カタリナ(ファイアーエムブレム)とは (カタリナとは) [単語記事]

カタリナ(ファイアーエムブレム)とはニンテンドーDSソフト｢ファイアーエムブレム　新・紋章の謎｣の登場人物である。

概要

※ネタバレ要素を含むので観覧注意！※

紋章の謎のリメイクに伴い追加されたキャラクター。味方ではプレイヤーの分身であるクリスを除いて、唯一の完全新規キャラである。クリスが影の主人公であるならば、カタリナは影のヒロイン。

クリスとは、アリティアの騎士試験に参加するために急いでいたところにぶつかるという、ベッタベタな出会いをしている。その後はクリスと行動を共にし、ルーク、ロディ、ライアン、セシルらと共に第7小隊の一員として、切磋琢磨しながら騎士試験合格を目指す。ちなみに彼女は軍師志望なので戦闘には直接参加しないが、武器調達や仲間のスカウトなどで第7小隊を支えていた。クリスを隊長に推薦したのは彼女。クリスと共に近衛騎士となり、二人で力を合わせてマルスを守ることがいつしか彼女の夢となっていた。

しかし、見事騎士試験に合格し、ついに騎士受勲となった日に彼女はその正体を明かす。

実は彼女はマルスを狙う暗殺組織の一員であり、本名はアイネ。同じ組織の一員のクライネとは姉妹のような関係。幼少期は奴隷市場があることで有名なノルダに住んでおり、家畜当然に虐げられて過ごしていた所をエレミヤに拾われる。彼女の狙いは、命令のままに動く生きた人形当然の暗殺者に仕立て上げることだが、それでもカタリナは生きる意味を与えてくれたエレミヤに感謝していた。アリティア騎士試験に参加したのは、マルス暗殺のために、場内を自由に動ける内通者となるため。騎士試験に合格することで目的が達成され、兵に一服を盛り、任務を開始した。

しかし、クリスをはじめとする第7小隊達の活躍により暗殺は失敗。カタリナは組織に戻ることとなる。だが第7小隊として過ごした日々は彼女の心に大きな変化を与え、クリス達と戦うことに大きな抵抗を感じるようになる。第7小隊時代に語っていた夢は、まぎれもない彼女の本心。それでも心を押し殺し、１６章外伝でクリス達の前に立ちはだかるが、クリスの必死の説得(具体的に言えば３回分くらい)により、ついに心を開いて仲間になる。以降はそれまでの罪を償うため、クリス達とともに戦い続けた。

ちなみに彼女を説得せずに倒したときの台詞は異常に長く、とんでもなく切ない。絶対に仲間にしてあげよう。いやお願いだからマジで。

クリスが男の場合、カタリナは彼にべた惚れしている。仲間に復帰した際、償いとして何でもしますと言っているのだが、言い方的にガチで何でもしそう。あんなことやこんなことを頼んでも、多分ホントにしてくれたはず。ってか、そのあとのリアクション的に、そっち方面を期待していた気さえする。結局クリスは一緒に訓練することを選んだが。けしからん、ちゃんとやれ。その後も一人でポツリと告白してみたりなど、べた惚れすぎて困るくらいホントに惚れまくっている。

同じ第7小隊の女性であるセシルとは、最初こそ冷たく突き放されてしまうが、後に和解。以降カタリナを支える親友となる。ちなみにカタリナが想い人を目で追ってるところをセシルがからかう一幕があるが、クリスが女の場合相手がとても気になる。でも男では候補が見当たらないから、多分女クリスじゃないかと…。

｢ファイアーエムブレム　覚醒｣では、相方のクリスを差し置いて魔符として参戦。彼女の名を冠した｢カタリナの雷糸｣という魔道書もあり、威力もそこそこ高く、キラー系並みの必殺率を持っているため使いやすい。追加ＤＬＣマップでは、色々な場面で軍師として活躍するなど割と優遇されている。とくに｢光対闇　闇編｣では、光軍の主だった総大将連中(アイク、エフラムとかはともかく、シグルドやセリス、マルスまで)が指揮を放り出して突っ込んでいったため、総司令を押しつけられてしまった。そのときのリアクションがやたらかわいいので必見。ちなみにこっちの世界でも、ことある毎にクリスについてのろけまくっている。

ユニット性能

最初は軍師として行動するため戦闘には参加しないので、初めて味方として戦闘に参加するのは１６章外伝で仲間になった後から。賢者レベル７と上級職で加入することになるが、その成長率は全ユニット中トップクラスであるため育てる価値は十分ある。ただ初期値は若干心もとないため、余裕があればドーピングで底上げしておきたい。