サッカーブラジル代表

サッカーブラジル代表とは、サッカーのブラジルの代表チームである。愛称はセレソン（Seleção、代表の意）。
ユニフォームは国旗の黄色と青、緑を基調にしており、ホームはシャツが黄でパンツが青。

概要

協会

ブラジルサッカー連盟

大陸

CONMEBOL（南米）

FIFAコード

BRA

トップリーグ

ブラジル・セリエA

FIFAワールドカップには1930 FIFAワールドカップの出場以降、すべて出場している唯一の代表チームである。FIFAワールドカップで5度、コパ・アメリカで8度の優勝を誇る南米屈指の強豪。

FIFAワールドカップで5度、コパ・アメリカで8度の優勝を誇る。いつも名選手を擁し、いつだって優勝候補。攻撃的なサッカーで優勝しないとファンが納得しない数少ない国。

南米におけるライバルはウルグアイとアルゼンチンであり、その中でもウルグアイとのライバル関係は非常に激しい。

歴史

最初の代表チームの試合が行われたのは1914年で相手はイギリスのクラブチームであった。

FIFAワールドカップは第1回から出場。自国開催の1950 FIFAワールドカップでは初優勝を目前にしながら決勝リーグ・ウルグアイ戦（実質的な決勝戦）で敗れ準優勝に終わる。なおこの時ブラジル代表が敗れたショックでショック死する人や自殺する人まで出た。この出来事はマラカナンの悲劇と呼ばれ半世紀経った今でも語り継がれている。

ガリンシャ、ジジ、17歳のペレを擁した1958 FIFAワールドカップ・スウェーデン大会で初優勝。次大会の1962 FIFAワールドカップ・チリ大会でもも優勝し2連覇を達成。1966 FIFAワールドカップ・イングランド大会ではペレやガリンシャが悪質なファウルによって潰されたこともありグループリーグで敗退。

1970 FIFAワールドカップ・メキシコ大会では歴代のブラジル代表の中でも見られなかった程の攻撃的なサッカーで優勝。FIFAワールドカップを3度優勝しジュール・リメ杯の永久所持を認められた。その後2大会に渡って優勝から遠ざかっていた中で1982 FIFAワールドカップ・スペイン大会ではジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾの所謂「黄金のカルテット」を擁し大きな期待が寄せられたが、2次ラウンドのイタリア戦でパオロ・ロッシにハットトリックを決められ敗退。

1994 FIFAワールドカップ・アメリカ大会ではダブルボランチを採用した守備的な布陣で4度目の優勝。ブラジルに20年ぶりの栄光をもたらした。2002 FIFAワールドカップ・日韓大会では3R（ロナウド、リバウド、ロナウジーニョ）を擁し5度目の優勝を果たした。

64年ぶりの母国開催となった2014 FIFAワールドカップ・ブラジル大会ではエースのネイマールの活躍もあり順調にグループリーグを突破。しかし準々決勝のコロンビア戦でネイマールが負傷離脱、キャプテンのチアゴ・シウバが累積警告で出場停止を受けると、準決勝でドイツ代表を相手に1-7の歴史的な大敗を喫した。この出来事はミネイロンの惨劇と呼ばれてお、試合後には代表への激しい非難や暴動などが多発した。

主な戦績

FIFAワールドカップ

優勝（1958, 1962, 1970, 1994, 2002）、準優勝（1950,1998）

コパ・アメリカ

優勝（1919, 1922, 1949, 1989, 1997, 1999, 2004, 2007）、準優勝（1921, 1925, 1937, 1945, 1946, 1953, 1957, 1959, 1983, 1991, 1995）

現在招集されている主な選手

• ダニエウ・アウベス（2006-）
• マルセロ（2006-）
• チアゴ・シウバ（2008-）
• ネイマール（2010-）
• ダビド・ルイス（2010-）
• オスカル（2011-）

過去招集されていた主な選手

• ガリンシャ（1955-1966）
• ペレ（1957-1971）
• ロベルト・リベリーノ（1965-1978）
• トスタン（1966-1972）
• ジーコ（1971-1989）
• クラウディオ・タファレウ（1987-1998）
• ロマーリオ（1987-2005）
• カフー（1990-2006）
• ロベルト・カルロス（1992-2006）
• リバウド（1993-2003）
• ロナウド（1994-2011）

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関連項目

• サッカー
• ブラジル
• ミネイロンの惨劇