ストラクチャーデッキ(遊戯王)とは (ストラクチャーデッキとは) [単語記事]

ストラクチャーデッキ(遊戯王)とは、遊戯王OCGの商品である。

概要

遊戯王OCGの商品展開の1つであり、最初から40枚で構築されており1つ買えばすぐにデュエルを始められる。
新規カード数枚と再録カード数枚で構築されており、新規カードの一部はウルトラレア、スーパーレア仕様のカードが収録されている。
再録カードは主に一般パックから収録されているが、中には絶版になって手に入れるのが困難なカードや必須カードと呼ばれる強力なカードも収録されており、こちらを目当てに購入するプレイヤーもいる。
初期の構築済みデッキは遊戯や海馬のデッキを再現したキャラクターデッキと呼ばれるものだったが、最近のものは種族や属性を統一したデッキや戦略を重視したデッキが多い。
元々の完成度が高いデッキもあり、同じものを3個買ってそれからデッキを組めば大会で上位に入賞できるデッキもあり、中には世界大会で優勝したデッキもある。
例：デビルズ・ゲート→暗黒界
　　ロスト・サンクチュアリ→代行者（2011年の世界大会優勝デッキ）
　　マシンナーズ・コマンド→マシンナーズ、ガジェット
しかしエクストラデッキに入るモンスターは収録されないため、チューナーモンスターは収録されているのにシンクロモンスターは入ってないため、それらは別個で用意しなければならないという問題点もある。

スターターデッキと呼ばれるものもあり、こちらもある意味ストラクチャーデッキと呼べる。
こちらは初級者向けでいろいろなカードに触れることを目的としているため、ストラクチャーデッキと比べるとデッキとしての完成度は低い。ただこちらにはシンクロモンスターやエクシーズモンスターが収録されている。

デッキ一覧

第二期

2001年6月28日発売”STRUCTURE DECK－遊戯編－”
もっとも最初に登場したストラクチャーデッキ。原作で遊戯が使用したカードがメイン。モンスターは頼りないが禁止制限レベルの魔法・罠が便りになり、うまくいけば戦えるかもしれない。
2001年10月25日発売”STRUCTURE DECK－城之内編－”
原作で城之内が使用したカードがメインと思いきや、半分ぐらいは使用した事の無いカード。下級が多いため事故率は低め。
2002年1月24日発売”STRUCTURE DECK－海馬編－”
原作で海馬が使用したカードがメイン。やっぱり半分ぐらいは違う。運が良ければ「ブラック・ホール」→「デビル・フランケン」→「青眼の究極竜」→「巨大化」の社長１キルが可能。
2002年3月21日発売”STRUCTURE DECK－ペガサス・Ｊ・クロフォード編－”
原作でペガサスが使用したカードがメイン。やっぱり半分ぐらい違う。「王国」「王国への船出」「王の右手の栄光」はテキストの無い特典カード。トゥーンデッキを作りたい方はこれ。

第三期

2003年5月22日発売”STRUCTURE DECK－遊戯編－ Volume.2”
原作で遊戯が使用したカードがメインその２。磁石の戦士セットが落ちて、なぜか遊戯が使用したわけでない大革命セットが採用されている。
2003年8月7日発売”STRUCTURE DECK－城之内編－ Volume.2”
原作で城之内が使用したカードがメインその２。半分は使ってない物を採用。ギャンブル関係のカードが多い。
2003年12月11日発売”STRUCTURE DECK－海馬編－ Volume.2”
原作で海馬が使用したカードがメインその２。青眼の白龍が1枚しか入ってないため、青眼の究極竜が無い。かわりにＸＹＺが採用されている。
2004年3月25日発売”STRUCTURE DECK－マリク編－”
原作でマリクが使用したカードがメイン。半分は使用していない。墓守が入っているがベースにできるほどではない。

第四期

2004年12月9日発売”ストラクチャーデッキ－ドラゴンの力－”
ドラゴン族デッキ。下級モンスター、魔法・罠も便利なものが揃う。欠点はモンスターが少ないこと。
2004年12月9日発売”ストラクチャーデッキ－アンデットの脅威－”
アンデット族デッキ。なんといってもピラミッド・タートルからの龍骨鬼が強力。サポートも充実した完成度の高いデッキ。
2005年1月20日発売”ストラクチャーデッキ－灼熱の大地－”
炎属性デッキ。炎族ではないカードが何枚か存在。ビートも行うロックバーン。中途半端な構築で、Ｂ地区のせいで自分のモンスターが止まったりする。
2005年3月17日発売”ストラクチャーデッキ－海竜神の怒り－”
水属性デッキ。水族ではないカードが何枚も存在。フィールド魔法「伝説の都　アトランティス」が中心のデッキ。逆にこれを場に置かないと、動き辛いデッキ。
2005年6月15日発売”ストラクチャーデッキ－戦士の伝説－”
戦士族デッキ。多様な効果を持った戦士たちとそのサポート、装備魔法とそれに関連した効果のデッキ。
2005年9月22日発売”ストラクチャーデッキ－魔法使いの裁き－”
魔法使い族デッキ。多様な効果を持った魔法使いたちとそのサポートのデッキ。魔力カウンターに関するカードが数枚入っている。色々と中途半端な構築。
2005年12月8日発売”ストラクチャーデッキ－守護神の砦－”
地属性・岩石族デッキ。巨大ネズミ以外は岩石族。全て地属性。バウンスなどの守備的な効果が多い。守護神エクゾードの効果ダメージは強いが、スフィンクスリリースは重たい。
2006年3月16日発売”ストラクチャーデッキ－烈風の覇者－”
風属性デッキ。鳥獣族が多めのハーピィ・ガールを中心としたデッキ。魔法・罠に対するカードは多いが、モンスター除去が少なく、単独での攻撃力も頼りない。

