ファイナルファンタジーVIIIとはスクウェア(現スクウェア・エニックス)が1999年2月11日に発売したRPGゲームである。
略称はFF8。
前作FF7の大成功を受け、大いに期待された中発売され、国内販売本数369万本というFF史上最大の販売数を記録した。また、今作から主題歌の挿入が開始され、主題歌「Eyes On Me」は50万枚を超えるセールスを記録した。
しかし、大きく変化したシステム・独特な世界観は賛否両論あり、 好き嫌いの差はシリーズ最大と言われている。
ファイナルファンタジーVIII(以下FF8)では、特殊なシステムが多く用意されている。
……のだが、取っ付きにくい上に少々説明不足で、苦労したプレイヤーも多かったと思われる。
従来のRPGにおける装備にあたるシステムである。
魔法をステータスに直接装備することで、能力の底上げを行うことができる。
ただし、上昇値は装備した魔法の残量に比例するため、その魔法を使うと低下してしまう。
例)最大HPに装備したケアルを使用すると、最大HPが減ってしまう。
大多数のRPGの魔法は習得して、MPを消費して使うようになっているのだが、
FF8では魔法を盗む、または採取して、アイテムの要領で使うようになっている。
よって、今作にMPの概念は存在しない。
流れは大体こんな感じ。
前述したジャンクションシステムの基本になるだけでなく、G.F.(後述)もこの方法で入手することがある。
なお、フィールドにも所々にドローポイントなるものが存在しており、魔法を採取できる。
簡単に言ってしまえば召喚獣であり、イフリートやシヴァなど、お馴染みの面々もG.F.として登場する。
しかし、今作ではただ召喚魔法として使うだけの存在ではなく、ジャンクションシステムに深く関係している。
G.F.の特徴として述べると以下のようになる。
今作では敵を倒してもお金は1ギルも手に入らない。
その代りに、一定時間(歩数)ごとに給料が手元に振り込まれる。
つまり、お金が欲しくなったら適当にウロウロしていればいいのである。街中でもいい。
その金額を決めるのがSeeDランクというものである。
SeeDランクというのは、いわゆる階級であり、評価でもある。もちろん高い方が給料はいい。
SeeDらしい振る舞いを心掛ければ上がり、らしくない行動をとれば格下げされてしまう。
条件としては以下のパターンがある。
4つ数字が書かれたカードを交互に3×3のマスに設置していく陣取りゲームである。
基本ルールとしては、ぶつかり合った数の大きい方が勝ちになりひっくり返す(自分の陣地)ことができる。
また、地域ごとに様々な特殊ルールもあり、流行ったり廃れたりもする。
本編にはほとんど影響しないが、上手く活用すれば貴重なアイテムを量産することもできる。
他にも、従来の作品とは一線を画す点がいくつか存在するため、ここに纏めさせていただく。
ポケットステーション対応のミニゲームで、本編であるアイテムを入手するとプレイできる。
このゲームで入手したアイテムは本編へ持ち込むことができ、一部G.F.の能力にも影響を及ぼす。
入手できるアイテムの質は、ポケットステーションごとに決まっている。ポケステのコントローラー部分のカバーを開いた内側に固有IDが記述されており、その下3桁で7段階にランク分けされる。
最高ランクになる確率は1/1000で、そのポケステにはプレミアが付いたとか(ソースなし)。さらに、9割弱の確率で最低ランクになるという、非常に理不尽なものである。
といっても、最高ランクのポケステでは本編では1個しか手に入らないような超レアアイテムが、ポーションと同じように入手できてしまうため、それくらいの貴重性を持たせるのは当然といえば当然か。
一応、このポケステ所有者との通信対戦で勝利し、IDを上書きすればこの最高ランクになれるのだが……
現実問題として、見つけること自体がほぼ不可能なのは言うまでもない。
さらに、IDが分かったとしても1000個に1個なため、そのIDを持っている人を探すのも不可能に近い。
ちなみに、最高ランクのIDは『211』である。これは、FF8の発売日が2月11日であることに由来する。
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