サッカーアメリカ代表とは、アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)により構成されるサッカーのアメリカ合衆国代表チームである。愛称はヤンクス(The Yanks)。ユニフォームは星条旗に基づき、ホームではシャツ、パンツとも白、セカンドユニフォームはシャツ、パンツとも紺。
| サッカーのナショナルチーム | |||
| アメリカ代表 | |||
|---|---|---|---|
| 基本情報 | |||
| 国旗 | |||
| 協会 | USSF | ||
| 大陸 | CONCACAF (北中米カリブ海) |
||
| FIFAコード | USA | ||
| FIFA加盟 | 1913年 | ||
| 監督 | マウリシオ・ポチェッティーノ | ||
| FIFAワールドカップ | |||
| 出場 | 11回 | ||
| 最高成績 | 3位(1回) | ||
| CONCACAFゴールドカップ | |||
| 出場 | 19回 | ||
| 最高成績 | 優勝(7回) | ||
北中米の強豪で地味に強い。FIFAワールドカップに第1回大会から出場しているチームであり、このときのベスト4が最高成績となっている。CONCACAFゴールドカップでは、メキシコに次ぐ7回の優勝経験があり、メキシコとの対戦は北アメリカダービー(または北中米ダービー)と呼ばれている。
アメリカでは、長らく「サッカー不毛の地」と呼ばれていたほどサッカーはマイナーなスポーツであり、世界制覇も成し遂げている女子代表のほうがむしろ人気がある。それでも、競技人口は世界でもトップクラスであり、海外でプレイする選手も多い。
プレースタイルはイングランドや北欧に近く、ハードワークと組織力が特徴的であり、同じ北中米勢でもメキシコやコスタリカよりもヨーロッパ的なチームである。ただどうしても地味な印象は拭えず、エンターテイメント性を好むアメリカ人の気質とマッチしないという指摘もある。長らく世界の舞台に立てない時代が続いていたが、1990年代以降はベスト16以上4回と強豪とはいえないまでもワールドカップの中堅国といった地位にある。
最初の(公式の)代表の試合が行われたのは1921年。FIFAワールドカップには、第1回の1930 FIFAワールドカップ・ウルグアイ大会から出場。パラグアイとベルギーを下して準決勝に進出し、アルゼンチンに大敗したものの3位という成績を残している。なお、パラグアイ戦でバート・パテナウデが大会初のハットトリックを記録している。第2回の1934 FIFAワールドカップ・イタリア大会にも出場したが、1回戦で開催国のイタリアに1-7と大敗している。
1950 FIFAワールドカップ・ブラジル大会で3度目の出場を果たし、イングランド相手に勝利するというワールドカップ史上に残る大番狂わせを演じる(ベロオリゼンテの奇跡)が、1勝2敗でグループリーグ敗退に終わっている。その後、40年もの間北中米予選を突破できず、国内での人気も低いことから「サッカー不毛の地」と呼ばれるようになっていた。
1990 FIFAワールドカップ・イタリア大会では、北中米カリブ海の枠が2チームになったこと、メキシコが失格処分となったこともあって40年ぶり4度目の出場を果たす。しかし、本大会では3連敗に終わり、グループリーグ敗退となり、弱小国というレッテルを覆すまでには至らなかった。
イタリア・ワールドカップ後、メキシコ代表とコスタリカ代表を率いて2大会連続でベスト16以上の成績を残したボラ・ミルティノビッチを監督に招聘。2度目の出場となった1991 CONCACAFゴールドカップでは、準決勝で強豪メキシコを破り、決勝でPK戦の末にホンジュラスを下し、初優勝を成し遂げる。
自国での開催となった1994 FIFAワールドカップ・アメリカ大会では第2戦でタレント軍団のコロンビアを破り、1950年大会のイングランド戦以来となる勝利を飾る。1勝1分1敗の成績でグループリーグを突破しホスト国としての面子を保つと、7月4日の独立記念日に優勝候補のブラジルと対戦。粘り強い守備でブラジルを苦しめるが、0-1で惜しくも敗戦。しかし、アメリカの予想外の健闘に国民のサッカー熱が高まり、トニー・メオラやアレクシー・ララスのような人気選手も生まれ、1996年のプロリーグ(MLS)創設へと繋がった。
1994年ワールドカップ後、ミルティノビッチの後をスティーブ・サンプソンが引き継ぐと、招待国として初出場したコパ・アメリカ1995では、グループリーグでアルゼンチンを相手に3-0で勝利し、最終的にベスト4というサプライズを起こす。さらに、1998 CONCACAFゴールドカップでは、ブラジル相手に歴史的な勝利を飾る。大きな期待を寄せた1998 FIFAワールドカップ・フランス大会だったが、3連敗でグループリーグ敗退に終わる。
