ドラム缶（輸送用）とは (ドラムカンとは) [単語記事]

ドラム缶(輸送用)とは、輸送用のドラム缶である。それ以上でも以下でもない。

概要

ブラウザゲーム「艦隊これくしょん～艦これ～」に登場する装備品のひとつ。駆逐艦や軽巡洋艦、航空巡洋艦などに搭載することができる輸送用のドラム缶である。

装備アイテムであるが装備してもステータス的には一切の変化がない。ドラム缶を積むために下ろした装備の分、ステータスはダウンすることになってしまうが、資源を拾えるマスで拾える資源の量が微増するという効果を持つ。また、一定数装備することが特定海域におけるルート固定や特定の遠征の成功条件になっているため、常に一定数以上は鎮守府で保持しておきたい装備品である。

出撃

2-5、5-4、5-5海域において、ドラム缶（輸送用）を装備することによりルート固定ができる。特に5-4の場合、ドラム缶を4つ載せると安定したルートに固定できる。この時主にドラム缶を載せられることになるのは装備スロット4の軽巡洋艦か航空巡洋艦になる。

この5-4はその直前の5-3とは打って変わってレべリングに適した天国のようなマップであり、この海域を解放できたならドラム缶の数を確保してぜひとも艦娘たちの育成に使いたい。

というのも1期のみの話。

2期になってから一新され、ドラム缶の搭載合計ではなく搭載人数がカウントされるようになった上、フラヲ(赤)2隻(と高確率でフラタ)が待ち構えるクソ強機動艦隊ルートか、フラリが待ち構える開幕夜戦ルートの二択になってしまったため、道中大破率が激増。(おまけに道中経験値は激減)。育成、戦果には使い物にならなくなってしまった。

今までが簡単すぎたんや…

2期の燃料稼ぎにおける超ブラック運用に関しては三重クルを参照のこと。

遠征

鼠輸送関連の遠征の成功に必須の装備となる。北方鼠輸送作戦、東京急行、東京急行（弐）は艦娘たちが一定数以上のドラム缶（輸送用）を装備していることが成功条件の一つであり、史実通りの船体に縄でつないだドラム缶を引っ張りながら輸送作戦を行う艦娘たちの姿が見られる。

これら3種の遠征効率はかなり高く、またどれも3時間以内に終了するという比較的短い遠征であり、一日PCの前に張り付けることができれば、相当量の資源を確保することができる。ただし、ボーキサイトだけはこれらの任務では手に入らないので別の調達手段を確保しておきたい。

また、一部の遠征の大成功条件にも影響している。成功にドラム缶が必須の上記任務及び北方航路海上護衛、水上機前線輸送は全艦キラ付けしても大成功しないことがあるのだが、ドラム缶を余計に装備させることで確定させることができる（キラ付けも4隻で構わない）。具体的には北方鼠輸送作戦と東京急行は1個、東京急行（弐）は2個余計に装備させればよく、北方航路海上護衛と水上機前線輸送は4個装備すればよい。なお、この装備にした場合は、キラ付けしなくても一定確率で大成功する。

入手方法

単発の任務「輸送用ドラム缶の調達」で最初に3個手に入るほか、ウィークリー任務の「資源の再利用」で毎週1個は確実に手に入れることが可能。また、装備開発でもドロップする。

出撃や遠征で使う分は確保しておいた方がよいが、あえてそれ以上の数を確保する必要はない為、開発で狙ったりする必要はない。時間さえかければ誰でも手に入れることは可能である。

必要数としては遠征では

「北方鼠輸送」で3(+1)個
「北方航路海上護衛」、「水上機前線輸送」で4個
「東京急行」で4(+1)個
「東京急行（弐）」で8(+2)個

出撃では1期の5-4で4個。2期の5-4で5隻である(ドラム缶と大発両方搭載で2隻とカウント)。

5-4のドラム缶ガン積み戦法

上記の出撃の項で述べたが、『1期の』5-4ルート固定狙いでドラム缶（輸送用）が載せられる艦娘は4積みされる場合が多い。一人の艦娘にドラム缶を集中して載せることによりほかの5隻の艦娘は万全の状態で出撃できるからである。

しかし、それは逆に言えばドラム缶を載せた艦娘のステータスを大きく削る行為でもあり、戦闘には期待できないということでもある…、のだが、なぜかドラム缶ガン積みした艦娘がMVPを獲得する活躍をすることもあるようだ。また、ドラム缶ガン積みでも夜戦カットインが出ることもあり、下の静画で挙げたようなドラム缶を振り回して深海棲艦と戦う艦娘たちの姿を見ることもできる。その姿はまさに世紀末石油王ジャギ様。

公式4コマ「吹雪、がんばります！」でもこのドラム缶ガン積み戦法のことに触れられ、そこでは夕張がドラム缶4積み役を任されていた。

2015年秋イベント以降のドラム缶（輸送用）

2015年秋に開催された「突入！海上輸送作戦」ではイベントのキーアイテムとしてドラム缶（輸送用）が大活躍した。

このイベントでは「輸送揚陸ゲージ」が初登場した。このゲージは敵深海棲艦を倒すことではなく、物資の揚陸に成功することで減少する。物資揚陸のためには駆逐艦をはじめとする特定の艦を使う必要があるが、その効率をよくするのがドラム缶（輸送用）である。ドラム缶（輸送用）を搭載することにより揚陸量を増やすことができたため、ゲージを効率的に減らすには必須の装備となった。

それ以降のイベントである2016年2月開催の「出撃！礼号作戦」、2016年5月開催の「開設！基地航空隊」、2016年8月開催の「迎撃！第二次マレー沖海戦」、2016年11月開催の「発令！「艦隊作戦第三法」」、2017年2月開催の「偵察戦力緊急展開！「光」作戦」でも同様の輸送ゲージが登場し、もはやイベントにはドラム缶（輸送用）が欠かせないものになった。

同様の効果を持つ装備としては大発動艇が存在しているが、装備できる艦がドラム缶（輸送用）と比べて限られているうえにそもそも入手自体がドラム缶（輸送用）と比べて非常に難しい。さらに、2016年3月以降には大発動艇の改修にはドラム缶（輸送用）が必須になったこともあり、これからもドラム缶（輸送用）の需要が減ることはないだろう。