第五期

2006年6月22日発売”ストラクチャーデッキ－恐竜の鼓動－”
恐竜族デッキ。サポートカードも恐竜族専用が多い。優秀な下級とパワフルな上級のデッキ。戦闘以外の効果に弱い者が多い。
2006年9月14日発売”ストラクチャーデッキ－機械の叛乱－”
機械族デッキ。モンスターのうち11枚が古代の機械で、魔法も7枚が古代の機械関連。それ以外の魔法・罠も5枚が機械族専用とかなり特化したデッキ構成。機械の巨竜のサポートである歯車街はないため使いにくい
2006年12月14日発売”ストラクチャーデッキ－閃光の波動－”
光属性・天使族デッキ。ライフに関係する効果、天空の聖域に関する効果、カウンター罠に関係する効果があり、このままではどれも中途半端。それらのデッキをつくるためのベースにはなる。
2007年3月8日発売”ストラクチャーデッキ－暗闇の呪縛－”
闇属性デッキ。種族はバラバラ。闇属性に関するカードが多い。ウィルスが決まれば、相手のフィールドと手札を破壊しつくす。
2007年6月23日発売”ストラクチャーデッキ－巨竜の復活－”
ドラゴン族デッキなのだが、ドラゴン族は半数。さらに上級が8枚とかなり多い。しかしアドバンス召喚時にリリースをライフコストに変える死皇帝の陵墓。その他トレード・インや軽量化などの大型向けのドローカードで回せる。
2007年12月15日発売”ストラクチャーデッキ－帝王の降臨－”
除外＋６帝デッキ。種族・属性はバラバラ。マクロコスモス・次元の裂け目などで異次元の偵察機及び異次元の生還者を除外し、それぞれの効果で帰還させ、リリースして６帝のアドバンス召喚をする。次元帝と呼ばれたデッキそのものである。

第六期

2008年6月21日発売”ストラクチャーデッキ－アンデットワールド－”
アンデット族デッキ。アンデットとその関連のカード。相手モンスターもアンデット化するアンデットワールドを意識してか、相手のアンデットにも影響のあるカードが3種ほど存在する。
2008年12月13日発売”ストラクチャーデッキ－ロード・オブ・マジシャン－”
魔法使い族デッキ。21枚が魔力カウンター関係のカード。熟練の白魔導師と熟練の黒魔術師があるのにブラック・マジシャンとバスター・ブレイダーが採用されてなかったり、同名サーチの魔力掌握が一枚だけだったりと、欠陥が見える。
2009年6月20日発売”ストラクチャーデッキ－ウォリアーズ・ストライク－”
戦士族＋デュアルデッキ。混合型だがデュアルの戦士族が何枚かあるのでそれを意識してのことだろう。通常モンスターの補助も多い。墓地の通常モンスターだけ攻撃力を上げる、究極封印神エクゾディオスが魔法使い族だが入っている。封印パーツは入ってないので、特殊勝利はできない。
2009年12月12日発売”ストラクチャーデッキ－マシンナーズ・コマンド－”
機械族デッキ。マシンナーズがほぼ揃っている。３箱買ったらデッキが組める・その１。三色ガジェがメイン、さらに相性の良いマシンナーズ・フォートレスも採用された「マシンガジェ」が組める。

第七期

2010年6月19日発売”ストラクチャーデッキ－ドラグニティ・ドライブ－”
風属性デッキ。ドラグニティが11枚も入ったデッキなのだが、一番重要なドラグニティ－ファランクスが存在しない。チューナーが4枚あるがシンクロは入っていない、真紅眼の飛竜がいるが蘇生させるレッドアイズがいない。ドラグニティデッキを作るベースとしては優秀。
2010年12月11日発売”ストラクチャーデッキ－ロスト・サンクチュアリ－”
光属性・天使族デッキ。代行者がすべて揃ったデッキ。他にクリスティアやオネスト、ヴァルハラなどの天使族に重要なカードが採用されている。３箱買ったらデッキが組める・その２。
2011年6月18日発売”ストラクチャーデッキ－デビルズ・ゲート－”
闇属性・悪魔族デッキ。18枚が暗黒界の名を冠しており、それ以外のカードも闇属性や悪魔族関係のカードばかりで、完成度も高い。３箱買ったらデッキが組める・その３。
2011年12月10日発売”ストラクチャーデッキ－ドラゴニック・レギオン－”
ドラゴン族メインデッキだがドラゴン族は全体の半分。光と闇の属性が半々のカオスデッキ。制限・準制限のカードがやたら多い。