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サテライトシステム

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サテライトシステム(Satellite System)とは、アニメ「機動新世紀ガンダムX」に登場した兵器およびそれを運用するシステムである。

概要

「サテライト」の名の通り、衛星である月に建設された発電施設からのエネルギー供給をして兵器を稼動させるシステムである。

発電施設にて生産されたエネルギーをマイクロウェーブとして照射し、兵器側はリフレクターと呼ばれるマイクロウェーブ受信装置を用いてそれをエネルギーに再変換する。そうして得た大容量のエネルギーを用いて、通常の兵器を遥かに凌駕する規模の兵器を稼動させるのである。

月面施設から直接モビルスーツへとエネルギーを無線で供給するため、原則として月が出ている(現在地と月の間に障害物が無い)時でないと使えない。また、月面基地は月面の地球からみえる側に建設されているため、月の裏側へ行ってもやはり使えない(作中では月の裏側へ行くような事はなかったが)。
システムが作られてから第7次宇宙戦争の終盤までは衛星軌道上の随所に反射衛星がいくつも設置されていたため、反射衛星経由で地球の裏側であってもマイクロウェーブを受信する事が出来たが、第7次宇宙戦争終盤の混乱で反射衛星は全て破壊されてしまったため、現在では上記の通り月から直接受信出来る時(いわゆる「月が出ている時」)でしか使用できなくなっている。

作中でサテライトシステムを用いた兵器を搭載していたモビルスーツは以下の4機種。

  • GX-9900 ガンダムX
  • GX-9901-DX ガンダムダブルエックス
  • NRX-0015-HC ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ
  • D.O.M.E.専用ビットモビルスーツ

ガンダムX(サテライトキャノン)

このシステムを活用するために作られたのがガンダムXである。

Gコンと呼ばれる、機体の起動キーにもなっている着脱可能な特殊な操縦桿のスイッチを操作するとサテライトシステムが起動し、背面のリフレクターが展開すると共にキャノンが前方へと移動し、発射モードになる。
同時に月面基地へサテライトシステム起動の信号を送り、月面基地から照準用レーザーが射出される。このレーザーをコクピットのシールド部分で受信する事によりアクセスが完了し、エネルギー本体であるマイクロウェーブが照射される。

この照準用レーザーを受ける事に成功しないとマイクロウェーブの照射が行われず、またレーザー接続が成立した後でもガンダムXがその場を移動してしまうとマイクロウェーブの受信に失敗する。作中ではこの点を逆手に取り、湖の真上の位置でレーザーを受信した後に移動し、高エネルギーのマイクロウェーブを水面に当てて水蒸気爆発を誘導すると言う事も行われた。

フルチャージで放たれるサテライトキャノンはコロニーを一撃で破壊するとも言われ、実際に大戦中はジャミル・ニートがサテライトキャノンを用いてコロニーをいくつも破壊している。

なお、ガンダムXのサテライトシステムを起動するには、初回の起動時のみ、その機体のフラッシュシステムを使って月面基地にアクセスし認証を行う必要がある。つまり、一度ニュータイプ能力を持った人物がフラッシュシステムの認証を行っておけば、オールドタイプのパイロットでもサテライトキャノンが使用可能になる。もちろん、GビットはNTでなければ使えないが。
ガンダムXは確認されている限りでは3機存在し、ダブルエックスの元となる2号機(ジャミル・ニートが搭乗したもの。後述)は大戦中にジャミルが自分で認証を行っていたものと思われるが、後にガロード・ラン機になる1号機は未使用で眠っていたため認証がされていなかった。
未使用の機体に搭乗してサテライトシステムを起動したガロードは、コクピットに乗り合わせていたティファ・アディールにフラッシュシステムの起動を代行してもらい、この問題をクリアした。

ガンダムダブルエックス(ツインサテライトキャノン)

ガンダムXの後継機であるダブルエックスにはツインサテライトキャノンが搭載されている。

異なる点と言えばリフレクターが従来の4枚から6枚に増加し、放熱プレートも開閉式になり効率が改良され、キャノンも2門に増えて兵器の規模がほぼ倍化されている。

Gコンを使用する点は変わっていないが、この機体はそもそも大戦中にジャミル・ニートが使用していた2号機を基に作られているため、フラッシュシステムによる認証は最初から完了した状態である。ダブルエックスはワンオフ機であり、未認証状態の機体は事実上存在しない。

また、廃熱効率が向上したため少なくとも3連射できるようになった。

ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ(サテライトランチャー)

モビルアーマー形態の際に、背中のアーマー部分の一部が開き中からランチャーを展開する。
ガンダムエックスとは異なる、「サテライトランチャー」と言う名称が付けられている。

