スターウルフとは、
- 任天堂のシューティングゲーム「スターフォックス」シリーズに登場する遊撃隊
- 1967年〜1968年に発表されたエドモント・ハミルトンのSF小説(のシリーズ名、および登場する種族)。またそれを原作として1978年に放送された特撮SFドラマ
このページでは両方について解説する。
1の概要
スターフォックスのライバル的存在となる武装集団。
元々SFC版の「スターフォックス2」で登場する予定だったが開発中止となったため、「スターフォックス64」が初出となっている。
「スターフォックス64」においては、表向きはスターフォックスに対抗して結成された遊撃隊であるが、その実態はアンドルフを皇帝と仰ぐピグマがウルフを担ぎ上げて結成された、アンドルフ直属の精鋭部隊である。
「64」では青ルート(≒一番簡単なルート)を進むとフィチナでコーネリア軍から奪い取った前線基地を自爆させるために時間稼ぎとして登場し、初心者に基地爆破による作戦終了(事実上の作戦失敗)を叩きつける壁となる。
その後、フィチナで撃墜されていないメンバー(フィチナ未通過時は全員)が最終ステージ1つ前のボルスで、今度はボルスの爆破を阻止するために再登場する。ただし、この時はボルス・コアを破壊すれば倒さなくてもよい。
また、真の最終ステージではフィチナで倒したかどうかによらず全員が強化版となって登場し、アンドルフの前座として立ちはだかるが、異常な性能を誇り事実上のラスボスとなる。
アンドルフ軍壊滅後はどこの組織にも属さないならず者集団となり、何の悪事をしたのかは不明だが、「コマンド」ではウルフを筆頭にメンバー全員に懸賞金が懸けられるに至った。また、アンドルフ軍壊滅時から「アサルト」までの8年の間にアンドルフ軍としての性質が強いオイッコニーとピグマの2人が抜け、新たにパンサーが加入している。
一応ならずものであり悪の組織ではあるのだが、「アサルト」では「お前を倒すのはこの俺だ」とスターフォックスを助け、「コマンド」ではルート次第では金のためにスターフォックスに組する場合があり、スターフォックスシリーズにおけるダークヒーロー的な立ち位置へ収まる事になる。
また、スターウルフはウルフ自体を慕う者が勝手についてきていると言う話が「スマブラX」で聴ける。
チーム構成員
- ウルフ・オドネル

- スターウルフのリーダー。パイロットとしての腕はライラット系で1、2を争うと言われる程の超一流。
外見・中身共に根っからの悪党ではあるが、潔い性格で度量が広く、まさに親分肌を絵に描いたような人物。
もっとも、ピグマにいいように操られている事には気づいていなかったが。惑星ベノムでの戦いでフォックスに敗れて以降はフォックスをライバルと認め、アンドルフ軍消滅後も度々フォックスと戦いを繰り広げた。
最近では「大乱闘スマッシュブラザーズX」でも隠しキャラとして登場している。
メタルギアの大佐が言うには集団行動は不得手なほうらしい。
声優は「64」では江川央生。「アサルト(スマブラX)」では大場真人。
「地獄で親父が待ってるそうだ!」「ば、馬鹿な、俺よりも上なのか…」
- レオン・ポワルスキー
![レオン・ポワルスキー レオン・ポワルスキー]()
- ウルフと同様、アンドルフ軍直属時代からのスターウルフ古参メンバー。それ故にチームではウルフとの信頼関係も厚い。血を見るのが何よりも好きという残酷な性格で、モラルや良心と呼べるものは持ち合わせていない。
一人称は「私」で、冷徹で感情がないような独特の抑揚で喋る。
「64」の時に顔を機械化した際の傷を治していたようで、「アサルト」では跡が僅かにあったが、「コマンド」では無くなっている。
スナイパーを務めるだけあって、操縦技術はウルフに次ぐ実力を持つ。出自については一切不明で、ライラット系内の何かしらの組織に属していたという経歴がないことから、他の恒星系からやって来た異民族ではないかと言われている。
「コマンド」のみ大幅に性格が違うが、これは「スターフォックス2」の性格に近いようだ。
声優は里内信夫。
「ボウヤ、この新しいオモチャで遊んであげよう」「この私が、この私がぁぁぁぁ」
ニコニコ動画での彼については、「愛さレオン」も参照。
- ピグマ・デンガー
![ピグマ・デンガー ピグマ・デンガー]()
- スターウルフのメカニックエンジニア兼パイロット。かつてスターフォックスに所属していたが、自分の利益のためならば手段を選ばないという性格故に惑星ベノムでチームを裏切ってジェームズを死に追いやった後、ウルフを唆してスターウルフを結成、影でスターウルフを操っていた。メカニック、パイロットとしては有能だが、元々裏切りが多く、また底知れぬほどの強欲ぶりでメンバーからの信頼は無く、「64」~「アサルト」までの間チームを解雇される。
