額な購入費が必要となる。顕著なのは∞で、購入費及び一度の改造費は文字通り桁違いに高い。最大強化は課金プレイヤーでなければまず不可能。
-
ADF-01系
- ADF-01 FALKEN
2に登場したADF-01に新たな設定を組み込み、5でプレイヤー機として復活することとなった架空機。架空機の中で一番登場回数が多い。2、3Dの最終ミッションにのみ登場する「Z.O.E.」は、「FALKEN」とは設定上別の機体である。 全体的なシルエットはほぼ同じだが、前者はTLSを持たないために機首部の形状が若干異なる。また、操縦システムも別のものが使用されている。「Z.O.E.」に関しては下記別項目を参照。
メガワット級の化学レーザー砲TLSと、3の戦闘機のようなコフィンシステムを搭載しているのが大きな特徴。武装をTLSに切り替えると機体が変形したり、コクピット視点では全周囲カメラからの映像が見れ、TLS切り替え時にコクピットが変形したりと、細かい演出がある。
最大の武器であるTLSは、視界に入った敵まで射程があり(設定上は数百km)、瞬時に敵を撃破可能なレーザーを十数秒間照射するという強力無比なもの。手動で命中させる必要があるのが難点だが、レーザーなので命中までのタイムラグはない。プレイヤーの技量次第では一度に大量の敵を短時間で撃破でき、対空対地問わず絶大な効果を発揮する。あまりにも強過ぎる特殊兵装のためか、作品を追うごとに弱体化している(時間当たりの威力の低下、有効射程と照射時間の短縮、搭載量の減少など)。
ちなみにTLS以外では、XLAAやFAEBなどを装備する。5と∞ではレーザーは赤色だが、それ以外の作品では青色。
XのSPミッションの最後に登場するネームド機「Z.O.E.」はTLSで攻撃してくる為、機体は「Z.O.E.」ではなく「FALKEN」の方のADF-01である。
エースコンバットシリーズの中で数少ない立体化された架空機であり、バンダイより1/100スケールのプラモデルが発売されていた。
- ADFX-01 モルガン
ZEROの隠し機体。ADF-01をベースに、Su-27、F/A-18、ラファールなどの機体のデザインを取り入れた、実際にありそうな戦闘機のような外見をしている。設定上はADF-01の原型機であり、第4.5世代機に分類される。
敵として登場するADFX-02のプレイヤー仕様機であり、特殊兵装はTLS、MPBM、ECMPの3種類だが同時装備はできない。また、TLSにはADF-01のものと比べて制約があり、照射時間も照射回数も少ない。なお、レーザーの色は赤。
その一方でMPBMは非常に強力であり、リロード時間が長いという欠点はあるものの、目標がまとまっている編隊、基地、地上部隊を一瞬で全滅させてしまえるほど攻撃範囲が広い。また、近接信管機能を持つため、多少狙いがずれても起爆する。
ZERO専用の隠し機体という印象が強く、後継機のADF-01の存在が大きいこともあり、長らく未登場だったが、∞で復活。サービス開始時にプロトタイプ故に性能の低い「Block1」が登場。次に、ピクシーカラーの特別機がドロップ機として登場し、最後に通常機体のADFX-01が登場した。
-
ASF-X 震電Ⅱ
マクロスシリーズで有名なメカニックデザイナー河森正治がデザインした、AHにおけるオリジナル機体。自衛隊が開発した支援戦闘機という設定。
X-29Aに似た前進翼を持つ他、X-02のような、速度に応じて形状が変化する飛行特性を備えている。
耐久力は低いが、その他の性能は高く、特に機動性に優れる。∞における特別機体は、最高コスト実在機と同等の性能を持つ。その中の、2015年の謹賀新年企画の一環として登場した「Happy New Year」は∞屈指のネタ機体。コクピットを見るとパイロットがひよこのマスコットキャラクター「ナゲッツ」に変わっている。それでいて性能は非常に高く、目立った弱点がないため、ネタ機体とは思えない実用性を持つ。
- 主な搭乗者
- ナガセ・ケイ(イカロス・イン・ザ・スカイ)
- アサノ・ワタル
- リッジバックス隊
- スラッシュ/リッジバックス1
- エッジ/リッジバックス2→リッジバックス1
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XFA-24A アパリス
Xに登場する架空機の1つ。性能よりも汎用性、信頼性、整備性、低コストを追求して開発された多目的戦闘機。
序盤に登場する機体なので、元々の性能は低い。専用パーツ「アースシェイカー」を装備させると対地攻撃力が大幅に向上する。Xi では、XでOPムービーに採用されていたF-22はこの機体に差し替えられているほか、アプリアイコンもXFA-24Aが描かれている。
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XFA-27
シリーズ初の隠し機体として2に登場した、プレイヤー用としては初の架空機。スカーフェイスの切り札として開発されたステルス艦上戦闘機である。究極を目指して開発されたということしか明らかにされておらず、開発元の情報がない謎に包まれた機体という設定。
全体的にステルス機とは思えない鋭角的なデザインであり、丸みを帯びた部分は少ない。カナード翼、可変式主翼、4枚の斜め尾翼を持つ。
2では安定性以外の全ての性能が最高という反則的な性能を持つ。それだけではなく、ミサイルを4連射まで可能であり、隙をほとんど作らずに攻撃できる。
Xでは元々の性能は2と比べて弱体化しているものの、専用パーツを装備すればミサイル4連射が可能。X2では完全に4連射をオミットされた挙句、中盤の機体ぐらいの性能しかない。3Dでも4連射はないが、基本性能、特に機動性は全機体中最高であり、かつての隠し機体としての威厳を取り戻した。ただし、機動性があまりにも高過ぎてピーキーなため、上級者向け。∞では据置作品としては2以来の登場となった。最大の特徴であるミサイル4連射は、専用特殊兵装MSTMで再現されている。