なお、ランチャー自体を搭載しているのはアシュタロンであるが、アシュタロンはリフレクターを装備していない。
リフレクターは兄弟機であるガンダムヴァサーゴ・チェストブレイクに搭載されており、それと接続している状態でのみ使用可能な合体兵器である。
なお、引き金はヴァサーゴのパイロットが引く。

サテライトランチャーが使用されたのは最終話のみで、ガンダムエックスにあったサテライトシステムにまつわる各種仕様がランチャーにも存在するのかは不明。作中で登場した仕様は以下の通り。

  • チャージ完了までに時間がかかる。
    最後のシーンでは、後からチャージを開始したダブルエックスの方が先にチャージを完了していた。
  • チャージの総容量がガンダムX・ダブルエックスよりも多い。
    1回目の発射ではかなり長い時間放出し続け、戦艦を破壊した後に方向転換してモビルスーツをなぎ払いながら別の位置にいた他の戦艦をさらに破壊していた。また、最後のシーンではチャージが途中の状態で発射したにも関わらず、ツインサテライトキャノンと激突する程の威力を持っていた。
  • 照準レーザーの照射が無い。
    月面基地へと侵入させた部下の手動操作によって直接マイクロウェーブの照射を開始している。そのため、フラッシュシステムによる認証もあるかどうか不明。

D.O.M.E.専用ビットモビルスーツ (大型キャノン)

D.O.M.E.警備用のビットモビルスーツにもサテライトキャノンの一種である大型キャノン(ビームバズーカとも)が装備されている。
ただし、これは「リフレクターを搭載している」「通常の兵器では考えられないほどの高威力を誇る」と言う点からの推論であり、作中ではマイクロウェーブを照射したシーンが存在しない割に、通常のビームライフル等と同様の連射を行っている等不明な点もある(ときた洸一による漫画版ではちゃんとマイクロウェーブの受信を行った上で発射していた)。

ガンダムXのサテライトキャノンに比べると小規模であり、リフレクターも2枚だけである。
その分威力が下がっているが、通常の兵器では傷を付ける程度しか出来ない程の装甲を誇るMS・クラウダを一撃で粉砕する程度の威力は持っている。

ビットモビルスーツは月面基地が建設された頃から設置されているため、そのシステムもダブルエックスやアシュタロンのもののような改良は加えられていないが、この機体の操縦者が月面基地のサテライトシステムの管理者でもあるD.O.M.E.自身であるという点から、照準用レーザーやフラッシュシステムによる認証システムは無いものと思われる。

余談

諸ガンダムゲームにおいて、サテライトキャノンを盾で受け止めているシーンがよく見受けられるが(例えばGジェネウォーズのOPなど。主人公してるのは良いが…)、はっきり言って無茶であると言わざるを得ない。
おそらくチャージを短くしてMSを破壊するのに十分な最低限の出力にしているのだろうとは思うが…
え?負債の差し金?奴等の差し金なら相手はストフリだろJK…

正直な話、本気のサテライトキャノンを受け止められるのはフルパワーの∀ガンダム、ターンXの規格外級MSか実際にコロニーレーザーを受け止めたユニコーンガンダム&バンシィ(+強力なニュータイプ2人)くらいなものであろう。

諸ゲームでの扱い

機動戦士ガンダム ガンダムvs.ガンダム、同NEXT

無印ガンガンではガンダムX(サテライトモードのみ)が登場する。パイロットはガロード&ティファの2人乗りなのだが…無印ガンガンの世紀末バランスの悪い面を体現したMSともいえ、通常時の武装はコスト2000並、肝心のサテライトキャノンも補正が酷く死に武装であり、ガンダムXファンは涙を見ることとなった。

ガンネクではガンダムXにディバイダーとの換装システムが導入され、20秒のチャージで一発逆転を狙えるサテライトキャノンが使えるサテライトモードとハモニカ砲等を備え前線で暴れることが出来るディバイダーモードを使い分ける機体となった。パイロットは続投で2人が相乗り。マシュマー・セロがZZ枠ハンマ・ハンマで登場しているからGXはニートさんにしろよと言う声もあるが(注:マシュマーさんとニートは中の人が同じ)。
また、サテライトゲーは新規解禁のガンダムDXに受け継がれる。10秒/1発のチャージでで最大3発分ストックできるDXは、普段の性能は他のMSに劣るものの最大4連発のツインサテライト(アシストのGファルコンは呼び出すとスーパーアーマー付加のツインサテライトキャノンが撃てる)で相手にプレッシャーを与えることが出来る。
…所詮ロマン武装だとか言うな。
余談だが敗北時のボイスに驚愕し、賢者になる野郎共がたくさんいるという。

戦略レベルで戦況を左右しうる兵器で原作では発射をためらう場合も多かったサテライトキャノンであるが、それをドカドカ撃っているのは突っ込んではいけない。

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関連項目

  • 機動新世紀ガンダムX

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