シンキロウプロジェクトとは (テノコンダジサツとは) [単語記事]

　シンキロウプロジェクトとは、シン（不自然の味方P）によって作成された楽曲などによるメディア展開の総称とされている。が、実態は各種企業が共謀して行ったボカロP捏造を含んだ大規模なVOCALOIDマーケティングである。音楽制作集団ほぼ日プロダクション（以下ほぼ日P）により極秘資料であったプレゼン動画がアップロードされ明るみになった。

概要

　動画は2011年2月10日の時点で行われた【「シンキロウプロジェクト」の提案】と題した企業プレゼンのものであり、その内容とは企業の言いなりにならない「ボカロP」や、イメージ管理が厳格であり権利的にも自由に扱えない「初音ミク」に対して、プロジェクトに参加する企業が自由に使える「ボカロP」と「初音ミク」を作り上げてしまおうというものであった。そして、その計画されたボカロPというのが、いまやボカロPとして一定の地位を得て、メディアミックスの主体となっているシン（不自然の味方P）であった。

　シン（実際に存在する同名Pとは無関係であるので注意。）は元々、飽和状態にあったボカロ業界において異例の早さで地位を築き、メディア展開が開始されたことから、その存在を不審視され黒い噂や陰謀論が絶えなかった（大百科に記事が無いことなど）。それが今回、その実態が企業によって捏造されたブームの主体と小中学生の憧れの存在となり得るよう設定された架空のボカロP、或いは個人ではなく集合体でありメディアに露出する姿としての「シン」はオーディションで選ばれたそのフロントでしかないことが白日のものとなった。

　このことは現在進行形で騒動となっているが、元々批判的だった所謂アンチは「やはり企業が仕組んでいた」「シンプロは企業のステマだ！」とシン（不自然の味方P）の動画を荒らし始め、擁護する側は「それでもシンの曲は好きだ」「アンチのでたらめだ」「企業主体でもいいじゃないか」「今は悪魔が微笑む時代なんだ！」とシンが架空でもいいとする者や楽しめればいいじゃないかと楽観視する者と意見は様々に分かれた。

　その他、企業のボカロ業界の消費者及びボカロPに対する負の見方が露呈したが、プレゼン内で名前を挙げられた某魚介類系ボカロPはただ笑ってみせるという大人の反応を見せた。

2nd PLACE及びUIについて

　プレゼン内で提案されたVOCALOIDがUIであり、その権利元が2nd PLACEである。この件について2nd PLACEは声明を発表していないが、ほぼ日P側となんらかの交渉があったのではという見方が強い。

　また、VOCALOID「UI」については元々音源が明らかにされていかったが、プレゼン資料内で「某ボカロPの声を女声化」したものとされていた。音源となったボカロPの詳細については明らかになっていないが、ほぼ日Pから発表された楽曲のPVの中でUIに関する箇所にてモザイク付きでその詳細を示唆するかのイメージが映されたが、判別が困難であった。しかし、その後、四重の人が投稿したPV内で音源となる人物を連想させる果物、「梨」が映し出されたため、その人物が音源となったボカロPではないかと注目を集めたが、当人は「知らなかった・・・」と関連を否定している。

ほぼ日P側について

　一方、問題となるプレゼン動画をリークしたほぼ日Pにも疑念の目は向けられた。ほぼ日P自体も楽曲の制作を行うプロダクションであり、いわばシンを仕立て上げた企業と同業種あるいはシンと同種の存在である。元々ほぼ日Pはクオリティーに斑がある楽曲を乱発していたが、その内容は虚実曖昧なまま過激な風刺を行うものであり、たびたび炎上商法などと批判される集団であった。それが今回同業種の不正を暴く不自然な行動に出たため、このリーク自体が同プロダクションによるでっちあげはないかという声も上がっている。

　特にリークされた動画にてか細い声でプレゼンを行っている女性についてであるが、ほぼ日Pではリーク直前にシンにまつわる黒い噂や陰謀論を題材にした楽曲を発表しており、それを歌っている貧乳の女性歌手とプレゼンを行っている女性の声質が非常に似ているというものである（ほぼ日Pには貧乳の歌手が二名在籍しているが今回は、より胸が無いほうである）。匿名提示版などでは両者の声を比較した結果、声の波形が一致した！などの情報もあがっているため、ほぼ日P側が貧乳の女性歌手に対して声色を変えてプレゼンを読み上げさせたのではないかともいわれている。

　つまりはプレゼン自体をほぼ日Pに所属する人物がパワーポイントを使用して作成し、それに合わせて貧乳の女性歌手に台本を読み上げさせたと言うものである。これが事実であれば、シンについてまことしやかに語られる噂を元にした悪質な売名行為、或いは炎上商法であるといえる。

追記：ほぼ日P側により今回の騒動に対する反省文が掲載されたが、事の真偽については語られなかった。