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F/A-32C アーン
3のゼネラルルート中盤で使用できる多目的戦闘機。水平尾翼のないデルタ翼という形状や独特のエンジンから、モデルになった機体はX-35(F-35)との採用争いで敗北したステルス試作実験機X-32と思われる。
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XFA-33 フェンリア
Xの隠し機体。レサスがグレイプニルのデータを元に開発した新型攻撃機。
グレイプニルよりも高性能な光学迷彩の他、VTOL機構やマイクロ波兵器HPMを持つ。HPMはマイクロ波により、敵機の機内燃料を加熱させ爆発させる兵器で、回避するには高速飛行しなければならない。また、敵は使用しないが衝撃波弾道ミサイルLSWMも装備できる。
オーレリアが戦後に回収した機体、つまりプレイヤー仕様機は、推力偏向ノズルとLSWM以外のほとんどの特殊能力をオミットされているが、その代わり軽量化され機動性は向上している。
チューニングはできない(X2では可能)が全ての性能が非常に高く、特に速度は最高になっている。LSWMは攻撃範囲が非常に広い強力な武器で、1発で敵を一網打尽にすることが可能。通常ミサイルの搭載量が少ないのと、LSWMはたった2発しか装備できないのが欠点。
戦闘機としては超大型。全長・全幅共に圧倒的で、大型戦闘機が小型戦闘機に見えてしまうほど。そのため、∞の協同戦役開始時及び終了時のデモでは爆撃機のモーションが用いられている。ちなみに、∞で初めて「XFA-33」という番号が与えられたが、レサス及びオーレリア製のフェンリアにこの設定が適応されるかは定かではない事に注意が必要である。
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XFA-36A ゲイム
ウロボロス含むゼネラルルートで、プレイヤーとキースが最後に乗り込む機体。ゼネラルリソースがニューコムの新型機に対抗するために開発した。
無尾翼、推力偏向ノズル、速度に応じて折り畳まれる主翼など、X-02と似ている部分が多い。特徴的な機体形状やカナード翼から、モデルにした機体は無尾翼戦闘機機動研究機X-36と思われる。ゲーム中では見た目や機構に大幅な変更が加えられている。
- 主な搭乗者
- GRDF
- NEMO/ホープフル
- キース・ブライアン/マッドキャップ
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CFA-44 ノスフェラト
6の隠し機体。「グレースメリア解放戦」の最後で、パステルナークがこの機体でプレイヤーに戦いを挑んでくる。
カナード翼付きのデルタ翼機で、垂直尾翼は2枚。XFA-27ほどではないが、デザインは鋭角的。
特殊兵装はADMM、EML、ECMPで、これらは機体上部のウェポンベイに搭載される。ADMMは全方位多目的ミサイルシステムで、最大12の目標を攻撃できる。ゲームバランスを破壊するため、これは6のオンラインでは使用不可能。EMLはレールガンで、無誘導だが速度が非常に速く、ドッグファイトに有効な武器。ただ、使い方がほぼ同じであるTLSと比べると万能ではなく、大量の敵への攻撃には向かない。
パステルナーク機はADMMを装備する他に、大量の無人戦闘機マーレボルジェを引き連れて戦う。
AH及びマスターファイル、イカロス・イン・ザ・スカイでは1980年代より目撃されていた謎の機体とされており、2002年に日本において「同時多発的領空侵犯事件」を起こしている。この事件がきっかけとなり日本では「ASF-X計画」が始動、後の震電II開発に至っている。DoD識別記号は「ユニ-D(Uni-D)」、NATOコードネームは「ファンダンス(Fandance)」。
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GAF-1 ヴィルコラク
X2の隠し機体。ゴールデンアクス計画により極秘に開発された。
通称「イカ」。名前の由来は上から見た時の外見がイカっぽく見えるから。胴体部が細長いために気付きにくいが、全長・全幅はXFA-33に匹敵する。
最終ミッションでヴィルコラク遊撃隊が使用する。他の機体は至って普通(設定上はそれぞれ独自のチューンをしている)だが、スレイマニ専用機は特別に高性能。機銃によるアクティブ防護システムが搭載されており、ミサイルでの攻撃を無効化する。戦闘が進むとシステムは機能しなくなるがここからが本番。ミサイルを撃ち込むと誘導をやめさせる超機動をしたり、至近距離でいきなりターンしてヘッドオンでミサイル攻撃を行ってくる。ミサイルによる攻撃はほとんど効かない上に油断しているとこちらがダメージを受けるので、歴代対エース戦の中でも極めて不安定な戦いを強いられる。外見やパターン以外に戦闘時のスレイマニの言動(《その金こそが、金こそが俺を……!》《売った親を……、売られた俺を……!》《その金で俺は、俺を……!》など)も相俟って、ネタにされやすい。
プレイヤー機はチューニング次第で全機体中最高の機動性を得ることが可能。XFA-33のLSWMを装備できるが、大幅に弱体化している。
- 主な搭乗者
- ヴィルコラク遊撃隊
- ミロシュ・スレイマニ
- ダニエル・オルマ
- ファリド・ガビリア
- トーリャ・キリアコフ
- XR-45 カリバーン
