ゲームボーイプレーヤーとは、ニンテンドーゲームキューブ用周辺機器のひとつである。
ゲームボーイ~ゲームボーイアドバンスまでのソフトを外部出力して遊ぶことができる周辺機器。ゲームキューブ底面のハイスピードポートに取り付け、専用のディスクで起動して使用する。本体にはコインなどで回すことができる固定用のネジが付けられている。
ゲームキューブ本体が初期に発売されたタイプなら、D端子・コンポーネント端子を活用してD2出力することが出来る。
2003年3月21日に希望小売価格5000円で発売されたが、わずか3ヶ月後の同年6月21日よりゲームキューブ本体とセットとなった「エンジョイプラスパック」が19800円と当時の本体と同じ価格で販売された。新規購入者向けとはいえ、実質タダという大胆な値下げとなった。
カラーは本体に合わせてバイオレット、オレンジ、ブラック、シルバーの4種類が単品発売された。
エンジョイプラスパックの限定版を含めると、テイルズオブシンフォニアのソフト同梱版のシンフォニックグリーンエディションカラー、2003年に阪神タイガースが優勝した記念に発売された、縦縞模様の入った阪神タイガースモデル、機動戦士ガンダムのシャアをモデルにしたシャア限定モデルの赤がある。
松下電器産業(現・Panasonic)から発売されたゲームプレーヤー「Q」の場合は、本体の大きさが異なるため専用のゲームボーイプレーヤーが必要。https://panasonic.jp/diga/p-db/SL-GC10_option.html
対応ソフトは、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー対応、ゲームボーイカラー専用、ゲームボーイアドバンスである。
他社の似たような製品のようなエミュレータではなく、GBAとGBCのCPUを組み込んであるため、ゲームボーイプレイヤーを使っている事によって発生する不具合が起こるような事はない。
カラー専用ソフトは、スーパーゲームボーイ、スーパーゲームボーイ2では遊べないので、現在の所このゲームボーイプレーヤーしか外部出力で遊ぶことが出来ない。
(ゲームボーイアドバンスのソフトは2014年4月3日からwiiUでバーチャルコンソールでの配信が開始された。)
またカラー対応ソフトはスーパーゲームボーイで遊んだ場合と異なり、カラーの表現が可能になるため、色を活用した特別なステージやダンジョンに進むことが可能になる等、異なった内容になるソフトがある。
(例・ゼルダの伝説 夢をみる島DX 等)
傾きセンサーや振動機能がソフトに組み込まれたソフトは、本体の落下や振動による故障の可能性から公式としてはサポートしていない。ただし非公式ではあるものの起動することは可能。
ピクチャーフレームはゲームボーイプレーヤー専用のものになり、ゲームボーイのソフトによってスーパーゲームボーイを使用したときに特別なフレームが出るものがあったが、それらは使えない。カラー対応ソフト以前のゲームボーイソフトのカラーパターンは、任天堂発売のソフトであっても、ゲームボーイプレーヤーとスーパーゲームボーイではデフォルトで割り当てられる配色が異なる。
スーパーゲームボーイにあったカラーパターンの変更はメニュー画面からではなく、GAMEBOYのロゴが表示されている時に、十字キーの上で赤系統・下で黄系統・左で青系統・右で緑系統に変更でき、A・Bボタンを押すと明暗の調整が出来る。メニュー画面から変更が出来ないので、ゲームプレイ中に見づらいと感じた場合はゲームキューブ本体の電源をOFFにし設定を解除しないと元に戻らない。
ゲームの再生速度はスーパーゲームボーイ2と同じく等速であるが、操作が多少遅延気味であったり、画質や音質が悪かったりと再現性には多少の難がある。
電源ON時にゲームボーイプレーヤーのロゴが表示されるソフトは、ゲームボーイプレーヤーで起動した際により快適にプレイできるよう画面表示などが調整されている。「サモンナイト クラフトソード物語」ではゲームボーイプレーヤー向けの画面モードがオプションに搭載されている。
「スクリューブレイカー 轟振どりるれろ」「マリオ&ルイージRPG」「ポケモンピンボール ルビー&サファイア」など、ゲームキューブコントローラーが振動するよう設定することが可能な対応ソフトも存在する。
ゲームキューブのコントローラポートは4つあるが、どれにコントローラーを挿しても操作が可能。また複数のコントローラーが同時に効くため1人が移動、もう1人がジャンプなど1つのソフトを分担して遊ぶなんて芸当も可能である。
ホリからゲームボーイプレーヤーに対応したコントローラーが発売されている。スーパーファミコンのコントローラーに似ているもののA・B・X・Yの配置が ゲームキューブ仕様であり、裏側がグリップのようにいくらか凸状態になっているため、人によっては手になじみにくいかもしれない。
通信ケーブル用端子を備えているため、対応する通信ケーブルを用いればゲームボーイアドバンス(及びSP)や各種ゲームボーイ、スーパーゲームボーイ2とも通信が可能。またGBAケーブルを使えば、ゲームボーイアドバンス(及びSP)をコントローラとして使うことも可能。
現実的ではないものの、本体とプレイヤー、TV等のモニターを別に用意できれば、通信ケーブルやGBAケーブルを繋いで別のゲームキューブをゲームボーイアドバンスとして前述のとおり扱うことができる。
ゲームキューブのコントローラーのZボタンを押すことで、メニュー画面を開きフレームを20種類から設定できたり、コントローラーのキー設定を変更する事ができる。
またカートリッジ交換を選ぶと、ゲームキューブの本体の電源を入れたままソフトの交換が可能。ソフトを交換せずにAボタンを押すと本体のリセットボタンを押さずにリセットをかけたのと同じ扱いになり、wiiのホームボタンを使いリセットをした時と似たような状態になる。
ショートカット機能としてZボタンとスタートボタンを同時に押す事で、メニューを開かずにソフトの交換をするかどうかの選択肢が表示される。カートリッジ交換の選択の手順をせずに直接ソフトをスロットから抜いた場合は、警告音と共に警告メッセージが表示される。
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最終更新:2025/12/11(木) 23:00
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