ハリー・ポッターと炎のゴブレット 単語


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ハリーポッタートホノオノゴブレット

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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(原題: Harry Potter and the Goblet of Fire)は、イギリスの児童文学作家、J・K・ローリングが2000年に発表したファンタジー小説及びそれを原作とした映画やゲームである。

概要

置いていない図書館は存在しない『ハリー・ポッター』シリーズの第4巻。

初恋や親友との確執、予期せず参加することとなった三大魔法学校対抗試合などが四年生となったハリーを待ち受ける。

これまでより思春期のハリー達を描き、なおかつ偏見が主題の一つで、ユーモアと暗い雰囲気の両方を醸し出す。

2001年のヒューゴー賞(長編小説)受賞作品。

『Harry Potter and the Death Eaters(ハリー・ポッターと死喰い人)』や、『Harry Potter and the Three Champions(ハリー・ポッターと3人の王者)』などのタイトル候補があったらしい。

原作が『アズカバンの囚人』のほぼ2倍の長さがあるため、映画では削られたシーンが多い。プリベット通りから始まらない初めての映画。あの有名な音割れポッターの元ネタシーンがあるのはコレ。

あらすじ

生々しい悪夢から目覚めたハリー・ポッターは、額の古傷が痛みに戸惑いながらも、ウィーズリ―家とクィディッチワールドカップ決勝を観戦するなど、今までとは比べ物にならないくらい充実した夏休みを過ごしていた。

そして、今年のホグワーツでは、多数の死者を出したことで中止されていた三大魔法学校対抗試合が100年ぶりに開催される。

誰が自分たちの代表になるかワクワクしていたハリーだったが、いつもは組み分け帽子を載せる丸椅子の上に置かれた、各校から最も優れた17歳以上の選手を選出する炎のゴブレットは、溢れる火花と共に、知らぬ間にエントリーされていた選ばれるはずのない人物が書かれた羊皮紙を吐き出すのであった。

主な登場人物

ハリー・ポッター 演:ダニエル・ラドクリフ
主人公。痩せた14歳の少年。くしゃくしゃの黒髪と緑色に輝く目が特徴。自分の知らないうちに事件を呼び寄せてしまう性質。ホグワーツ入学以来最低の日々を過ごす。

ハーマイオニー・グレンジャー 演:エマ・ワトソン
ハリーの親友の女学生。学校を代表する秀才の一人。しもべ妖精の労働条件の厳しさを知り、彼らの権利を主張するべく、S・P・E・Wという権利団体を設立し活動に励む。ハリーが孤独に苛まれる中、彼に寄り添い、とばっちりを受けようが決して見捨てない。

ロン・ウィーズリー 演:ルパート・グリント
ハリーのもう一人の親友。そばかすだらけで鼻の高い顔立ち。今作においては、ハリーが自分に黙って炎のゴブレットに名前を入れたと思い込み一時彼と仲違いするなど、嫉妬深く粘着質な面が強調される。

アラスター・ムーディ 演: ブレンダン・グリーソン 通称"マッド-アイ"・ムーディ。黒い旅行マントを羽織って長いステッキによりかかり、たてがみのような長い暗灰色まだらの髪に、隙間なく傷跡に覆われた顔、片足は鉤爪付きの義足、片方の眼に何でも透視可能な360度可動する魔法な目を嵌めこんだ、不気味で恐ろしげな風貌の新しい闇の魔術に対する防衛術の先生。かつてはアズカバンの独房の半分を埋めたと云われる凄腕の闇祓いだった。歳を取ってひどい被害妄想に取り憑かれるようになったらしい。カボチャジュースは好みで無いようでいつも携帯用酒瓶を持ち歩いている。少々授業内容が過激だが大多数の生徒からはクールと人気。 

セドリック・ディゴリー 演:ロバート・パティンソン 
ホグワーツの代表に選ばれたハンサムな青年。ハッフルパフのキャプテンでシーカー。演者は恐らく『ハリー・ポッター』シリーズ一の出世頭。

ビクトール・クラム 演:スタニスラフ・アイエネフスキー ダームストラング校の生徒にしてクィディッチブルガリア代表の18歳。世界最高のシーカーの一人。色黒で痩せ、大きく曲がった鼻に無愛想な顔したゲジゲジ眉毛。猫背でO脚と、地上ではどこか見栄えしない。ハリー曰く「育ち過ぎた猛禽類のよう」。柄にもなく図書室に籠る。

フラー・デラクール 演:クレマンス・ポエジー
長いシルバーブロンドの髪を靡かせる、ロンが一目ぼれしたヴィーラのような美少女。ボーバトンの代表。ダンスパーティーに誘ったロンを歯牙にもかけず、ハリーを露骨に子ども扱いするなど高慢。ガブリエールという名の妹がいる。

バーテミウス・クラウチ・シニア 演:ロジャー・ロイド・パック
見た目も態度も厳格な初老の国際魔法協力部部長。二百か国語を話せる。クィディッチワールドカップ決勝以来体調を崩す。