Xに登場する架空機の1つ。次世代戦闘機構想の実験機として開発された。
前進翼から分かる通り、機動性に特化し、安定性を欠いた機体。専用パーツ「シルフウィング」でさらに機動性を向上させることが可能。
- YR-99 フォルネウス
Xに登場する架空機の1つ。隠し機体ではない架空機の中では最後に登場する。様々な新技術が投入された、次世代戦闘機のプロトタイプ。外見がどことなくR-101に似ている。
全体的に高性能で、これと言った欠点はない。専用パーツ「新世代レーダー拡散コート」で、ステルス性を向上させることが可能。
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R-101系
デルフィナスシリーズと呼ばれる、ニューコムの主力戦闘機群。革新的思想を持つニューコム、そして、シリーズの中で最も異色な作品である3を象徴する機体群である。作中ムービーでの登場回数が多いだけでなく、攻略本とサウンドトラックの表紙を飾っているため、ある意味3における真の主役。
- R-101 デルフィナス#1
序盤のミッションで頻繁に敵機として出現する。UPEOにも支給されていて、プレイヤーはUPEOの機体を使うことになる。序盤の機体なので性能はそれほど高くはなく、機動性が少し優れている程度。
3から16年の歳月を経て、∞で復活。3での性能とは全く異なり、他作品の隠し機体に匹敵する超高性能機。如何に3の時代の戦闘機が高性能であるかを見せ付けるものとなっている。この機体のHUDは3仕様となっており、全てではないが効果音も再現されるというファンサービスがあるが、コクピットは用意されていない。
基本的な造形は3のデザインに忠実。相違点として翼下パイロンの増設、左側機銃の復活、エルロンの分割、エンジン口上部の隙間、翼前端のモールドが挙げられる。機銃は元々設定画の段階で既に存在しており、3のゲーム内モデルでは両側に備えられていたが左側からしか発砲しなかった。エンジン口上部の隙間は、3の攻略本や公式の壁紙に記載された設定画及び高解像度モデルでは翼の中央より少し前まで伸びていた。∞では単に隙間があるのみ。
エースコンバットシリーズの中で数少ない立体化された架空機であり、ハセガワより1/144スケールのレジンキットが発売されていた。
- 主な搭乗者
- SARF
- フィオナ・クリス・フィッツジェラルド/フィー/SARF2
- エーリッヒ・イェーガー/エリック/SARF3
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R-102 デルフィナス#2
中盤のニューコムの主力機となっている。敵機としてはよく見かけるが、プレイヤーが使うには一定条件を満たさないと通れないルートを通る必要があり、さらに合計で2回しか使えない。
- 主な搭乗者
- NEU
- シンシア・ブリジット・フィッツジェラルド/プリースト
- フィオナ・クリス・フィッツジェラルド/シスター
-
R-103 デルフィナス#3
ウロボロス含むニューコムルートで、プレイヤーとシンシア、またはフィーが最後に乗り込む機体。デルフィナスの最新型で、速度は通常の戦闘機の中では最も高い。
OPムービーでは全編通して本機が度々映し出されており、実質主役として目立っている。
エースコンバットシリーズの中で数少ない立体化された架空機であり、ハセガワより1/144スケールのレジンキットが発売されていた。
- 主な搭乗者
- NEU
- NEMO/ファイアーマン
- シンシア・ブリジット・フィッツジェラルド/プリースト
- フィオナ・クリス・フィッツジェラルド/シスター
- R-201 アステロゾア
双胴式の機体構造を持つニューコムの攻撃機。R-101と同じく、UPEOの機体として使用される。
対地攻撃に特化しており、安定性と耐久力は高いが、速度と機動性は低い。機銃は大口径のキャノン砲を装備する。3のA-10とも言える機体。
-
R-211 オルシナス
R-201の後継機。機動性は低いものの、他の性能はそれを十分にカバーできるほど高い。そのため、対空戦闘も得意である。
ニューコム機ながらUPEOルートでもこの機体を使ったミッションが存在する。
- 主な搭乗者
- SARF
- 紘瀬玲名/レナ/SARF1
- エーリッヒ・イェーガー/エリック/SARF3
- NEMO/SARF4
- YR-302 フレガータ
Xに登場する架空機の1つ。4発のエンジンを搭載した大型攻撃機。開発時は宇宙用の機体とまで噂されていたという設定。
攻撃機にしては性能のバランスは取れている。専用パーツ「ハイドラエンジン」で、大幅に速度を向上させることが可能。
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R-311 レモラ
R-531に搭載され、高高度から攻撃目標に奇襲を行う小型攻撃機(このような機体はパラサイト・ファイターと呼ばれる)。
極めて高い速度を持つが、操作性は非常に悪い。
- 主な搭乗者
- NEU
- NEMO/ファイアーマン
- シンシア・ブリジット・フィッツジェラルド/プリースト
- フィオナ・クリス・フィッツジェラルド/シスター
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X-49系
- X-49 ナイトレーベン
3でのレナ専用機として有名な機体。イーオン粒子(空気清浄作用を持つ粒子)を利用した推進システムによる超高機動性を持ち、メガフロートを一撃で沈められる高出力レーザーを搭載した超高性能機体。劇中で見せた戦闘力の高さと時代背景を考えると、設定上では恐らくエースコンバットシリーズ最強の戦闘機。ただし、イーオン粒子が大気中に一定濃度以上ないと機動性が失われる(サイモン曰く「羽を毟られたカラス」)、ハッキングされるとパイロットに深刻な悪影響(記憶障害や精神崩壊)を及ぼすなどの大きな欠点がある。いずれもそれらの欠点を利用され、撃墜されている。
