フグ田マスオとは、サザエさんの登場人物の一人。声優は近石真介(~1978年9月)、増岡弘(1978年10月~)。
TV番組「サザエさん」の主役サザエさんの旦那さんである。
大阪府出身。だが関西弁は一切喋らない。早稲田大学卒業。物腰が柔らかく、滅多なことでは怒らない優しい性格である(「心配性」「気弱」「八方美人」「ヘタレ」などとも言える)。たまに婿養子の代名詞として言われることもあるが、同居しているだけで婿養子ではない(「フグ田」はマスオの苗字)。
フグ田家が磯野家と一緒に住む事になったのは、
マスオがサザエと借家時代、家に訪れたカツオ達に焼き芋を作ろうとしたが、燃やす木の枝や薪が足りず、
家主に無断で借家の敷地内の壁を薪にしようとしてノコギリで切っているところを家主に見つかった上、
その後、サザエが手が付けられないほど大暴れした勢いで家主を殴ってしまい追い出されたからであり、
マスオもサザエも自業自得だと言える。
肝心の家主さんは優しい人なのだが、「『追い出す』ですって・・・」とサザエが泣きながら波平に相談し、大家の元へ訪れるが被害に遭っているのは家主さんだったと事情を知った波平は二人を家に住まわせることとなった。
マスオさん名言集には「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛!」等がある。
また、図らずも悲鳴や驚いた声がマスオさんの声に近い人も居たり居なかったりする。
婿養子でもないのに、妻の実家で生活を営む男性をマスオさんと表現することがある。語源は当然にフグ田マスオから。戦前までの家庭環境では一般的ではなかったが、住宅事情の変遷(本作でのマスオも戦後の住宅事情が大きい)や価値観の変化により80年代以降は珍しい家族形態ではなくなっている。特に、バブル経済による地価高騰以降は急増したと言われ、マスオさん現象と言う言葉も生まれた。
一般に不動産は妻側の親が握り、死後も妻が相続することになるため女性優位の家庭となり、DVや虐待などの家庭内暴力が起きにくいとされる。
いしいひさいちの漫画「ののちゃん」(となりのやまだ君)でも、山田のぼるがマスオさんである。ただし、家屋自体はのぼるが建てたものであり、土地についてもたびたび義母の山野しげに「そろそろ…(譲ってくれ)」と切り出すことがある。
また、高木ブーは娘を愛するあまり、結婚の条件として娘の結婚相手にマスオさんとなることを挙げており、実際に娘夫婦と同居している。
→この回のサザエさんはぶっ飛んでいた!全自動タマゴ割機(zoome)
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最終更新:2025/12/24(水) 16:00
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