ミレーヌ・ジーナスとは (ミレーヌジーナスとは) [単語記事]

ミレーヌ・ジーナスとは、マクロス７の歌うヒロインである。
声優は桜井智（現：櫻井智）、歌唱担当はチエ・カジウラ。

概要

ロックバンド「FIRE BOMBER」にてベースおよび女性ボーカルを担当する。年齢は１４歳（作中に誕生日を迎え１５歳）。超時空要塞マクロスの天才夫婦マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスを両親に持ち、主人公のバサラ同様歌いながらバルキリーの操縦をこなすほど腕が良い。中盤にて結成された民間協力隊「サウンド・フォース」の一員となって、VF-11MAXL改に乗りバサラとともに戦場に歌を響かせる。

性格は勝ち気で天真爛漫。そして健康美。我が強い面もあるが、ミレーヌ以上に自由奔放なバサラや強引なミリアが周囲にいるため、常識人的な立場をとらざるをえないこともしばしば。

なおフルネームは『ミレーヌ・フレア・ジーナス』であるが、作中ではもっぱら『ミレーヌ・ジーナス』もしくは『ミレーヌ・F・ジーナス』と呼称される。毎回私服や髪型が変わるという凝った特徴がある。

三角関係

マクロスのテーマである三角関係を成す一人であり、かつミレーヌがその中心となる。

お相手の一人はガムリンキックガムリン木崎。統合軍の中尉（作中で大尉に昇進）であり、VF-17Dを駆るダイヤモンドフォースのパイロット。
ミレーヌの母であるミリアはガムリンの士官学校時代の教官でもあり、優秀な軍人であるガムリンとミレーヌのお見合いをセッティングする。お見合い自体はガムリンのケガでお流れになるも、市民を守るため勇敢に戦ったガムリンにミレーヌは心惹かれ、入院中のガムリンを見舞う。ガムリンも猫をかぶったミレーヌに一目惚れ、デートを重ねつつ親交を深める。後にFIRE BOMBERとして歌うミレーヌを目にするも、想いは変わらずむしろより強まった。
物語終盤、成功率0.0001%の作戦「オペレーション・スターゲイザー」の前夜であるミレーヌの誕生日、ガムリンはダイヤの指輪をミレーヌに送り、プロポーズをする。

もう一人のお相手は主人公かつFIRE BOMBERギターおよびボーカル担当の熱気バサラ…のはずだが、バサラは歌一筋で恋愛など全く頭になく、ミレーヌのことはほぼ子ども扱いである。
戦場で空気を読まず自分勝手に歌う非常識なバサラに対し、当初ミレーヌは苛立ちを露わにしていた。しかし、どんな状況でも歌う姿勢を貫くバサラを見るうちに、少しずつ想いを寄せ始める。ただ、その想いはミレーヌ自身も気づいておらず、最終決戦でバサラが命を落としかけたときにようやくバサラへの好意を自覚した。もっとも、その後もバサラの自分勝手な面には腹を立てており、相も変わらず口喧嘩が絶えない。
一方のバサラはミレーヌを子ども扱いしていて、ミレーヌの不平不満を「子ども」や「ガキ」と言って一蹴することが多いが、時に冷静さを欠いた口喧嘩に発展することも。音楽面ではバサラもミレーヌに信頼を置いており、自分の歌に合わせられるパートナーとして認めている。現にミレーヌとのデュエットでは歌エネルギーがバサラソロ時よりはるかに激増し、ミレーヌの歌でバサラが助けられる場面もあった。

マクロス７が終了して久しく、およそ15年後を描いたマクロスFが公開された現在も、三角関係の決着は不明である。

家族

父にマクロス７艦隊司令マクシミリアン・ジーナスを、母にシティ７市長ミリア・ファリーナ・ジーナスを持つ。勝ち気な性格はミリア譲り、容姿は本人曰く両方に似ている（らしいが、若いころのマックスに似ていると筆者は思う）。

いつも一緒にいるグババ（茶色い毛玉）は、5歳の誕生日にマックスからプレゼントされた。ペットというよりもミレーヌの分身のようなもので、グババの表情はミレーヌの本心を表している。

ミレーヌはマックスとミリアの7番目の娘であり、7人姉妹（養女も含めると8人姉妹）の末っ子である（2046年2月時点）。以下、見目麗しき姉たち。
長女：コミリア・マリア　　次女：ミラクル　　三女＆四女：ミューズ＆テレーズ（双子）
五女：エミリア　　六女：ミランダ　　養女：モアラミア
マックス頑張りすぎだろ