ダース・シディアスとは、映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する重要人物のひとり。
シリーズを象徴する悪の親玉。本名はパルパティーン。
エピソード6からシリーズが完結するまで実に20年以上もの間、舞台俳優のイアン・マクダーミドが役を演じた。
種族は人間であり、男性。ダークサイドのフォースを信仰するシスの暗黒卿のひとりである。
かつてはダース・プレイガスと呼ばれるシスのマスターに師事し、シスの技や教義を学び取ったあと、寝込みを襲って彼を殺害した。新たにマスターとなったあとは、様々な人物を弟子にとっている。
最も歴史に名を残したシス卿であり、ジェダイを滅亡に追いやった張本人。
新三部作において、表では銀河元老院議長のパルパティーンとして共和国の執政に勤しみ、裏ではダース・シディアスとして暗躍。ドゥークー伯爵率いる分離主義者を共和国と敵対させた。
自らの思うがまま、両勢力のトップとして茶番劇を演出してきたシディアスは、機は熟したとして、長きに渡るクローン戦争を終結させた。議長逮捕に赴いたメイス・ウインドゥ、キット・フィストー、エージェン・コーラー、サシー・ティンを退け、ジェダイに対して暗殺の罪を被せたあと、クローン・トルーパーにオーダー66を発令。これにより、銀河中の星に散らばっていたほとんどのジェダイを一斉に粛清した。一方で、新たに弟子にとったアナキン・スカイウォーカーことダース・ベイダーをムスタファーに向かわせ、身を潜めていた分離主義勢力の残党を始末させている。 公の場で共和国の解体および帝国の設立を宣言し、自らを皇帝として、銀河の支配者となった。
のちに最大の敵であったヨーダをも死闘の果てに退け、すべての障害を排除させる。
絶対的な権力と恐怖政治で銀河を縛り続けてきたが、第二デス・スターにおいて、皇帝の電撃に苦しむ息子ルークの声によって、ダース・ベイダーの善の心がよみがえる。
結果、ジェダイに帰還した彼の行動に不意を突かれ、選ばれし者としての使命を果たされ死亡。あっけない最期を遂げた。
その本性は、極めて狡猾かつ冷酷。
目的のためならば、いかなる犠牲を払うことにも躊躇しない。実際、腹心として仕えてきた弟子のドゥークー伯爵をあっさりアナキンに始末させ(シディアスにとっては本命の弟子がアナキンであるため、もはや伯爵は邪魔な存在でしかない)、そのアナキンも、ルークを弟子に迎え入れたいがために、あっさり見限っている。
また、政治的手腕だけでなく話術にも長けており、人の心を自らの都合の良いようにうまく誘導している。前述のアナキン、ドゥークーのジェダイ両名を暗黒面に転向させ、議員時代では、ナブーの女王であったパドメ・アミダラに言葉を吹き込み、当時の議長を失脚させるように動かした。
計画性や先見の明もあり、エピソード1では早くも少年時代のアナキンに目をつけ、エピソード2までの10年の間に、彼の悩みを聞いたり助言を与えたりするなど、親密な関係を築き上げている。事前にオーダー66を用意していた点も、そのもっともな例である。
その実力は作中トップクラス。
戦闘能力が極めて高く、ライトセイバーの腕、フォースの強さ、身体能力、いずれも他の追随を許さないほど高水準なものであり、歴戦のジェダイ・マスターを何人も葬っている。
ライトセイバーに関しては、フォーム4のアタロを駆使して戦う(実際、映画本編では回転して飛びながら切り結んだり、クローン・ウォーズでも、あちこち跳ねて飛び回りながら相手を翻弄している)。
劇中では、究極のフォームであるヴァーパッドを修めたメイスと対等に斬り合った。最強のジェダイとして名高いヨーダとの戦いでは、自分よりもはるかに大きな議席を強力なフォースによっていくつも振り回し、おなじみの電撃も駆使して彼を追い詰めた。
また、CGアニメのクローン・ウォーズでは、まさかの二刀流を披露している。
二対一という形勢不利にもかかわらず、かつての弟子ダース・モールとサヴァージ・オプレスの兄弟を圧倒。作中屈指のパワーを誇るサヴァージに難なく力で対抗し、ジュヨーを操るモールにつばぜり合いで押し勝つなど、ここでも実力の高さを見せつけている。
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最終更新:2025/12/11(木) 01:00
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