UPEOルート以外では終盤に戦うことになる。元々強敵である上に、ニューコムルート、ニューコムからのウロボロスルートではプレイヤーにとって不利な状態(高度が制限されるジオフロント、追撃されながらのイーオンジェネレーターの破壊など)になるのでかなり厄介な相手。
ブーメランのような翼を2毎重ねて中心で結合させた、極めて斬新な外見をしている。さらには、翼と翼の間に空洞があるのも大きな特徴。それ故にゼネラルからのウロボロスルートでは、ある悲劇が起こってしまった。
本来ならCPU専用だが、サウンドトラックに同梱されている拡張ディスクのデータをメモリーカードにコピーすることで、プレイヤーも使用できる。
エースコンバットシリーズの中で数少ない立体化された架空機であり、ユージンよりカプセルトイが発売されていた。
∞では架空機の中でも最高クラスの性能を誇る多目的戦闘機として登場。レーザーはTLSとして再現され(色は原作同様に緑)、通常の機銃も使用できる。横幅が30mもある巨体のため、狭所を飛行すると思わぬ事故に遭ってしまいやすい。また、XFA-33同様に爆撃機のモーションが用いられている。デザインは大きく改変されており、ある模型サイトに掲載された物とよく似ている。また、原作と無関係なカラーリングとして、レナの特別機体が登場している。
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XR-900 ジオペリア
X-49を元にニューコムで開発された機体。外見は、X-49はブーメラン型だかこちらは三日月型。ゼネラルルート最終ミッションの「Geoperia」で多数出現する。プレイヤーは最初に攻撃した1機にハッキングを行い、それを操縦することになる。また、特定条件を満たすことで、ミッションシミュレーターで使用できるようになる。
X-49の派生機なだけあって、速度と機動性は全機体中トップクラス。機銃として高出力レーザーを装備する。機銃としては強力だが、さすがにTLSほど高性能ではない。
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UI-4054 オーロラ
ディジョン専用機として、終盤で戦うことになる機体。特定条件を満たすことで、プレイヤーもミッションシミュレーターで使用できるようになる。
X-49に匹敵する速度と機動性を持っており、様々なルートでプレイヤーを苦しめてくる。
X-49が横に大きいのに対し、こちらは縦に大きい。全く異なる形をしているが、2機が並んで飛行すると全体的に同じ大きさであることを確認できる。全長は30mとRF-12A2(YF-12AあるいはSR-71)並みの巨体。
- X-02 ワイバーン
04の隠し機体として登場した後、シリーズ定番となった架空機。
デザインはSu-37やYF-23Aのものを取り入れている。低速時は前進翼形態となり、高速時は主翼を折り畳む。これにより高い機動性とステルス性を合わせ持つ。武装面ではダークファイアと呼ばれる長距離対空ミサイル(あくまで設定上での話であり、ゲーム内では普通のXLAA)を装備している。艦載機。
04では戦争中にエルジアによって開発が進められていたが、結局戦争終結前にロールアウトすることはなかった。他の作品でもこの機体がストーリーに関わっており、5のアーケードモードでは自由エルジアがこの機体を接収し、無人戦闘機としてメビウス1の迎撃に向かわせている。また、5のキャンペーンモードではエルジアからユークトバニアとノースオーシア・グランダーI.G社に図面や機材が渡っている。
専用の特殊兵装はないが、隠し機体だけに基本性能が非常に高く、XLAAやXAGMなどの特に使い勝手の良い特殊兵装を装備するため、どんな作品、ミッションでも安定した強さを発揮できる。
宇宙機
-
R-352 セピア
ニューコムの衛星攻撃兵器。中性粒子ビーム砲と陽電子ビーム砲を装備する。
エースコンバットシリーズで唯一の宇宙ステージである「Zero Gravity」で使用されるのがこの機体。ミッションシミュレーターでもこのミッション以外では使用できない。
プレイヤーが使用できない機体
実在機
戦闘機・攻撃機・多目的戦闘機
- A-7 コルセア
A-4の後継機。2の「海峡突破作戦護衛」などに登場。
- F/A-18D ホーネット
2の「爆撃作戦護衛」などに登場。
- Yak-141 フリースタイル
2の「ミサイルサイロ基地破壊」などに登場。超音速VTOL機。
- バッカニア S.2B
エースコンバットでは珍しい純英国製の攻撃機。2の「資源採掘場攻撃」などに登場。
偵察機
登場回数が少なく、ターゲットになることも稀。
- U-2 ドラゴンレディ
04の「偵察機の帰還」での護衛対象。エンジンを損傷して幽谷を低空飛行しなければならなくなった上、ノイズジャマーで追撃ちをかけられる。携帯作品ではパーツ所持ユニットとしてよく登場する。
- SR-71 ブラックバード
高高度を飛行する高得点機としてたまに登場。2で初登場、04の「ソラノカケラ」では上空を物凄い速さで飛行する。5では「極西の飛行隊」で領空侵犯機として出現。SAMの攻撃を受けながらも飛行を続け、その後墜落。
爆撃機
シリーズを通してミッションターゲットになりやすい傾向にある。一部の機体は接近すると機銃で反撃してくる。
- B-52 ストラトフォートレス
ほとんどの作品に登場。爆撃機の代表格。最初のミッションのターゲットになりやすく、登場機数・ミッション数も多い。5のキャンペーンモードでは大型機の中でもトップクラスの耐久力の高さを持つ。一部作品では機銃を撃ってくる。
