大好きです 今度は嘘じゃないっすとは、漫画『SLAM DUNK』のセリフである。ジャンプ・コミックス30巻に収録されている№269「天才薄命」に登場する。
山王戦でルーズボールに激しく突っ込んで背中を負傷し、自身が選手生命を左右する状況に置かれていることを激痛のなか理解した主人公・桜木花道が放った言葉。
当初、花道にとって赤木晴子と仲良くなるためのキッカケに取りあえず始めたに過ぎなかったバスケットボールは、自分でも気づかぬうちに、今や彼にとって恋愛感情を凌駕するほど大きいものへと成長していたのだ。
『SLAM DUNK』という、バスケに恋する男たちの物語のクライマックスに主人公の口から放たれた、作中時間で4か月越しとなる、バスケットへの愛の告白。
桜木の「沢北は負けたことがないからパスしない」という読みが当たり、ブロックに成功。
湘北高校に押せ押せムードが漂い始めるが、相手がいけると思っている時こそ仕事をするのが深津という男。
宮城が持つボールをカットしつつ彼の膝に当てコート外に出そうとする。
残り時間は2分ほどで点差は8点。
「頼む とってくれっ!!」という宮城の悲痛な叫びに呼応した三井が追いすがるが、後ろから桜木が「どけミッチー!!」の声とともに飛び出し、ボールを三井へとパス。
ボールを生かすことに成功したものの、コート横の机に思いっきり突っ込んだことで倒れ伏す桜木を心配した審判がタイムをかける。
一向に動かず、皆が固唾を呑んで心配し、重苦しい空気となるも、流川が「いい仕事したぜ 下手なりに」と呟くと、桜木は復活。
そのとき、会場に変化が起きた。山王ファンばかりだったはずの観客が熱いプレイと土壇場の強さに魅せられ、湘北にエールを送り始めたのだ。
そんな観客を「オラァ もっと騒げ騒げえ!!!」と煽る桜木だったが、その瞬間、背中に違和感が。
腰を少し丸める桜木を不審に思った彩子は、「イヤ背中がちょっと…」という桜木の言葉から、彼が今、選手生命にかかわる怪我を負ってしまったかもしれないと口に出す。
その言葉に嫌な思いが脳裏を駆け巡る桜木だったが、それを隠しこのまま出場することを決める。
しかし、河田を恐れずに向かっていった赤木のリバウンドをそのままダンク[1]という、スーパープレイのあと、背中の痛みは無視できないレベルに……
もうバスケットは………できないってことっすか……?
そんなのは嫌だ……
その最後に思い浮かんできた記憶は、赤木晴子に一目ぼれしたとき廊下でかけられた、「バスケットは…好きですか?」だった。
バスケットは…好きですか?
おもむろに立ち上がった桜木は、近くで心配そうに自分を見守っていた想い人の肩をそっと掴むと
「大好きです 今度は嘘じゃないっす」
と告げる。
掲示板
28 ななしのよっしん
2022/11/07(月) 22:23:09 ID: 96kFiZ7kV4
これ聞いた晴子さんがちょっとドキドキしてんの面白いよね
告ってるようにしか見えないという
29 ななしのよっしん
2023/02/28(火) 06:20:58 ID: /XBN0NcYzH
>>16
このレス見ると当時はほんとにヤンキー漫画が流行ってたんだなってのが分かるね。
最近読んだワイは序盤があまりにつまらなさ過ぎて脱落しかけたで
30 名無し
2023/10/20(金) 01:33:53 ID: u8jR0NTwgB
>>下手なヤンキー漫画よりヤンキーしてた気がする。
お前それパコさんの前でも言えんの?
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最終更新:2025/12/11(木) 23:00
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