クロノスの悲劇 単語


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クロノスノヒゲキ

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(中略)

安芸国を出自とする末田一族は「狼足離」と言うあだ名を持つ程の韋駄天ぶりを駆使して諜報活動を行い、伊賀、甲賀と並んで存在を重宝される忍者集団であった。しかし、地元である安芸国の中においては他の忍術集団に後れを取っている状態であった。そこで数で勝負せよと、或る軍師の助言のもと、5つの集団に分けて一族の繁栄を図ろうとした。源流となる「末田流」、韋駄天ぶりを駆使してスピード諜報活動を行う「安比尼流」、蘭学を駆使した薬学を使う「遊ノ須流」、足軽として戦に参戦する事を主とした「大戸沙無流」、南蛮関係の諜報を主とした「大戸羅摩流」があった。

しかし元々、少人数精鋭主義であった末田一族は急速な勢力拡大によって、流派間の統制が取れなくなった。また忍術の練度の低下やそれに伴う人材の枯渇、依頼の急減と言う事態に陥った。江戸時代末期についに流派間で覇権争いが起こり、一族の総本山である黒ノ巣で血で血を洗う不毛な争いの末、一族の多くがあえない最期を遂げてしまった。この内乱を争いの起きた場所を取って黒ノ巣の悲劇と言う。

生き残った一族は黒船来襲の折、日米修好通商条約の前後にアメリカ合衆国直属の忍者集団となったとされる。また一説には寺社、幕府(特に大奥関係)、公家と言った者たち内情を調査する「尼帝流」の創設も計画されていたとされている。

民明書房刊
『酒の肴に使える近代日本史参考書』

本当の概要

かいつまんで言えば1980年代後半の多チャンネル展開に伴うマツダの経営危機である。

広告代理店の口車に乗ってしまった結果、身の丈に合わない多チャンネルディーラーを構築してしまい、ブランドイメージの不安定化と崩壊、経営危機の末のフォード傘下入りと言う流れであり、この顛末に代表される車種がマツダ・クロノスであったことから「クロノスの悲劇」と名付けられる事となった。

無論、マツダ・クロノス自体はそこまで悪い車であるわけではなく、バブル時代の設計だけあって贅を尽くした車であり、当時世界最小のV6エンジン(1.8L)を搭載するように非常に意欲的で魅力的な車であった。しかし、多チャンネル化によって行き過ぎたバッジエンジニアリングを推し進める羽目になり、例えばアンフィニ店ではMS-6、オートザム店ではクレフの名称で販売していった。この結果、後述するディーラー間でのブランドの差異を見出しづらくなり、販売が大きく落ち込む事となった。

さらにクロノスのみならず、少なくない車種でバッジエンジニアリングをしていたので同じ現象が発生、この後、1996年にデミオが登場するまでヒット作に恵まれない状況に陥ってしまった。

背景

元々マツダはロータリーエンジンに代表される技術力の高さ、1BOX車をボンゴ型自動車と言うように先駆的な車両を導入していった会社であった。これらによって特に国外では高い評価を得たわけだが、国内においてはトヨタや日産の影に隠れて、今一つ存在感を表せずにいた。こうは言った所でマツダの車種はFFファミリアの成功など、地味ではあるが堅実に評価をされていたメーカーであった。しかし、バブル期は円高が進んでいた時期であり、国内販売を着実にしない事には経営体質は盤石なものにはならなかった。

(参考)それぞれのディーラーの特色

5チャンネル以前は商用車も取り扱う「マツダ店」、乗用車メインの「マツダオート店」、フォード車メインの「オートラマ店」の3チャンネル体制であった。

5チャンネル化以降、各々のディーラーで販売された車はマツダ店以外はメーカー名たる「マツダ」が付かない。これは地味な印象が強いマツダと言うブランドを意図的に隠す狙いがあったとされる。

消滅したディーラーは赤文字で示す。

  • マツダ店
    乗用車から商用車までオールジャンルを取り扱うディーラー。
  • アンフィニ店
    RX-7などスポーティ系を得意としたディーラーであり、今でも「マツダアンフィニ店」としてその名残を残す。アンフィニ店時代は「アンフィニ・RX-7」「アンフィニ・MS-9」と言う具合にマツダが入ってない。取り扱い車種はマツダ店と同じである。
  • ユーノス店
    ヨーロピアンな上級ディーラーを標榜したディーラーであり、ユーノス・コスモやロードスターが代表車種であった。この他、ラインナップで足りない部分はシトロエンの車種を取り扱ったり、自動車とは全く関係ない業界の会社がディーラーに参画するなど、面白い特徴をもった。
  • オートザム店
    小型車や軽自動車を取り扱うディーラーで「マツダオートザム店」の名称にその名残を残す。近年まではマツダの上級車種や商用車の取り扱いがなかった。この他ラインナップで足りない部分ランチアの輸入で補っていた。
  • オートラマ店
    フォード車を取り扱うディーラーであり、フォードとの提携の産物である。輸入車であるアメリカ本国のフォード車以外にもマツダ車からのOEM車も存在した。

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