ルドビッチ・“ルード”・バグマン
人好きする容貌のお茶目な魔法ゲーム・スポーツ部部長。昔は凄腕のビーターとして鳴らしたらしい。ギャンブルとハリーのことが大好き。原作では結構な存在感を放っているが映画には登場しない。

ネビル・ロングボトム 演:マシュー・ルイス
記憶力が絶望的に悪いホグワーツの劣等生。珍しく先生の質問に対し手を挙げたり、ハーマイオニーをダンスパーティーに誘ったりする。[1]

チョウ・チャン 演:ケイティ・リューング
ハリーお気に入りのレイブンクロー生。レイブンクローのシーカーでもある。その他大勢と違い「セドリック・ディゴリーを応援しよう」バッジ[2]を付けていなかったため、ハリーをちょっぴり元気にさせた。

ドラコ・マルフォイ 演:トム・フェルトン
プラチナ・ブロンドの髪を生やした屑。ロンの両親を馬鹿にしてる最中にハリーに母親を侮辱されてキレ、背中を見せたハリーに魔法で襲い掛かるも、臆病で下劣な行為に激高したムーディに白いイタチにされる。

シリウス・ブラック 演:ゲイリー・オールドマン
無実の罪で投獄されたアズカバンから脱獄し、逃亡生活を続ける、指名手配中のハリーの名付け親。

アルバス・ダンブルドア 演:リチャード・ハリス
長い銀色のひげを蓄え、半月メガネをかけたホグワーツの校長。

ルビウス・ハグリッド 演:ロビー・コルトレーン
ホグワーツの森番兼魔法生物飼育学の先生。料理は苦手。大きくて危険な生物が大好き。マクシームに好意を抱き、似合わないオシャレを決め込む。森番としてはこれ以上の適任者はいないが、先生としての手腕は未だ未知数。

イゴール・カルカロフ 演:ペジャ・ビヤラク
ダームストラング専門学校の校長。元死喰い人だが、司法取引で他の死喰い人を大勢売ったため釈放された。クラムをえこひいきする。ムーディに逮捕されアズカバンにぶち込まれた過去もあって彼のことが恐ろしいらしい。

オリンペ・マクシーム 演:フランシス・デ・ラ・トゥーア
ボーバトン魔法アカデミーの校長。ハグリッドと同じ半巨人だが、そのことを頑なに認めようとはしない。

バーテミウス・クラウチ・ジュニア 演:デイヴィッド・テナント
かつて実の父親にアズカバン送りにされた死喰い人。故人。

リータ・スキーター 演:ミランダ・リチャードソン
誰彼構わずこき下ろすゴシップ記者。43歳。

ドビー
かつてハリーのおかげで自由を手に入れたしもべ妖精。給与と休暇を貰いながらホグワーツで働きだす。ネビルに役割を取られたこともあって映画には登場しない。

ヘドウィグ
今まで一度も手紙を届けそこなったことはないハリーのペットのフクロウ。

セブルス・スネイプ 演:アラン・リックマン
昨年のこととムーディに闇の魔術に対する防衛術の授業を取られたこともあり、一段と報復意欲に磨きがかかっているらしい。カルカロフとは旧知の仲。ハーマイオニーへの所業は許されない。

アーサー・ウィーズリー 演:マーク・ウィリアムズ 
魔法省のマグル製品不正使用取締局に務めるロンの父親。マグルに関するものは何でも大好き。

エイモス・ディゴリー 演:ジェフ・ラウル 
魔法生物規制管理部に務めるセドリックの父親。息子のことを溺愛するあまり周りが見えなくなることがある。

パーシー・ウィーズリ―
国際魔法協力部に務めるロンの兄。無事希望していた魔法省に就職出来たが、そのこともあって尊大さに磨きがかかっている。最近はクラウチにご執心で口を開けばクラウチのことばかり。しかし、彼からはフルネームを覚えてもらえていない。映画には登場しない。

ダドリー
風呂り過ぎが原因で食事制限を強いられているハリーの従弟。映画には登場しない。

ピーター・ペティグリュー 演:ティモシー・スポール
前作でハリーに助けられたヴォルデモートの家来。

ヴォルデモート卿 演:レイフ・ファインズ 
かつてハリーの両親を殺害した闇の魔法使い。幼いハリーをも手にかけようとしたが、なぜか呪いがヴォルデモート自身に撥ね返り、かろうじて命を取り留めるだけの存在になった。

フランク・ブライス 演:エリック・サイクス 
かつて雇い主を殺害したという冤罪を着せられた哀れな庭番。戦争で片足を負傷している。雇い主が変わった後も庭仕事を続けていたが……

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関連項目

  • 映画の一覧
  • 小説作品一覧
  • トム・リドルの墓
  • おじぎをするのだ
  • 音割れポッター

脚注

  1. *ハーマイオニーには先客がいたためロンの妹のジニーと参加することとなった。
  2. *押すと「汚いぞ、ポッター」に文字が切り替わる。
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