ギュンター・キスリング(Günther Kißling)とは、「銀河英雄伝説」の登場人物。CV.橋本晃一。
ラインハルト・フォン・ローエングラムを警護する親衛隊の長で、ラインハルトが宰相となって以来その任に就いている。着任時の階級は大佐で、ラインハルトの即位後に准将となった。
赤い髪と黄玉色の瞳をもつ青年。アニメ版では親衛隊特有の裾の長い特殊な軍服を着用しギャリソンキャップをかぶっているため、ひと目でこいつだとわかる。常にラインハルトの傍におり、親征の際には総旗艦ブリュンヒルトに同乗する。シヴァ星域会戦では、ユリアン・ミンツともども艦に乗り込んできたポプランと格闘した。
上記のとおりゴールデンバウム王朝の時代からラインハルトの親衛隊長であったが、警護対象はあくまでラインハルトのみであり、彼が帝都を離れていることが多いこともあってヒルダなどの皇族の警護は首都防衛にあたる憲兵隊が担っていたようだ。
主君に忠実で職務に実直、口も固く親衛隊長としてラインハルトから信頼を置かれていた。銃の腕も確かで、格闘戦では少なくともフライングボールの反則王と同等、ウルヴァシー事件ではカーチェイスもこなした。
親衛隊長としての能力は十分なのだが、当のラインハルトが命よりもプライドを優先させる性格であるため別の意味で苦労がある。バーミリオン会戦では、逃げるのは嫌だと主張するラインハルトをシュトライトと共に力ずくで脱出させようとしている。ほかにも起爆スイッチを手にしたキュンメル男爵の言うことを全く聞かない、反乱兵の銃口にあえて体をさらすなど、皇帝の周囲を固める幕僚たちともども、いくども冷や汗をかかされている。
職務上、ラインハルトのの行動のほぼすべてを把握しているが、非常に口が固く、職務中に知り得たいかなることも他者に漏らすことはない。しかしラインハルトが公私にわたって潔癖であり醜聞とはまったく縁がなかったため、彼の口の固さが活かされる機会はなかなか訪れなかった。
その真価が発揮されたのは、皇帝が夜の初陣で戦果をあげられたときであった。戦後処理にも粛々と付き従い、眉ひとつ動かさなかった。ちょっとマイン・カイザーから目線を逸らして笑いを堪えているように見えるのは内緒だ。
皇帝の主砲をもってしてもキスリングの腹筋を貫くこと能わず。
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最終更新:2025/12/12(金) 00:00
最終更新:2025/12/11(木) 23:00
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