- XB-70 ヴァルキリー
高高度を高速飛行するターゲットとしてたびたび登場している。その特性上、じっくり眺められないことが多く、レア度の高い機体。
- Tu-95 ベア
04やAHなどに登場。役割的にはB-52Hとほぼ同じ。04では難易度が高い場合、AHではとあるミッションの終盤に登場する機体に限り機銃を撃つ。
- Tu-160 ブラックジャック
04の「解放」でのミッション更新後のターゲットとして出現。高速飛行しているので、フルスロットルにしないと追い付けない。
AHでは6機編隊を組みながら都市攻撃を行う反政府軍の爆撃機として登場。
- バルカン
5の「砂漠の矢」のみに登場する英国製爆撃機。B-52Hと共に飛行している。耐久力はかなり高い。
輸送機
- C-1 トレーダー
5の「初陣」でおやじさんが使用した機体。「ハートブレイク・ワン」で護衛対象として再登場し、バートレット達が脱出する時に使った。
- 主な搭乗者
- ピーター・N・ビーグル(ウォルフガング・ブフナー、おやじさん)
- ジャック・バートレット/ハートブレイク・ワン
- ナスターシャ・ヴァシーリエヴナ・オベルタス(「少佐」、謎の女1号)
- セリョージャ・ヴィクトロヴィッチ・ニカノール
- C-5 ギャラクシー
ほとんどの作品に登場。輸送機の代表格。5の「希望という名の積荷」での護衛対象でもある。キャンペーンモードでは至って普通だが、5のアーケードモードでは通常ミサイルを10発以上当てても撃墜できないほどの驚異的な耐久力の高さを誇る。
- C-17 グローブマスターIII <C-17B、EK-17U グローブマスターIV>
ほとんどの作品に登場。登場回数はC-5と並んで多い。実在の輸送機の中では唯一3で登場している。
- C-130H ハーキュリーズ
04、5、ZEROなどに登場。5ではこの機体が空挺戦車を投下するミッションが2つ存在する。
- Il-76 キャンディッド
AHの「Siege」での護衛対象として登場。サヴァー1を着陸まで守りきると着陸ムービーが、撃墜されると被撃墜ムービーが流れる。サヴァー1の生死に関わらず、サヴァー2、3、4は撃墜されるとミッション失敗となる。
∞ではジャミングを行う敵の電子戦機として出現。
ガンシップ
哨戒機
給油機
ミッションによってはプレイヤーがこれらの機体から空中給油を行う。
- KC-10 エクステンダー
04、5、ZERO、6などに登場。
- ボーイング777 <KC-777>
3における架空の給油機として登場。
AWACS・電子戦機
- E-767
3以外の全ての作品に登場。現実では4機しか存在せず、さらに日本しか保有していないが、シリーズにおいては唯一のAWACSとなっている。04以降の作品でプレイヤーを支援するAWACSはほぼ全てこの機体。本来なら安全な空域にいるはずだが、ミッションによっては危険な戦闘空域内で電子戦機としてECMを行うこともある。現実ではこのような運用はされず、そもそもECMポッドを装備することはできない。
- 主な搭乗者
- スカイアイ
- サンダーヘッド
- オーカ・ニエーバ
- イーグルアイ
- ゴーストアイ
- ガイ・スチュワート/スネークピット(電子支援機)
- カノープス
- フレドリック・バーフォード
- マイケル・アリーナ
- グレアム・ハートリー
- サラ・アンデション
- 羽沢京香
- ウルリッヒ・オルセン/キーノート
- カシオペア(偵察機)
- EA-200 ニムロッドAEW.3
6にのみ登場。ECMを行う。
ヘリコプター
- RAH-66 コマンチ <AH-66B コマンチII>
1、2、3に登場。それ以降は登場せず。
- CH-47 チヌーク
04以降のほとんどの作品に登場。
味方の護衛対象になる場合は、救出部隊や制圧部隊が乗り込んでいて、彼らの活躍が無線越しで表現されることがある。5では特にそれが顕著。
それ以外にも、Xで本機を護衛するミッションの「A Diversion」がやたらと難しかったり、X2の「Blockade」で、敵のCH-47の編隊が一糸乱れぬシンクロ飛行を見せるなど、プレイヤーの印象に残りやすい場面が少なからず存在する。
携帯作品では、よくパーツ所持ユニットとして登場する。
- Ka-25 ホーモン
04にのみ登場。ヘリにしては高得点。
- Ka-27 ヘリックス
AHにのみ登場。「Hostile Fleet」において、敵艦隊と共に出現。
- V-22 オスプレイ <V-22B オスプレイII>
3、04に登場。いずれも幹部用ヘリとして、3ではパークが、04ではエルジア将校が脱出を行う時にこの機体に乗り込んでいる。
無人航空機
- X-45
5とX2に登場。
- RQ-5
5の「開戦」にのみ登場。
旅客機
- ボーイング767
04の「エスコート」ミッションにエアイクシオン航空の旅客機として2機が登場。
エルジアからストーンヘンジの技術者とその家族を乗せて脱出しようとしていた所にエルジア軍機の襲撃を受ける。
その内の701便は離陸時の損傷によって機長が負傷、副操縦士のナガセが操縦していた。
- ボーイング747-400
5の「報復の連鎖」ミッションにて登場。アピート国際空港に数機が駐機しており、
上空には着陸待ちの機体も旋回飛行していた。
- エアバス A340
AHの「Power Play」ミッションに登場。多くの戦闘機が入り乱れるドバイ上空を飛行しており、プレイヤー機ともニアミスを起こす場面も見られた。
また「Akula」ミッションにおいてはワシントン・ナショナル空港に数機が駐機していた。
架空機
戦闘機・攻撃機・多目的戦闘機
- ADF-01系
- ADF-01 Z.O.E.
