ネット右翼の定義 単語


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ネットウヨクノテイギ

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ネット右翼の定義とは、永遠の謎である。

概要

蔑称としてやたら目につくようになった「ネット右翼」という言葉であるが、多様された結果、こう言われるようになった。
「ネット右翼の定義とは何か」
そこに明確な答えを出せた者は存在しない。
それもそのはずで、ネット右翼とは人物でもなく組織でもなく、私はあなたをネット右翼である思います、という「自分の感想」に過ぎないので、人によってその定義は異なるからである。
自分の感想として使用するのならば問題は無いが、「ネット右翼」を名詞として使った場合にその破綻が現れてくる。
名詞としての実態が存在しないので、使用する者の都合で自在に可変する仮想人格「ネット右翼」になるからである。

名詞としてのネット右翼 ~その矛盾

使用者「Xという政治家を支持する者はネット右翼だ。」
A「俺はXを支持し、その政策の全てを支持する。」
B「俺はXを支持するが、○○という政策については反対だ。」
C「俺はXを支持するが、○○を実行したら不支持に転向する。」

使用者「ネット右翼はXを支持してるはずなのに○○に反対している。これは矛盾だ。手のひら返しだ。」

「ネトウヨの主張は矛盾している。」「ネトウヨは手のひら返しが得意だ。」
このような言い回しを目にしたことは無いだろうか。
これは実は言葉のマジックであり、そのカラクリの正体が前述の例である。
使用者はネット右翼を「Xを支持すること」と定義しているが、Xを支持するAとBとCの考え方はそれぞれ異なるのに、
「Xを支持すること」のみで定義してしまっているため、矛盾が生じる。
匿名掲示板の性質を利用したマジックである。

意図的にやっているのでなければ、この使用者は、おかしいのは自分の考え方であることに気づかずに、
「矛盾したネット右翼を批判する自分は正しい存在である」と認識し、
自分の頭の中にしか存在しない「矛盾したネット右翼」と永遠に戦い続けてしまう。
意図的にやれば、自分と対立する思想に対して、この思想は矛盾しているのだと印象操作をすることで、自分に有利にすることができる。

我々はこういう手法に陥ることなく、冷静な議論をすることが求められる。

マナーの悪い奴がネトウヨと呼ばれてるだけだけで思想は関係ない。

これもよく聞く言い回しではないだろうか。自称中立の者がよく言う「ネット右翼の定義」である。
しかし、彼の中での定義はともかく、この定義は全く現実に即しておらず、機能していないのが現実である。
下記のとおり、マナーに関係なくネット右翼と認定している記事が複数確認されていることもその証拠である。
そもそも、思想が関係なく場を荒らす行為のみを問題視しているならば、それは「荒らし」と呼んでいるはずであり、
荒らしではなく「右翼」であると判断しているのは間違いなく自分の思想である。
思想が無ければ右翼であるとは判断できない。

ネット右翼を定義しているニコニコ大百科の記事

「ネット右翼」の記事
冒頭から「ネット右翼とは、主にネット上で右翼的・保守的な発言・活動をする者を指す。」と、
右翼的・保守的である時点で既にネトウヨと認定してしまっている。
「ネット右翼的な論調が主流を占めるサイト等」と、自ら主張の場を作り、個人サイトで意見を表明している者に対してもネトウヨ認定をしていることから、
「関係ない場所を荒らすような奴がネトウヨ」という主張を真っ向から否定するものとなっている。
(2014.2.14現在)

「日の丸クラスタ」の記事
「嫌韓・嫌朝・嫌中・反リベラル・反左翼・反マスコミ等々、いわゆるネット右翼的な発言」
と、嫌韓である時点で、反マスコミである時点で既にネトウヨである、と定義している。
やはりマナー云々は関係なし。
(2014.2.14現在)

「在日特権を許さない市民の会」の記事
「ネット上で活動する右派系ネットユーザー(いわゆる「ネット右翼」)を支持基盤としており」
「韓国・朝鮮への強い嫌悪感を軸に、強固な右派的思想を抱えるネットユーザーが多数現れるようになった。いわゆるネット右翼の台頭である。」
と、右派的であることそれ自体をネット右翼と定義している。
マナー云々はやっぱり関係なし。
(2014.2.14現在)

最期に

A「ネット右翼とはネットで保守的な言動をする者だ。」
B「自民党支持者はネトウヨだ。」
C「韓国嫌いのネトウヨは氏ね。」
D「マナーの悪い者だけがネット右翼と呼ばれているのだ。」
E「気に入らない奴をネトウヨと呼んでるだけだろ。」
F「ネトウヨの定義を聞くような奴はネトウヨだ。」

受け手「ネット右翼の定義が滅茶苦茶だ。結局ネトウヨの定義とは何なんだよ!」

現状の我々の状態がこれである。
前述の「ネット右翼の主張」の破綻の例は、そのまま「ネット右翼の定義」の破綻にも当てはまってしまう。
「広がる巨大組織ネトウヨ」とはこうして完成してしまうのだ。

願わくば実態が無いものを追い求めることの無意味さに一人でも多くの人が気づきますように。

関連項目

  • レッテル貼り
  • ネット右翼
  • ネトウヨ連呼厨

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