ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園絶望編とは (ダンガンロンパスリージエンドオブキボウガミネガクエンゼツボウヘンとは) [単語記事]

彼らは、どうして「絶望」に堕ちてしまったんだろう？

『ダンガンロンパ3 The End Of 希望ヶ峰学園絶望編』とは、ゲーム/アニメで展開してきた『ダンガンロンパ』シリーズの第1シリーズ「希望ヶ峰学園」編の最後を飾るアニメ作品である。2016年7月から放送予定。

概要

スリリングな展開と「サイコポップ」な世界観、巧みな伏線回収で好評を得てきた『ダンガンロンパ』シリーズ。
本作は、今までの「希望ヶ峰学園」を舞台とした作品の最後を飾る作品であり、作中時系列上では最初の作品となる。
また、本作はアニメ史上初の2作同時放送であり、もう1作『ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園未来編』と同クールでの放送となる。

なお、1作目『ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生』、及び2作目『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の直接的な続編であるため、
視聴する際はこの2作に触れておくことを強く推奨。
初出であるPSP版で2作遊ぶほか、PSVita版で発売された2作セットのカップリング作品『ダンガンロンパ 1･2 Reload』でまとめて遊べる。
アニメ版『1』を見た人も、いずれかの形で『2』に触れておくことをお勧めする。
その他の作品との時系列関係は「ダンガンロンパの関連項目一覧」の記載を参照のこと。

※以下、『1』『2』のネタバレ注意（『1』は致命的なネタバレはありませんが、一部重要なネタバレを含みます）

ストーリー

あらゆる分野の「超高校級」の才能を持つ高校生を集め、育て上げるために設立された政府公認の特権的学園「私立希望ヶ峰学園」。
この学園には、才能に恵まれた生徒が集まる「本科」のほかに、高額な学費さえ払えば誰でも入れる「予備学科」が存在していた。

それぞれが違った「超高校級」の才能を持ち、性格の面でも個性に溢れた77期生の本科生徒たち。
際立った才能を持つ面々ではあるが、そればかりに固執することなく、ふつうの高校生と同じ様に学生生活を謳歌していた。

しかし、学園の上層で密かに動いていたプロジェクト、学園によるふたつの学科の扱い、
そして「才能」に狂信的な憧れを持つ高校生・日向創によって、学園の、世界の、未来の歯車は狂い始めていく。

これは、「人類史上最大最悪の絶望的事件」に至るまでの物語。
絶望で終わる、希望の物語。

登場人物

希望ヶ峰学園77期生

終里赤音 （CV:朴璐美）: 超高校級の「体操部」。身体能力は高いが、気が乗らないとまったく動こうとしないのが困りもの。
野性的な性格で、行動の大部分が食べることと闘うことのどちらかで占められている。
九頭龍冬彦（CV：岸尾だいすけ）: 超高校級の「極道」。国内最大級の指定暴力団「九頭龍組」の跡取りで、人と馴れ合わず距離を置こうとしたがる。
容姿はそういった生い立ちや性格に似合わず低身長かつ童顔だが、本人は非常に気にしており触れると命が危ない。
小泉真昼（CV：小林ゆう）: 超高校級の「写真家」。カメラマンとして賞をいくつも取っており、人の「笑顔」を撮った人物写真を専門としている。
西園寺がなつくなど面倒見のいい性格だが、男子には高い理想を求め厳しい態度を取る。
狛枝凪斗 （CV：緒方恵美）: 超高校級の「幸運」。毎年抽選によって選ばれる、希望ヶ峰学園の「幸運」枠で入学した。
運や確率が絡むことには滅法強く何でも思い通りになるが、反面信じられないような不運を呼び込む呪いのような体質。
本人はそんなことを意に介さないように飄々としており、超高校級の才能から生まれる「希望」について絶対の信頼を置く。
西園寺日寄子（CV：三森すずこ）: 超高校級の「日本舞踊家」。小学生のような容姿・体型だが、それをも武器にして多くのファンを付ける天才的舞踊家。
蟻タンを潰すのが趣味だったり本人の前でも構わず毒舌を吐いたりとシニカルな性格に見えるが、責められると弱くすぐ泣く。
左右田和一 （CV：細谷佳正）: 超高校級の「メカニック」。あらゆる機械の作成、分解に情熱を燃やし、エンジンの付いたものには目が無い。
髪色などが派手でイベント毎に張り切るお調子者だが、その実極度のビビリで小心者。
言動は比較的まともなのでよくツッコミに回るが、ソニアに関しては周りにツッコまれるほど過剰なアピールをしている。
封印されし田中 （CV：杉田智和）: 超高校級の「飼育委員」。どんな動物でも飼いならし、絶滅危惧種の繁殖にも成功しており、動物と意思の疎通ができるとも言われる。
連れている4匹のハムスターを「破壊神暗黒四天王」と呼び、共に世界を支配すると語るなど、色々厨二病的思想を持つ。
下の名前はアニメで発すると色々ヤバいためか、本作では封印されている。
罪木蜜柑 （CV:茅野愛衣）: 超高校級の「保健委員」。人に奉仕することを生きがいとしている、医者並みの知識を持つ保険委員。
自分に自信がないためいつもオドオドしておりいじめられた経験も多いこと、どん臭く頻繁に転んだりぶつけたりすることから生傷が絶えない。
弐大猫丸（CV：安元洋貴）: 超高校級の「マネージャー」。不良ばかりのラグビー部など、数々のチームを優勝に導いた経験を持つ。
豪快かつ豪胆な漢らしい性格と大柄な身体だが、実は胃腸が弱くトイレによくこもるなど、いくつかの持病を抱えている。
ソニア・ネヴァーマインド （CV：荒川美穂）: 超高校級の「王女」。西欧の国「ノヴォセリック王国」からやってきた、正真正銘本物の王女。
日本については造詣が深く日本語も流暢に話せるが、ネタ元が80年代のトレンディードラマばかりであるためたまにおかしなことを言い出す。
花村輝々 （CV:福山潤）: 超高校級の「料理人」。料理の腕は一流だが、それと同等かそれ以上に性への情熱を燃やす変態。男もＯＫであり、異様に守備範囲が広い。
低身長で漫画チックな風貌ながら非常にカッコ付けで青山・南麻布の出身と語るが、興奮するとどこのものとも分からぬ方言が飛び出す。
辺古山ペコ （CV：三石琴乃）: 超高校級の「剣道家」。クールで感情を表に出さず、口数も少ないが、動物の「もふもふ」には弱い。
竹刀をどこへ行くにも持ち歩いており、常に油断のない雰囲気を漂わせている。
澪田唯吹 （CV：小清水亜美）: 超高校級の「軽音楽部」。人気ガールズバンドでギターを担当していたが、今は方向性の違いによって解散しソロ活動中。
常にハイテンションとオーバーリアクションが途切れないノリだけで生きる性格であり、意識的にかどうかは不明だがクラスの雰囲気を支えている。
名前を一文字ずつバラさないように。
御手洗亮太 （CV：本郷奏多）: 超高校級の「アニメーター」。締め切りの忙しい身分であるため、部屋に引きこもってなかなか外には出てこない。
正義感に溢れた真面目な性格で、個性的なクラスメイトには翻弄されっぱなしである。
日向創 （CV：高山みなみ）: 超高校級の……ではなく、希望ヶ峰学園の予備学科生。「才能」に、そして才能が集まる希望ヶ峰学園に強い憧れを抱いている。
「才能のない自分」が強いコンプレックスになっており、入学前の高校時代も、そして希望ヶ峰学園入学後も周りに溶け込めていない。