タイラントとは、カプコンのホラーアクションアドベンチャーゲーム「バイオハザードシリーズ」に登場するB.O.W(生体兵器)である。
バイオハザードの世界に登場する架空の企業、アンブレラ社が開発した究極の生物兵器(B.O.W.)。
暴君の名に恥じぬ強さを持ち、初代ではラスボスを務めた。初代以外の作品にも亜種が複数登場し、ラスボスではないものの強敵としてプレイヤーの前に立ちふさがる。武器を扱う事は無いが、驚異的な生命力とパワーでプレイヤーを追い詰める。壁を破壊して突然登場してきた際には、多くのプレイヤーが度肝を抜かれた事だろう。
その製造方法は狂気そのもので、成人男性にTウィルスを投与して様々な改造手術を経てタイラントとなる。素体となる成人男性は主に死刑囚や誘拐してきたホームレスなど。タイラントにする過程で、素体の体格は2メートルほどに巨大化し、生殖能力は失われた。また心臓の位置が右胸になっている。
兵器として売るために開発されたため、ある程度の命令を理解して遂行できる知能を持つ。強さも申し分なく、ハンター3体との模擬戦でも圧倒的勝利を収めている。しかし生命の危機に瀕すると、リミッターが外れて暴走を始める。こうなると外部からの命令は受け付けない。リミッターが外れたタイラントはスーパータイラントとなり腕の形状が変化したり、瞬発力などが発達する。
兵器としての完成度の高さから、タイラントをベースにした様々な亜種が製造されている。
絶大なダメージを受け、生命の危機に瀕したタイラントは本能的にリミッターを外し、更なる戦闘能力を得た形態・スーパータイラントへと変貌する。両手が鉤爪のようになり、攻撃手段が拳に任せたものから斬撃へと変化する。加えて身体能力が上昇、機敏な動きを見せるようになる。初代バイオハザード、バイオハザード2、コードベロニカ等で登場。いずれも強敵で、主人公の前に立ちふさがる。
通常の方法ではトドメを刺す事が出来ず、ロケットランチャーや特殊な手段でないと倒せない特徴がある。
アンブレラ社所有のロックフォード島では、訓練用のスーパータイラントが保存されていた。この個体は両手部分が鉄球のように変化している。どうやらU.C.C.の訓練相手となっていた模様。
タイラントよりも強力だが、最大の欠点として制御が効かない点が挙げられる。いくら強くても制御が効かなければ商品にならないので、アンブレラ社は暴走を防ぐべく拘束具を兼ねたトレンチコートを量産型タイラントに着用させている。これは人間への擬態も兼ねている。
上記の他にもタイラントを素にした個体が登場している。
シリーズ三作品目「バイオハザードⅢ」にて登場し、本作のラスボスを務めた。タイラントの名を冠してはいるが、原作と設定がかなり異なっている。
アンブレラ社・北米支部の主任アイザックス博士は、Tウイルスと完全適合を果たしたアリスのクローニングに成功。彼女から採取した血清を使い、地上にあふれかえるアンデッド(ゾンビ)を飼いならして労働力や兵士にする事を考えていた。ところが血清を打たれたアンデッドは一時的に知能を取り戻したが、すぐに凶暴化。体内のTウイルスを更に凶悪進化させ、スーパーアンデッドと化した。運悪く、そのスーパーアンデッドに噛まれたアイザックス博士は、感染への恐怖から大量の抗ウイルス剤を投与。
その結果、突然変異を起こし、見た目こそ醜悪になったが理性や知性を保ったままタイラントへと変貌。
物語終盤、研究所内に乗り込んできた主人公アリスと交戦。自身こそが最強の生物兵器だと主張し、アリスを苦戦させる。
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最終更新:2025/12/11(木) 06:00
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