XFA-27と共に初の架空機として2に登場。真っ赤に染められたカラーリングが特徴で、これは「FALKEN」の方のADF-01にも受け継がれることとなる。戦術戦闘用AI「Z.O.E.」を搭載した無人機で、クーデター軍によって運用された。これまでに出現した全てのコマンド機を撃墜することで、真の最終ミッション「司令要塞攻撃」で出現する。機動性が高いだけでなく、後方への攻撃も可能なため、攻略難易度はやや高い。ターゲットではないので、撃墜が面倒なら無視しても問題ない。Best版では後方攻撃の頻度が大幅に下がっていて、撃墜しやすくなっている。
3Dでは最終ミッションの初めに一騎打ちを行うことになる。2でもあった後方攻撃に加えて、HUDジャマーやエスケープマニューバを駆使して戦う。オルセンは無線で「クーデター軍に新型機開発などできるはずがなく、何者かが彼らに何らかの支援をした可能性がある」という発言をしていた。
- ADA-01 アドラー
5に登場する予定だった攻撃機。ゲームの完成に間に合わず、設定と僅かな画像だけの存在となった。
ハイパーシンの開発コードを持つ広域殲滅兵器SDBMを搭載するために計画され、ファルケンは護衛機として計画された。
SDBMはポリ窒素を用いた爆弾であり、その破壊力は小型核爆弾に匹敵する。しかしポリ窒素は非常に不安定なため、三重の電磁防御壁で極超低温で密閉して搭載している。発射時には防御壁を解放し、電磁カタパルトから低衝撃発射され、滑空後目標上空で爆発する。機関砲は30mmガトリングを四門搭載し、機内に対地、対艦兵装を搭載する予定であったが完成する事は無かった。今後の実装に期待したい。
- ADFX-02 モルガン
ZEROの最終ミッション「ZERO」のターゲット及びラスボスとして、サイファーと一騎打ちを行うことになる機体。プレイヤー機であるADFX-01の改良型で、TLS、MPBM、ECMPを全て装備できる上に性能も向上している。特にECMPは、作動させると前方以外からの攻撃を機銃どころかTLSすら跳ね返してしまうほど高性能。
- QFA-44 カーミラ
∞に登場する、蝶使い向けに専用のカスタマイズが施されたCFA-44。HUDやデブリーフィングでは従来通りCFA-44と表記されている。
2回目の戦闘で使用。管制能力が強化され、随伴するUAVが増えている。また、ADMMによる攻撃も可能。
衛星から操縦される無人機である。
- Q-X
イカロス・イン・ザ・スカイに登場する航空自衛隊、飛行開発実験団が開発している遠隔操縦式の試作ステルス無人偵察機。Q-Xはクオックスと読む。
フェーズドアレイレーダーを搭載しており、開発当初から空対空ミサイルによる武装を想定している。作中では一次試作機から三次試作機が登場し、主人公達は三次試作機と模擬戦をすることとなる。
全機ターボファンエンジンを搭載した超音速機で、翼長が長く主翼の中ほどが折れ曲がるASF-Xと似た可変翼を備える。その外観は非常に過激ともグロテスクとも評されるが、その設計は手堅く既存の物を組み合わせたもので、短期間にローコストで生産可能。
- 一次試作機
低バイパス比のターボファンエンジンを搭載した超音速機。翼長が長くアスペクト比の大きい飛行効率の良い機体デザインが採用された。その結果獲得した極端な運動性能と未完成の制御システムにより非常に扱いづらく、事故により全機失われている。レーダーに関しての言及は無い。
- 二次試作機
一次試作機の教訓を基に開発された機体。安定した自立飛行技術を備え高い成績を示したが、F-2との模擬戦に惨敗。遠隔操縦システムの限界により、機体性能で勝っていても戦闘能力は低かったため。この機体からレーダーに付いて言及されている。
- 三次試作機
システム工学を専門とする国立大学の客員教授トグラが開発に自ら参加して開発された機体。軽飛行機並みの大きさで、全長に比べ主翼長が倍もあるが、前の試作機からこの大きさと比率だったのかは不明。最大20時間の飛行が可能で、改良により更に機体性能と生産性が向上した。最大の改良点は思考と補助入力による半自動操縦としたこと。オペレーターはグラスファイバー製の箱に入り、特殊なゴーグルとイヤフォンを付けて外部から完全に遮断された状態で、各機から送られる情報を統合したものを基に管制する。これにより最大で同時に16機管制可能。日本から海外の機体を正確に操作出来るようになっただけでなく、AIが自律的に回避行動を取るようになり、戦闘能力が大幅に強化された。このシステムの開発、運用には「ステイツ」も関与している。
外部から隔離された、思考入力による遠隔操縦と言う点では3に登場するコフィンシステムと似ているが、コフィンシステムとは異なり群れをコントロールするものであるため、有人型の必要性が無い点でその性質は大きく異なる。
∞ではこの機体を基にしたMQ-90が登場するが、世界観が繋がっているかは不明。
