カン!カン!
「くっ、馬鹿な! 俺の攻撃が全く効かないだと!?」
「ふっ、硬さには自信があるのでな。さあどうする? 間もなく終点、東京だ・・・・・・」
「まだ時間はある! 一口だけでもお前を食らってやるっ!」
「笑止! お前の心、そのスプーンごと折ってやるわっ!」
東海道・山陽新幹線、東北新幹線、北陸新幹線の車内販売で売られているアイスクリーム。
正式商品名は「スーパープレミアムアイスクリーム」であり、めいらくグループ(名古屋製酪株式会社・株式会社ラトリア)が製造している。
バニラ・抹茶がメジャーだが、他にもチョコ・りんご・みかん・白桃・加賀さつま芋(北陸新幹線限定)などもある。(品ぞろえは列車によって異なる)
ジェイアール東海パッセンジャーズのパーサキャラクター「のぞみん」の好物でもある。
twitterのタグとしてもこれで機能している。
ネーミングの元ネタは小説「ニンジャスレイヤー」に登場する地名「マルノウチスゴイタカイビル」である。(参考リンク 1 2)
美味でファンの多いアイスクリームであるが、何より特徴的なのがその硬さ。その硬さはプラスチックのスプーンが刺さらないこともある程である。
下手をするとスプーンが折れる。
その硬さと味には理由があり、
1.アイスクリームの定義は乳脂肪分8%以上であるがこのアイスクリームは乳脂肪分15.5%(バニラ)と濃厚な事。(乳脂肪分は味によって異なるが総じて高め。低めの部類に入る抹茶でも10.0%ある)
2.その濃厚な味わいと滑らかな舌触りを出すためにアイスクリーム内の空気の量(空気含有量)を大幅に低くして密度を上げたこと。
が挙げられる。
食べごろは人によって異なるが、大体目安として購入後10分程経ってからがベストと言われている。
売り子さんの中には、気を利かせてあらかじめクーラーボックスから出して数分ほど外気にさらし、食べやすくしたものを手渡してくれる人もいるが、本文冒頭にあるような戦いを体験したい上級者からは賛否両論あるところだろう。
ちなみに新幹線以外でも特急列車の車内販売や売店などで売っているところがある。通販でも買える。
新幹線が開通するにあたって目玉商品となるように開発された。
「新幹線」というステータスに見合うように美味しくて溶けにくく、高級感のあるものを目指して開発され、当時の社長も直接開発に関わるといった力の入れようであった。
発売当時は145ml入り300円であったが、現在は120ml入り290円になっている。
最近は新幹線技術の海外へのセールスが盛んだが、なんとシンカンセンスゴイカタイアイスという単語も台湾に「輸出」されてしまった。
日本網友新流行 湯匙垂直插在冰淇淋上 (2016-04-19 17:43 聯合新聞網 綜合報導)
現地では「新幹線硬邦邦冰淇淋」と表記するらしい。
なお、残念ながらスジャータ スーパープレミアムアイスは台湾新幹線では売られていない。こちらも輸出されないか楽しみである。
コロナ禍で車内販売の需要が減る中、JR西日本は2021年2月15日から山陽新幹線での車内販売再開までの間、期間限定でアイスのネット販売に乗り出した。
しかしながら、あまりの人気で数時間で売り切れとなってしまった。ネット販売での発売再開の予定はあるが販売再開の時期は未定となっている。
販売されるフレーバーはバニラ、抹茶、両方のアソートの3種類、いずれも12個入りの販売となっている。
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最終更新:2025/12/07(日) 06:00
最終更新:2025/12/07(日) 06:00
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