ここでは、メディアミックス企画『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するクレーンゲームについて説明する。
現実で競走馬グッズが多数販売されているように、この世界でもウマ娘グッズがあふれている。
中でもぬいぐるみはこの世界でも売れ筋のようで、レース場で多数抱えているファンもいる。
また、クレーンゲームも現実と同じ物がゲームセンターにあり、かつての競馬ブームの頃のように、ウマ娘のぬいぐるみも景品として積まれている。
1期では、7話でウマ娘のぬいぐるみが販売されているのは確認できるものの、クレーンゲームは登場しない。
2期第10話では、3回目の骨折後に引退を決意し、「遊ぼう!」と決めたトウカイテイオーがクレーンゲームに興じるシーンがある。景品は変な顔をしたオグリキャップと、ウマ娘ではない謎のキャラクターのぬいぐるみが現代風に積まれており、テイオーがゲットしたのは後者だった。なお、この筐体はクレーンの上部にウマ耳がある。
育成シナリオ中、「お出かけ」を選択すると、お出かけイベント後にランダムでクレーンゲームイベントが発生し、ミニゲームに挑戦できる。操作するのはトレーナー(プレイヤー)であり、ウマ娘は見ているだけ。その反応は左上にワイプで表示される。
3回挑戦でき、回数が増えるごとにアームの速度が速くなる。
アームは、ボタンを押している間右に移動し、ボタンを放すとアームが下がる。
ボタン以外の部分をスワイプ(PC版ではドラッグ)すると、画面全体を見ることができる。
その人形を、見えている部分の真ん中から掴めば吊り上げることができるが、判定は少々シビアである。
横倒しの時や、斜めを向いているときはヒットポイントがわかりづらい。
複数のぬいぐるみがくっついてくることもあり、取り出し口まで連れて行けばまとめてゲットすることもできる。なぜか抱き合ったり、組み体操のようなフォームでくっついている。
アームに掴まったぬいぐるみは少しずつずり落ちていき、取り出し口に届くより先にぬいぐるみが落下すると失敗となる。ぬいぐるみが多くくっついているほど、大きいほどその確率が高くなる。
3回挑戦して1体でも獲得すれば「成功」、多く、または巨大+複数の小ぬいぐるみを獲得すれば「大成功」となり、お出かけイベントとは別に体力とやる気がアップし、「直線回復」のヒントがもらえる。失敗しても何も起こらないだけで、ステータスダウンなどはない。「失敗」「成功」「大成功」それぞれにイベントがあるので、ウマ娘名鑑を埋めるならどれも経験しておく必要がある。
今のところ、育成シナリオなしでクレーンゲームだけ遊ぶことはできないため、名鑑埋めやミッション達成などのために何度も挑戦したい場合、レースを無視して毎回お出かけする必要がある。回数をこなしたければハルウララやマヤノトップガンなど、最初の目標がファン集めのウマ娘がおすすめ。
また、獲得したぬいぐるみを飾ったり観察するモードなども今のところない。ぱかプチモデル自体は「ウマ娘名鑑」から見ることができるが、育成ウマ娘として所持しているものに限られる。
カットインやローディング画面、サークル画面などに登場するミニキャラのグラフィックがそのまま使われている。作中では「ぱかプチ」と呼ばれている。
種類は、育成ウマ娘として実装されている全てからランダムで、新しく実装されればその都度更新される。また、衣装違いの育成ウマ娘ももれなく含まれる。
一緒にくっついてくるウマ娘は1-4人。
ポーズのバリエーションはない。筐体内にいるときはいろいろなポーズをしているが、取り出し口に入ると全員お座りポーズに変化する。
ウマ娘の楽曲が、FM音源風にアレンジされている。
後述の通り、実際のクレーンゲーム『UFOキャッチャー』で流れていた曲が強く意識されている。
競馬ゲーム『StarHorse4』とのコラボで、クレーンゲームが遊べるようになった。
筐体や操作方法は本家とほぼ同じだが、ワイプで反応を見せるのがウマ娘ではなく、秘書になった。
なお、こちらでは、まだ本家にも実装されていないぱかプチビューモードがある。
平成初期、オグリキャップを嚆矢とする第2次競馬ブームが起こり、ぬいぐるみなどの関連グッズが多数発売されるようになったのはご存じの通りだが、この時期にクレーンゲームも一大ブームとなった。
同じ時期にブームとなった二つは融合し、名馬たちのぬいぐるみはクレーンゲームの景品としても制作され、他のアニメキャラなどと一緒くたにして詰め込まれていた。
現在、競走馬のぬいぐるみは競馬場やオンラインショップで販売されているものが大多数を占める[1]。このことは、積極的に買いに行かなければ触れる機会はないということを意味する。「アーモンドアイ」のぬいぐるみを持っている人は、実馬アーモンドアイを知っていると見て概ね問題ないわけである。
しかし、この頃はこういった形でランダムに馬のぬいぐるみを手に入れる機会があった。
当時、競走馬を熱心に追いかける子どももいることはいたが、多くは「馬のぬいぐるみ」と十羽一絡げに扱い、書いてある名前は特に気にしていなかった。
30年近く放置していて『ウマ娘』で当時の馬を知ってから確認したら「オグリキャップ」「トウカイテイオー」であるとわかって驚いた人は多いし、もう捨ててしまって誰だったのか分からずじまいという例も多い。
この頃の人気筐体は、SEGAがリリースした『UFOキャッチャー』であり、本作のクレーンゲームも概ね同機を元ネタにしている。
→UFOキャッチャー
1985年から発売されているクレーンゲーム筐体のシリーズだが、『ウマ娘』は、1991年にリリースされた『NEW UFOキャッチャー』を忠実にパロっている。
BGMは、NEW UFOキャッチャーに使われていたFM音源の音を模している。同機には『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の曲が流用されていたため、当時を知る人なら「ソニックっぽい」「メガドラっぽい」と思う人もいるだろう。
セガは『ウマ娘』アニメ1期の頃からウマ娘関連プライズ商品をリリースしており、『UFOキャッチャー』の景品にもなっている。アニメ2期より、セガサミーホールディングス会長・里見治の所有馬であるサトノダイヤモンドがウマ娘となったが、こちらのプライズ化は2022年末からである。
プライズ用ぬいぐるみとしては、アニメ1期時点で「寝そべりぬいぐるみ」、2期の時点で「フォルメイツぬいぐるみ」ブランドでそれぞれ販売されている。ゲーム版の「ぱかプチ」を再現していると公言されたものはまだ発売されていないが、フリューから発売されているぬいぐるみが比較的それに近い。
→星のカービィ 夢の泉の物語
1993年に発売された同作には、カービィの人形を吊り上げるミニゲームが存在する。
普通サイズで1UP、大きいサイズ(吸い込んだり飛行したりして大きくなっているスプライトのもの)で2UPする。
リメイク作『夢の泉デラックス』には登場しない。
大小のぬいぐるみがあることや、操作方法などが同作に酷似しているが、類似のミニゲームは他作品にもあるので、これのオマージュかどうかは不明。
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最終更新:2025/12/11(木) 13:00
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