- マーレボルジェ
6に登場する無人機。CFA-44による管制によって運用される。機動性が非常に高い上に出現する数が半端ではなく、常に攻撃にさらされるので、撃墜は困難を極める。
爆撃機
- XB-10 BIG BAD MAM
2と3Dに登場する大型爆撃機。「試作爆撃機破壊(2のみ)」、「最終防衛ライン突破」に出現。高い耐久力と他の爆撃機を圧倒する巨体を持つ。
3Dではミサイルによる自衛が可能なため、迂闊に近付くことはできない。また、合計で3機出現する。量産直前にクーデター軍に鹵獲されたという設定がある。
- BM-335 リントヴルム
ZEROにのみ登場。B-52Hのような外見をしている。ウスティオの傭兵いわく「古臭いデザイン」。
- R-531 モビュラ
R-311を搭載する高高度攻撃機(ゲーム中はそのように呼ばれている)。攻撃対象に接近しR-311を発進させる。通常の戦闘機では飛行できないほどの高い場所にいるので、迎撃は困難。
- YRB-89
Xiで登場。YR-99 フォルネウスをそのままスケールアップしたかのようなスタイルを持つ爆撃機。
輸送機
- R-501 ライコドン
ニューコムが運用する大型輸送機。滑らかな曲線を描いた近未来的な形状をしている。
- XC-01
Xにのみ登場する、C-1によく似た架空機。メソン・カノンに用いられるMBSR(中間子ビーム安定化調整器)の輸送に用いられる。MBSRを稼働させて、開いたハッチからビームを照射することが可能。真後ろにいるとビームを食らう。
ヘリコプター
- HH-9B
5の「零下の檻」で、CH-47を援護するガンシップとして登場。しかし、ミッション終了後に暴風雪で墜落。乗組員はその後ナガセに保護される。
- UH-9
6にのみ登場。
- R-701 トライキス
ニューコムの攻撃ヘリ。
その他の機体
- R-505U
UPEOが運用するニューコム製の要人専用機。UPEOルートでは「Seylla and Charybdis」で護衛対象、ゼネラルルートでは「Tainted Peace」でターゲットとして登場する。さらに、UPEOルートではミッション後にこの機体を撃墜するかしないかで、今後の運命が変わる大きな分岐点となっている。
- 主な搭乗者
- フィオナ・クリス・フィッツジェラルド/フィー/SARF2
- ガブリエル・W・クラークソン
- R-808 フォーカ
ゼネラルルートでは「Welcoming Committee」でターゲット、ニューコムルートでは「Guardian Angel」で護衛対象として登場する、R-352の改造母機。
- UI-4052 クラリアス
「Fragile Cargo」で登場する、テロリストによって細菌兵器を満載された飛行船。撃墜したり、ビルの破壊に間に合わず激突させてしまうとミッション失敗になる。
超兵器
エースコンバットシリーズでは恒例となっている超大型航空機。ボス級の敵として登場する。
- 空中要塞
初代の「衝撃の空中要塞」に出現する全翼機の空中要塞。正式名称は不明。空中空母として機能していて、護衛のF-22とSu-27を発進させる。4発の大きなエンジンが特徴。
- UI-4053 スフィルナ
3の全てのルートで戦うことになる、ウロボロスの飛行船型空中空母。元々はUPEOのECM母艦だった。胴体下部にカタパルトを利用する滑走路、その後部にアームを利用した戦闘機回収機構を持っており、ルートによっては実際に着艦する事となる。
機銃で弾幕を張って防御しながら、接近したプレイヤーにミサイルで攻撃する。多数の護衛機を引き連れていることが多い。
- アークバード
5に登場する大気機動宇宙機。軌道変更に大気圏との摩擦を利用する、衛星とも航空機ともことなるカテゴリーの機体。本来はその軌道変更の迅速性を生かしたMD構想における弾道弾迎撃兵器であったものを、オーシアとユークトバニアの和解および隕石「ユリシーズ」落着により軌道上の残留隕石排除用のプラットフォームに改装したもの。それをさらにオーシア、ユークトバニア間の開戦にあわせ改めて大気圏内への攻撃を行う戦略兵器に改装されるという複雑な生い立ちを持つ。
オーシアの戦略兵器としてシンファクシ級潜水艦の弾道弾迎撃など活躍をしていたが、スパイによる破壊工作の後ベルカの手に渡り、無人機射出装置と戦術核を搭載される。
エンジンが3度に分かれて出現するので長期戦になるのが特徴。武装として機体下部と上部のそれぞれ違うレーザー砲を搭載する。レーザーは一定間隔で発射される。無人機は機動性が高い。また、射出装置を破壊しないと次々出現する。
- XB-0 フレスベルク
ZEROでベルカが開発中だった全幅503mの重巡航管制機。型式番号はゼロをオーに読み替える。ベルカ領中部シルム山麓のイエリング鉱山にある基地に建設された巨大格納庫にて開発が行われていたが、連合軍の接近により飛行は可能であったものの完成を待たずして基地より脱出。その後クーデター組織「国境なき世界」と合流、接収される。未完成であるため良く観察すると外装が無い部分がある。