「アサルト」では敵である謎の生命体「アパロイド」を操って一儲けしようとしていたが、先述の意思の無さから逆にアパロイドに取り込まれてしまい、機械と一体化して敵ボスとして立ちはだかった。
声優は郷里大輔。
「これはわてからの驕りや!受け取りや」「わての、わての賞金が ブヒ~!」
- アンドリュー・オイッコニー
![アンドリュー・オイッコニー アンドリュー・オイッコニー]()
- 名前が示す通りアンドルフの甥。甥と言っても取り立てて有能な訳でもなければ、操縦技術も未熟で、さらにアンドルフの権力を笠に威張り散らしている為、軍の内部のみならずチーム内でも大層嫌われている。出来の悪い甥をピグマが押し付けられた形であるが、彼がいることでアンドルフから得られる経済的・軍事的バックアップはかなり大きなものだった。無論アンドルフ軍壊滅後は、真っ先にクビにされた。
「アサルト」ではアンドルフ軍の残党を率いてライラット系に再び戦いを挑み、再びスターフォックスと対峙することに
…なったのだが、突如現れたアパロイドに襲撃され、あえなく前座で終わってしまった。
「64」では「アンドリュー」表記だったが、「アサルト」以降では「オイッコニー」表記になっている。
また、「64」でのボイスは無駄にカリスマ溢れているが、「アサルト」では小物風になっている。
声優は「64」では阪口大助、「アサルト」では沼田祐介。
「カエルは泳いでいればいいんだ!」「アンドルフおじさ~ん!」
- パンサー・カルロッソ
![パンサー・カルロッソ パンサー・カルロッソ]()
- 「アサルト」から登場した、スターウルフの新参メンバー。キザで女たらしだがパイロットとしての技術は確かで、ウルフやレオンにも遅れを取らないほど。常に飄々とした性格で思いのほか親切だったりする。
作品中ではクリスタルに一目惚れし、口説きにかかる場面がうかがえる。
同様に、フォックスのことを恋のライバルだと思っている。「アサルト」ではクリスタルに軽く流されていたが、「コマンドを」見ると全く勝ち目がないわけではないようである。声優は稲田徹。
「ヒュ~ 噂どおり美しい… 君がクリスタルだね、私はパンサー・カルロッソ 運命の出会いに乾杯」
「だまれトリ」「なんてこった…?!この俺が…?!」
装備
- ウルフェン
- アーウィンと同じく「超高性能全領域戦闘機」という肩書きを持つ、スターウルフの主力機。
アーウィンと同等あるいはそれ以上と言われるライラット系随一の性能を誇る。
既製品ではなく、アンドルフとピグマによるカスタムメイトである。
カラーは赤系(「アサルト」以降は赤と黒)で、上下に2対の前進翼が配置されており(正面から見るとXに近い)、胴体は上下に2つをくっつけたような独特の形状(真横から見るとコの字型になっている)をしている。
重力制御用のグラビティプレートがアーウィンよりも多く、アーウィンよりも速度が速い。
「64」の最後のみウルフェンIIとなり、ボム、チャージ弾無効という恐ろしい性能になる。
実は、「64」時代には地形に接触すると一発で壊れてしまうという弱点があった。
「アサルト」ではアーウィンより速いが旋回性とブレーキの効きが悪く、振り切られにくいが回り込まれやすい。
2の概要
1967年~1968年に発表されたエドモント・ハミルトンのSF小説シリーズ。小説でのスターウルフとは、母星ヴァルナの重力が過大であるために発達した敏捷性を武器に、宇宙のギャングとして悪名を馳せているヴァルナ星人の別名。
ドラマは、1978年に読売テレビ・日本テレビ系で放送された。
当時人気番組だった「びっくり日本新記録」を一度終了させてまで始めた番組であったが、視聴率が全く振るわず、日曜日夜19時という放送枠でありながらも一度も2桁(つまり10%以上)を記録すること無く、1年間の放送予定が半年に大幅縮小する形で打ち切られてしまった。
結局、同枠は「スターウルフ」打ち切り後に再び「びっくり日本新記録」を復活させる羽目になった。
円谷プロ製作。三洋電機一社提供番組。
音楽
両者ともテーマソング・主題歌には高い評価を得ていると思いたい
1の音楽
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ところで
なぜこの曲がバンブラDXでDLできるんだ?38年前の曲だぜ?
関連項目
- スターフォックス
- スターフォックス2
- スターフォックス64
- スターフォックスアドベンチャー
- スターフォックスアサルト
- ウルフ・オドネル
- ヒデタ樹
- スターウフル
- 愛さレオン
- ダークヒーロー