スーパーファミコンが4000円安くなるクーポン券 単語

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スーパーファミコンが4000円安くなるクーポン券付き!

スーパーファミコンが4000円安くなるクーポン券とは、任天堂がスーパーファミコン(以下SFC)販売促進のために講じた手段の一つである。

概要

SFCのソフトを買うとこのクーポン券が付属し、ソフトと同時にSFCを買うと4000円分の割引を受けることが出来る。

時代背景

このクーポン券がソフトに付いていた当時のSFC市場は、セガ・エンタープライゼズ社(当時)の次世代ゲーム機「セガサターン」、ソニー・コンピュータエンタテイメント社初のゲーム機「プレイステーション」の猛攻撃を受け、市場規模が急激に縮小していた。

しかも、それに対抗するために開発が進められていた任天堂の次世代ゲーム機は、当時最強のスペックを誇った代償として約54000円という高価格(94年当時)を余儀なくされており、値段を抑えるための処置(機能の絞り込み、減価償却など)を行ったために開発が大幅に遅れ、このままでは任天堂のシェアが消滅してしまう危機に陥っていた。

そこで任天堂は、もはや旧世代機と化したSFCを少しでも延命させ、次世代機への「つなぎ」とするために、SFCを実質4000円も値引きするという大胆な処置を講じたのである(SFCの拡張機能を生かした本体性能向上は「サテラビュー」の失敗によって頓挫しており、残ったテコ入れ手段が値引きしかなかったという事情もある)。

またこれ以外にもSFCの販売促進策として、

  • 本体価格やロイヤリティの値下げ
  • 「SuperFXチップ(三次元描画方面強化回路)」「SA-1チップ(SFC本体のCPUと同じ性能を持った回路)」を搭載しカートリッジ側で性能向上をはかったソフト(「星のカービィスーパーデラックス(SA-1)」「ヨッシーアイランド(SuperFX)」「スーパードンキーコング3(SA-1)」「星のカービィ3(SA-1)」など)を定期的に発売
  • 書き換え可能型のカートリッジを使ったソフト配信システム「ニンテンドウパワー」を展開

等を行い、任天堂はSFCの市場を極力維持し続けた。そしてソフトが一本も出なくなってから長い月日がたった2007年の製造終了まで、本体の製造は続けられた。

SFCはファミコン期から続いた任天堂の黄金時代と、96年からの非主流時代の両方を生き抜いた希有なゲーム機であったといえる。また、任天堂の経営の鍵ともいえるゲームソフト市場を、NINTENDO64の陰に隠れがちになりながらも陰で支えたハードでもあった。ゲーム機本体は製造を終了してしまったが、SFC市場が生み出した多数の名作ソフトは、今もWiiのバーチャルコンソールとして受け継がれている。

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関連項目

  • スーパーファミコン
  • NINTENDO64
  • 任天堂
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最終更新:2025/12/10(水) 16:00

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