また空中管制機が本来の役割だが、計画段階では作戦機50機を搭載する空中空母としての役割をあわせ持つ上、その桁外れな積載量を生かし爆撃機や輸送機として運用することも想定されており、実際に「国境なき世界」によりベルカ戦争の停戦条約締結を行ったルーメンおよびウスティオのヴァレー空軍基地を空襲し多大な損害を与えている。
多数の対空兵装と6発のエンジンを持つ。実はこれらはFAEBを機体上部に投下すればまとめて全て破壊できてしまう。それよりも護衛のエスパーダ隊の方が強敵。
ちなみに現実で空中管制機というとAWACSのことを指す。
- グレイプニル系
- グレイプニル
Xにおけるレサスの技術の結晶ともいえる戦略飛行艇。ステルス性が極めて高いのが最大の特徴で、レーダーはもとより、光学迷彩により視認も難しい。ちなみに量産化し各国に売り込む予定であったらしい。
弾道ミサイルSWBMやショックカノンといった兵器が本機の特徴のひとつ。SWBMは燃料気化爆弾と同様の仕組みを持ち、炸裂時に水平方向に強力な衝撃波を発生させ航空機を一掃することが目的となっている。ショックカノンは機体下方に燃料を噴射し、中間子ビームで着火することで眼下の敵を征圧する。原理的にはSWBMと同様。中間子ビームに莫大な電力が必要であるため、発射時には光学迷彩を解除する必要がある。
シリーズの超兵器の中でも色々ととんでもない要素を持っており、乗組員が1000人以上という設定だったり、ミッションによっては、本来なら不可能なはずの背面飛行(《な、なんだ…。ウ…ウワーッ!》)やコブラをしたりする。
- ガンド
Xiに登場するグレイプニルの試作機。
- P-1112 アイガイオン
6で、エストバキアがフレスベルクをはじめとするベルカの技術を投入し建造した全幅:963.77m 全長:433.3m 全高:102.39mの重巡航管制機。空中空母としての役割も持ち、事実上のフレスベルクの完成系、あるいは後継機。空中艦隊思想に基づいて設計された。エストバキアにはこれほどの規模の航空機を離発着させる基地が存在しなかったため、飛行艇となっている。とはいえ基本的に空中給油を繰り返し飛び続け、着水する機会はあまり無い。
空中管制機、空中空母としての役割のほかに、広範囲に炸裂する巡航ミサイル「ニンバス」による長距離攻撃を主な任務としており、「ニンバス」の誘導は着弾地点付近に送り込んだUAVにて行う。ただし、アイガイオンが直接捕捉可能な距離であればUAVが無くとも「ニンバス」の誘導は行える。また、自身の防空用に多数の対空機関砲や対空ミサイルを装備する。
6機の給油機による給油時に、前方のレーダーが無効になるのが弱点。
ゲーム中ではRCLやFAEBが有効で、一度に複数の対空兵器とエンジンを瞬時に破壊できる。
∞では非常招集ミッション「Moby Dick Pursuit」のボスとして再登場。この非常招集には4種類あり、それぞれでカラーリングと呼び名が異なる。Ⅰでは白色(6と同じ)で白鯨、Ⅱでは赤色で赤エイ、Ⅲでは金色で金シャチ、Ⅳでは黒色で黒鯨。金シャチと黒鯨はニンバスを撃たない代わりにレーザーでミサイルを迎撃する。
- P-1113 コットス
6に登場するアイガイオン率いる空中艦隊の電子支援を行う電子支援プラットフォーム。非武装。
- P-1114 ギュゲス
6に登場するアイガイオンの近接防衛を行う航空火力プラットフォーム。対空機関砲やVLSを装備。大型機にしては機動性が高い。
- スピリダス系
- スピリダス
X2でヴァラヒアによって造り上げられた空中要塞。X-49をそのまま巨大化したような外見が特徴。やろうと思えば「挟まる」ことなく中をくぐり抜けられる。劇中では強化型含め2機登場し、計3回戦うことになる。
レールガンのバラウール、誘雷兵器などの武装を持っており、両者共地上物にとって大きな脅威となる。後者は戦闘機に対しても強力。ミッションルートによっては赤外線欺瞞弾IRCMも搭載する。これが発射されている間はミサイルが一切使い物にならない。
- スピリダスII
スピリダスの強化型。誘雷兵器とIRCMに加え、新兵器の気化弾頭ミサイルHi-TASMと電磁バリアREADSを搭載する。超兵器でもここまで数多くの特殊な武装を搭載したものは珍しい。
- オルゴイ
X2に登場するもう1つの空中要塞。計4機が製造され、その全てと戦う。
武装はSAM、対空砲、爆弾などの通常兵器のみだが、歴代超兵器の中でも屈指の運動性能を有しており、その高さは戦闘機並み。急上昇、急降下、バレルロール、真横移動などを難なくこなす。終盤では2機による連携飛行も行うのでかなりの強敵。迂闊に近づくと体当たりをもらうので注意。
関連項目
- エースコンバット
- エースコンバットの一覧
- 軍用機の一覧