ストリートファイターIII 単語


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ストリートファイタースリー

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ストリートファイターIII』(ストIII)とは、カプコンが開発・販売した2D対戦格闘ゲームのシリーズ。

稼動開始から数回のバージョンアップを経て、現在『ストIII』として呼ばれるのは、ほぼ3作目の『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』のことを指している。

概要

当時大人気であった『ストリートファイター』シリーズの正式な続編として、1997年に『ストリートファイターIII -NEW GENERATION-』の稼動を開始した。

リュウ、ケンを除くこれまでのシリーズの登場人物を廃し、主人公を含むほとんどが新規キャラクターであり、システムや操作感覚もそれまでのシリーズと大きく異なる。前作の『ストII』が少年漫画的なわかりやすいキャラクターばかりであったのに対し、『ストIII』のキャラクターはマニア向けの傾向がありプレイヤーを呼び込む要素としては弱かった。

このゲームを代表するシステムであるブロッキングは相手の行動の読みに対する選択肢としてゲームを大いに盛り上げる要素である。特に地上で相手の地上攻撃をブロッキングした瞬間=相手に読み勝った瞬間であり、エフェクトも分かりやすくギャラリーのウケは非常にいい。必殺技の削りダメージすら無効化できるため最後まで逆転できる可能性を秘めている。
一方でブロッキングという行動自体は相手の技を捌くだけで、実際に運用するにはその後の反撃行動もセットでなければならない。またレバー方向も状況に応じて使い分ける必要があるなど、総じて初心者には敷居が高く、確定状況がなくなるということは逆に言えば安定状況もないわけで、強いプレイヤーとの差をさらに広げたと広げる要素にもなっている面もあっただろう。

様々な状況が重なり正式なナンバリングタイトルであるにも関わらず、プレイヤーからの評価は芳しくなく商業的にも大きな成功を収めることはできなかった。だがこの作品までに確立された投げ入力コマンドやEX必殺技等の細かいシステムは続編である『ストIV』において受け継がれている。ブロッキングは受け継がれなかったが、セービングアタックはブロッキングを単純化し強すぎない調整を施したシステムと言えるだろう。

奥深いシステムや完成度の高さが、マニアックなプレイヤーたちに評価され、稼動から10年以上を経た現在でも各地で草の根大会が開催されたり、全国大会『闘劇』のタイトルに採用されるなど、根強く支持されている。近年動画作成が身近になったこともあり対戦動画が動画サイトに投稿されることが多くなり、このゲームの動画も数多く投稿されている。

本シリーズのシステム

ブロッキング

特に本シリーズの象徴といえるシステムが「ブロッキング」である。

相手の攻撃が当たる瞬間に特定の方向(上中段攻撃に対しては前方、下段攻撃には下)にレバーを入れることでノーダメージで受け流せるばかりか、硬直がすぐにとけるためカウンターのチャンスを作ることができる。これにより、高度な読み合いが発生した。

スーパーアーツ

過去にあったスーパーコンボと呼ばれる超必殺技は、本シリーズでは用意された3つから選択する。例えば、リュウなら「真空波動拳」「真・昇龍拳」「電刃波動拳」から一つを選んで戦う。

ゲージは各必殺技ごとに、長さと最大ストック数が決められている。

パーソナルアクション

『2nd』から追加された、個々のキャラクター独自の特殊行動。立った状態から強パンチ+強キック。これを行うと、キャラクターによっては次の技のダメージが僅かに増える等の利点がある。

これまでの格闘ゲームにある挑発アクションと動きが似ているせいで、リアル挑発していると誤解するユーザーが多い。

ストリートファイターIII -NEW GENERATION-(1st)

1997年2月稼動。CPS3基盤を使用。

『ストII』『ZERO』シリーズに比べ、大幅にグラフィックが進化し、キャラクターが滑らかになった。

『III 3rd』に無い演出としては、エレナステージやユンステージでは1ラウンドと2ラウンド以降で場所が変わったり、勝敗が決まった後、ボロボロとなった敗者のグラフィックが大きく描かれている。いぶきが巨乳であることもこれでよくわかる。

関連動画

ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK-

1997年10月稼動。
ゲームバランスを調整し、新たにユリアン、ヒューゴー、豪鬼が追加。また、前作登場したヤンはユンとは異なる能力で使用可能となった。

前作登場したキャラクターのエンディングは同じ。

関連動画

ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-

1999年稼動。
春麗、まこと、レミー、Q、トゥエルブが追加。

概要に書いてある通り、現在でも大会や段位戦が行われるほどの超人気作品。

『3rd STRIKE』に関する動画には「3rd」がタグとして使われる事が多い。

関連動画

↓このゲームにおけるブロッキングテクニックの凄さを理解できる動画

登場キャラクター

一部のみ。詳しくはキャラ専用の記事で触れるため、まだ記事が無いキャラのみ手短に紹介。

  • アレックス(ストリートファイター)
  • リュウ(ストリートファイター)
  • ケン・マスターズ
  • ユン(ストリートファイター)
  • ヤン(ストリートファイター)
  • いぶき(ストリートファイター)
  • エレナ
    ケニア出身のカポエイラ使いで海外留学中の女子学生。技のほとんどが足技である。モーションが非常にエロ滑らかである事で注目された女性キャラ。
  • ネクロ
    ギルの秘密結社による人体改造でダルシムのように手足が伸びたりブランカのような放電能力を身につけた。組織に囚われている少女エフィーと共に逃亡を図る。ストーリーがギル絡みなので『裏の主人公』と形容される事も。
  • オロ
    ゲーム上ではブラジルの国旗が出るが出身地かどうかは不明。アマゾンの奥地に住む謎多き仙人。自身の力が強すぎたため片腕を封印して戦っている。
  • ショーン・マツダ
  • ダッドリー
  • ヒューゴー
  • ユリアン(ストリートファイター)
  • 豪鬼
  • 春麗
  • まこと(ストリートファイター)
  • Q
    帽子をかぶり、鉄火面で顔を隠し、トレンチコートなどで全身を隠す、謎しかないキャラクター。必殺技はどれも見ただけで痛そうなくらい重い。
  • トゥエルブ
    ギル、ユリアンらによって開発された12番目の生命体。体を変化させたり飛行したりトリッキーな戦法を持つ。ネクロと違い自我の無い戦闘マシーン。
  • レミー
    フランス出身の青年。家庭崩壊によりひねくれた性格になってしまう。ガイルのソニックブームやサマーソルトキックを連想させる技を使用できる。人形(トゥエルブ)と話す趣味は無いが、死体(姉)へ話しかける趣味(義務?)はあるようだ。ニコニコ大百科には彼自身の記事はないが、彼のセリフである「なんなんだアンタ」の記事がある。
  • ギル
    『1st』『3rd』のラスボス。表立つ事の無い秘密結社の総統を自称。フレイザードのように片方の半身が炎の赤、もう片方が氷の青色のボディー。業務用ではCOM専で、ゲージMAX時にKOさせるとリザレクションが自動発動して体力を回復してくる。

関連商品

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関連項目

  • カプコン
  • 格闘ゲーム
  • ストリートファイター / ストリートファイターII / ストリートファイターZERO / ストリートファイターIV
  • ストリートファイターシリーズのキャラクター一覧 / アレックス(ストリートファイター) / 主人公(笑) / ハイパーボッ!
  • なんなんだアンタ
  • 段位戦
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