デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)とは、古代ギリシャの演劇で、話の収拾が付かなくなったときに、機械仕掛け[1]を用いて(むしろ釣られて)現われ、強引に大団円に持っていってしまう役である。
転じて、絶対的な力を持つ登場人物によって、無理やりオチをつける演出方法も指すようになった。いわゆる「どんでん返し」の一つ。
近年のいくつかの作品では、デウス(神)やマキナ(マシーン)の原義に引かれたか、機械仕掛け、あるいは超然とした存在そのものに、「デウス・エクス・マキナ」の名を当てているものもあるようだ。
[1] 古代ギリシャの都市国家群は、地中海に広がったいわゆる大ギリシャの諸都市も含めて、高度に機械文明が発達していた。エネルギーとして蒸気、水力、重力、大気圧、太陽光等を活用している。主なものとして、ヘロンの噴水、聖水自販機、アルキメデスによる城壁にはりついた敵を払い落とす巨大腕ロボット式防御兵器、同じくアルキメデスによるソーラーシステムなどが知られている。
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最終更新:2025/12/11(木) 01:00
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