1998年にブルース・アリーナが監督に就任すると、衰えの見えていた1994年大会のメンバーからの世代交代に着手。1999年のU-17世界選手権でベスト4、2000年のシドニー五輪で4位とアンダー世代が目覚ましい活躍を見せ、ランドン・ドノバンらがフル代表の中心選手として定着するようになる。2002 CONCACAFゴールドカップで2度目の優勝を飾ると、2002 FIFAワールドカップ・日韓大会ではラウンド16で宿敵メキシコを下し、ベスト8という成績を残す。
2006 FIFAワールドカップ・ドイツ大会は、イタリア、ガーナ、チェコという強豪ぞろいの厳しいグループに入ったこともあり、1分2敗でグループリーグ敗退。大会後、アメリカ代表史上最高の成績を残したアリーナは代表監督を退任する。
後任としてボブ・ブラッドリーが就任。2007 CONCACAFゴールドカップでは、2005年大会に続く大会連覇を達成。FIFAコンフェデレーションズカップ2009では、準決勝で連続無敗の世界記録を保持していた黄金期のスペインを準決勝で破り、決勝でもブラジルをあと一歩まで追い詰める健闘を見せ、準優勝に輝く。2010 FIFAワールドカップ・南アフリカ大会では、2引き分けで迎えた第3戦のアルジェリア戦を試合終了間際のドノバンの決勝ゴールで制し、首位でグループリーグを突破し、ベスト16入りを果たす。
2011 CONCACAFゴールドカップでの成績不振によってブラッドリーが解任となり、ユルゲン・クリンスマンが監督に就任。大胆な改革を進めるクリンスマンは、欧州のクラブシーンで活躍する二重国籍者を勧誘して、次々とアメリカ代表デビューさせ、2013 CONCACAFゴールドカップでは全勝で優勝を果たす。2014 FIFAワールドカップ・ブラジル大会では本大会直前に長年エースとして活躍したドノバンがメンバーから落選となり、大きな衝撃が走る。それでも大会に入ると、GKティム・ハワードの大活躍もあって2大会連続でのベスト16入りという結果を残す。
2018 FIFAワールドカップの北中米カリブ海最終予選では、開幕2連敗と低調なスタートを切ったことでクリンスマンが電撃的に解任となる。10年ぶりにブルース・アリーナが監督に復帰するが、最終節でトリニダード・トバコに敗れたことで予選敗退が確定。8大会ぶりに本大会出場を逃す。
新たにグレッグ・バーホルターを監督に迎えると、クリスチャン・プリシッチを中心に台頭してきた若い選手たちを積極的に起用。2021 CONCACAFゴールドカップで通算7回目の優勝を果たすと、2022 FIFAワールドカップ・カタール大会では2大会ぶりに出場権を獲得。グループリーグではウェールズ戦、イングランド戦と好ゲームを演じながらも引き分けに終わったが、最終戦のイラン戦では前半の1点のリードを守り切り、2位の座を確保。ラウンド16では堅守速攻のオランダを相手に完敗し、ベスト16で敗退となる。
大会後、バーホルター監督は退任となり、B.J.キャラハンが暫定監督に就任。2022-2023CONCACAFネーションズリーグで優勝するが、ゴールドカップ2023では準決勝でパナマに敗れ、3位に終わる。2023年6月にバーホルターが監督に再任し、コパ・アメリカ2024に出場するが、初戦でボリビアに勝利しながらもパナマ、ウルグアイ相手に連敗し、グループリーグ敗退に終わる。大会後、バーホルター監督は解任となり、後任には欧州で実績のあるマウリシオ・ポチェッティーノを招聘。
太字はワールドカップで指揮を執った監督。国旗が付いているのは外国人監督。
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掲示板
21 ななしのよっしん
2022/11/27(日) 08:55:09 ID: 0r8iS3Xva1
アメリカで近年サッカー人気が強まってる要因が
中南米からの移民が増えたから説
はなるほどなと思った。
まぁ合衆国民は対岸の国際試合よりも、地元の野球アメフトバスケアイスホッケーの方が大事やしな…
オリンピックもアメリカのアスリートは強いけど、
合衆国民は地元のチームの勝敗の方が大事なわけで、、笑笑
22 ななしのよっしん
2022/11/30(水) 05:49:38 ID: gJBW38yta2
過剰に痛がらない、運動量が凄い、監督がスーツ着ずにユニフォーム姿
アメリカ代表のサッカーってまんまノリが野球やアメフトなんだよなw
見ていて面白い
23 ななしのよっしん
2025/11/21(金) 16:37:04 ID: Q/AMzI9Zd4
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最終更新:2025/12/09(火) 06:00
最終更新:2025/12/09(火) 05:00
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